ピーター・カッタネオ監督『ポビーとディンガン』

「フル・モンティ」、「ラッキー・ブレイク」と2本だけ見ているピーター・カッタネオ監督の2005年の作品。オーストラリアでオパールの原石の採掘をしている一家の物語である。
昔ながらの採掘場で一山当てたらお金になると頑張っている父親と、スーパーで働いている母親と息子アシュモルと娘ケリーアンの仲のよい家族だ。ケリーアンには架空の友だちポビーとディンガンがいて、いつもいっしょである。学校に行っても友だちはいなくて架空の友だちといっしょにいる。ご飯を食べにお店に入ってもお皿を2枚余分にもらって並べる。

ケリーアンを架空の友だちから離すために、父がポビーとディンガンを車に乗せて採掘場に出かける。ちゃんとシートベルトをしめてやって見送るケリーアン。
父はいろいろ忙して帰りにはすっかり忘れて連れて帰らなかったので、ケリーアンは絶望する。あまりの悲しみように父親は採掘場にポビーとディンガンを捜しに行くのだが、他人の穴を踏んでしまい盗掘と騒がれる。
ケリーアンは入院することになり、その前にアシュモルに夜中にポビーとディンガンを探しに行ってもらう。アシュモルは採掘場でオパールを見つける。ディンガンのおへそについていたオパール。

子どもふたりが可愛くてけなげで、他愛ない映画だけど熱心に見てしまった。可愛い妹と頼れるお兄ちゃん、あたしにも夢見がちな子ども時代があったっけ(微笑)。