アレハンドロ・アメナーバル監督『オープン・ユア・アイズ』

去年の8月に見たトム・クルーズ主演の「バニラ・スカイ」のオリジナル版、スペイン映画の「オープン・ユア・アイズ」(1997)。「バニラ・スカイ」も良かったけど「オープン・ユア・アイズ」のほうがずっと良かった。主演のエドゥアルド・ノリエガの美しさがなんといっても効いている。いまもトム・クルーズ大好きやねんけど、主演の美青年はやっぱり若いほうが良い。

セサール(エドゥアルド・ノリエガ)は美青年で独身で金持ちで、一度つきあった女とは二度目はないと決めている。自分の誕生日パーティで友人ペラーヨといっしょに来たソフイア(ペネロペ・クルス)に一目惚れして部屋に連れ込む。それを見ていた前の彼女のヌリアは嫉妬して、自分の車に乗るように仕向け、暴走する。大破した車で生き残ったセサールは美しい顔がめちゃめちゃになる。
いまの技術ではここまでしかできないと言われ、むごたらしい手術跡のある顔になり、その上にマスクをかぶることを薦められる。
バーで傷跡のある顔を見たバーテンが驚くがすぐに酒をおごると言って注ぐとあとはどんどん飲んで泥酔して道路で寝込む。翌朝路上で寝ている耳元にソフィアが「オープン・ユア・アイズ」と囁いて手を握った。ソフィアとベッドで抱き合って眠りにつき、目が覚めたとき横に寝ていたのはヌリアだった。