さっき晩ご飯の食器を洗おうと流し台の前に立ったら、古いスープ皿がぽかんと割れていた。勤続疲労ですね。70年ごろに5枚買ったもので、わりと早めに3枚割って、2枚になってからは永久にあるんとちゃうかと思うほど使っていた。あーあ、あと1枚になってしもた。
大阪駅内にあった専門店街の瀬戸物屋で買って、きれいに包んでくれたのを大事そうに持って歩いていたら男友だちに偶然出会った。
「ケーキ、買うたん?」「ちゃうちゃう、お皿、カワイイのがあってん」という会話を交わしたのを彼の顔まで覚えている。その後、彼がうちに来たときにその皿でカレーを食べさせてあげたっけ。その彼、いまどうしているかしら。
うちにずっとある食器でこの皿より古い物はあるかなと考えたら、小鉢がいくつかやっぱりその店で買っていた。
その後は、食器を買いに行ったことはなくて、たまたま見かけて気に入ったから買ったものばかり。揃ったのはなくて2個を基本に買って、1個割っていまは1個というのが多い。スープ皿5枚なんて豪勢な買い物をしたもんだが、まだそのころは食器は揃っているものという考えがあったのかな。でも、その他には揃ったものなんて買ってないし。
代わりを急いで買ったりしないであるもので間に合わそう。そのうち、これって物が目に入ったら買おう。