親知らずを抜いた日

1985年6月20日の出来事を16日に書いた。読んだ相方が、そのとき救急車に乗るまでの担架で太陽がぎんぎんに燃えているのを見ていたと思い出話。白昼堂々だから近所の会社の人とかいっぱい見に来てた。
ほんまに昨日のように思えるけど29年前のことだ。
大量の輸血をしたけどC型肝炎にならなくてラッキーだった。
猫の写真を枕元に、そのころ凝っていたセントポーリアの鉢植えをたくさん置いたり、健康体操を見舞いにきた友だちに教えてもらったり、入院生活を楽しんだ。

わたしはこのときと思って前から行くつもりだった歯医者に行って、1本残っていた親知らずを診てもらった。御堂筋沿いのビルにある立派な歯科医院に行ってみたら先生も立派な感じ。午前中に抜いてもらって仕事場に帰り、1階にある食堂に定食を出前してもらって食べた。それから相方の病院へ行ったら、麻酔がまわってきたのかふらふらする。今日は帰って寝るわとそうそうに引き上げた。
翌日、先生に晩ご飯が食べられましたかと尋ねられ、えっ、昼ご飯も食べましたと言ったら豪傑やなと呆れられた。先に言うてくれなわからんやん。

まあ、そんなことがあった年で、秋には阪神タイガースが優勝した。わたしらは梅田へ出て御堂筋を行進して道頓堀で大騒ぎしたっけ。