ダグラス・マクグラス監督・脚本『Emma エマ』

ジェーン・オースティンの「エマ」を読んだのはずっと昔だが、おせっかいなエマをあほらしく思いながら楽しく読んだ。「高慢と偏見」は10回以上は読んでいるが「エマ」は一度読んだだけで納得していた。
映画の「エマ」(1996)はわたし好みのリージェンシーロマンスで、相方が来週は忙しいから今夜は楽しいのを見て和もうと譲ってくれて(笑)、見ることができた。
大丸で買ってきたケーキとコーヒーを用意してさあはじまり。

エマ(グウィネス・パルトロー )は母の死後、姉が結婚してロンドンに行ったので、父とイギリス南部のハイベリーで暮らしている。その家によく訪れるのが姉の夫の兄のナイトリー(ジェレミー・ノーザム)で、兄さんらしくエマを叱ったり可愛がったり。
エマの家庭教師アナ(グレタ・スカッキ)がウェストン氏と結婚して出て行くが、その結婚をとりもったのがエマだった。アナはエマの唯一の相談相手だったがいまもエマはよく訪ねている。ウェストン氏の前妻の子フランク(ユアン・マクレガー)は美形の青年でアナはエマに紹介したいと思っている。
エマは友人のハリエットと牧師のエルトンを結婚させようと目論むが失敗。次はフランクと思うがフランクは別の女性と結婚する。

グウィネス・パルトローの魅力全開の映画でファンとして見ておくべき映画。
「セブン」が1995年で映画もよかったがグウィネスがよかった。「エマ」はその翌年で初主演なんだって。あの暗い刑事の奥さん役から明るいリージェンシーロマンスの役がきて楽しかっただろうな。細い首筋の美しいこと!
彼女の映画はわりと見ているほうだと思う。「抱擁」がいちばん好きだが、そのうちリストをつくってどれくらい見ているか調べよう。

グレタ・スカッキが元家庭教師の役だった。昔大好きだった女優でいっときはサラ・パレツキーのヴィクシリーズの主役に彼女が合うと書いたこともあった。ざっと出演作を見たが映画名が特定できない。そのうちゆっくり自分が書いたものを探そう。