大晦日

例によって我が家はなにもしない年の暮れで大晦日である。去年と同じく朝から姉のところに手伝いに行った。姉は昔気質の一人暮らしである。姉が大晦日に一人でばたばたするのは辛かろうと思って手伝いに行くのだが、そうわたしが思っていると姉が思ったらいけないので、お店から届いたおせち料理を半分もらいに行くという名目である。まあそういうことはわかっているけどお互いに言わないわけで。

3時過ぎに当分雨が降りそうもないから植木に水をやっておくと姉が動きかけたので、わたしがやるがなとホースを引っ張って植木鉢や水仙を植えたところに水をやった。ところがですね、すんだーと片付けてから10分ほどで雨が降り出した。びっくりがっかり(笑)。

早めに4時頃には帰ろうと思っていたが、そのころはけっこうな雨になった。それじゃあとお茶を淹れて、甘いものを一口だけ食べて待っていたらやがてやんだ。

疲れているので早寝する

昨日の夜は遅くまでこのブログの設定をやって疲れてしまった。今日は書くテーマがあるのだが考えるのをやめて早寝する。

お正月前だけど我が家はなにもなし。いつもどおりに過ごす。お店とか休みがあるからちょっと気にするけどあとは普通。
大晦日は朝から姉の手伝いに行って夕方まで過ごしてくる。帰ってお風呂に入り晩ご飯を食べる。夜中に約一名はおでかけするから、のんびりと好きな本を読みつつSNSに興じる予定。
その前に明日は整体に行ってくる。決まっているのはそれだけかな。
そうそう、お正月3日は姉の家に姪一家と大集合がある。

幸福を感じて生きていく

今日こそは書くことがなくて晩ご飯を食べているときからブログネタなんかないかなと考えていた。出かけたのは近所のスーパーへ石けん洗剤を買いに行っただけだし、ご飯は昼も夜も相方がつくった。洗濯はたくさんしたけど。

昨日に続いてA・S・バイアット「抱擁」を読んでいる。なんか最近は幸せを感じるのは読書しているときだけみたい。いや、そうじゃなくて、読書して楽しんでいるのが幸福だと思うことの幸福(笑)。

そしていつもの手、古い日記を紐どいてなにかネタは落っこちてないかと探すと、おととしの5月に「モジーズcafe in Osaka」に参加した話があった。モジモジさんこと下地准教授を囲んでのお茶の会の3回目である。
モジモジさんは話の最後に「幸福を感じて生きていこう。幸福は快楽とは違う。暴力をふるって快楽を得ても幸福ではない。」とおっしゃった。モジモジさんのその時の表情を思い出して幸福な気分に再びひたった。
わたしはそのあと続けてこう書いている。「わたしには今日はとても幸福な土曜日だった。」今日もね。

しっとりとバレンタインデー

バレンタインデーというとちょっと斜めに構えて、聖バレンタインデーの虐殺を思い出していたのだが、最近はさっぱりアル・カポネの名前が記憶から抜けている。カポネの話をはじめたら止まらなかった父親の影響から抜けたのかしらね。
チョコをもらう日というほうが優先してる。あげるのではなくもうらうっていうのが身勝手だけど(笑)。
いま、いただいたチョコを食べながらマイルス・デイヴィスの「マイ・ファニー・バレンタイン」を聞いている。しあわせだなあと思うひととき。ほんまに今年もこうやって静かに暖かく冬を過ごせて、ほんまにしあわせとしかいいようがない。生きてるし。

先日、1月28日に音楽評論家の中山康樹さんが62歳で悪性リンパ腫で亡くなられた。一度だけ難波のジャズスポット845でトークを聞いたことがある。黒の長袖Tシャツがとても似合ったシャープなひとだった。うちには「マイルスを聴け」ほかたくさん中山さんの本がある。相方のものでわたしは1冊しか読んでないが。

今日はシーナ&ロケッツのシーナさんが61歳で亡くなられた。わたしは1978年くらいに御堂会館でライブを見た。エルビス・コステロの前座だったけど、デビューしたときだったのね。わたしにはパンク初体験だった。それから37年!!

お二人のご冥福を祈ります。

新しい洗濯機と冷蔵庫

先週の金曜日に運ばれてきた新しい洗濯機の使い勝手がよくて気分がよい。前のは10年近く使っていたから10年分の進歩があるのがわかる。普通の縦型の5キロ用でどうってことのない普及型なんだけど、気持ちよく使えてありがたい。
前のは選択するものがたくさんあったが、結局は決まったボタンしか押さなかった。今回は単純明快で、わたしの単純頭にぴったり。
冷蔵庫も新しくなって新年そうそうもの入りだったけど、どっちもこれから10年近く使うのだからいいとせねば。いろんな物がうまく入るように気配りした設計だと思うが、うちはほとんど野菜でいっぱいで愛想がない(笑)。

冷蔵庫のドアを開けると野菜とピクルスや酢漬けの瓶がいっぱい入っていて幸せ。ベランダに洗濯物がいっぱいぶら下がっているのを見るのも幸せ。

猫のシマちゃんが死んだ

昨夜姉に定期便の電話をしたら、いまにも泣き出しそうな声で「シマが死んでしもた」と言った。昨日の午後、姪の親子が来ていてしゃべっている間に隣室の座敷机の下で冷たくなっていたって。いつもの獣医さんに来てもらって処置していただいた。花を買いに行く時間がなく先日わたしが持って行ったトルコキキョウの白い花をつけてやったそうだ。

2年ほど前に庭にやってきた野良猫がこの家を終の住処に決めた。グレーと白の縞なのでシマちゃんといつの間にか名前がついた。姉の猫はもう1匹アカトラのチャーがいるが、いとも鷹揚にシマを受け入れて2匹は仲が良かった。
2匹とも野良猫出身だから年齢がわからない。2匹ともいいトシだと獣医さんが言っているけど、顔が可愛いので老猫とは思えない。でも最近は体調が悪くて医者にかかることが多くなった。
うちの猫の花子は去勢手術以外は医師の厄介にならなかったので、姉の猫を見ると過保護だなあと思う。でも、うちはマンション猫だから怪我をすることもなかった。元野良猫はデートや会議に行ったり喧嘩したり大忙しである。夜になると2匹ともどことも知れず出て行って深夜に帰宅する。姉はその顔を見ないと眠れない。

そんな暮らしが続いてきたが、ここでちょっと変わるかな。まあ先輩の1匹はいるのだからそんなに変わらないか。この1カ月くらいは口内炎やら食べ過ぎやらで部屋を汚されるわ、臭いわで大変だったのはなくなった。

昨夜の姉の頼りなげな電話で心配になって今日ばたばたと姉のところへ行ってきた。白とピンクのトルコキキョウをたくさん買って行って、死んでいた場所の机の上に生けてやった。シマちゃんも天国で見てるでしょう。

あ、割れてる

さっき晩ご飯の食器を洗おうと流し台の前に立ったら、古いスープ皿がぽかんと割れていた。勤続疲労ですね。70年ごろに5枚買ったもので、わりと早めに3枚割って、2枚になってからは永久にあるんとちゃうかと思うほど使っていた。あーあ、あと1枚になってしもた。
大阪駅内にあった専門店街の瀬戸物屋で買って、きれいに包んでくれたのを大事そうに持って歩いていたら男友だちに偶然出会った。
「ケーキ、買うたん?」「ちゃうちゃう、お皿、カワイイのがあってん」という会話を交わしたのを彼の顔まで覚えている。その後、彼がうちに来たときにその皿でカレーを食べさせてあげたっけ。その彼、いまどうしているかしら。

うちにずっとある食器でこの皿より古い物はあるかなと考えたら、小鉢がいくつかやっぱりその店で買っていた。
その後は、食器を買いに行ったことはなくて、たまたま見かけて気に入ったから買ったものばかり。揃ったのはなくて2個を基本に買って、1個割っていまは1個というのが多い。スープ皿5枚なんて豪勢な買い物をしたもんだが、まだそのころは食器は揃っているものという考えがあったのかな。でも、その他には揃ったものなんて買ってないし。

代わりを急いで買ったりしないであるもので間に合わそう。そのうち、これって物が目に入ったら買おう。

明るい雨

出かけるときはまだ降ってなかった雨が阪急百貨店にいるときに降り出した。なぜわかったかというと、お弁当売り場の店員さんがにこっとして「雨になりましたよ」と言ったから。続けて「この曲がかかると雨なんです」と説明してくれた。なぁるほど。
雨の中をタクシーで姉の家へ。傘を忘れないようにと運転手さんが言って、降ってたら忘れませんなあだって。

お茶の間に座って縁側の向こうの雨景色を見るのは心地よい。やがて雨があがって陽が照り出すのを見るのも心地よい。なんか小津安二郎の映画の中の人間の気分になる。
お弁当を食べて、おやつを食べて、姉のお風呂番(いつかのように風呂から上がれなくなったら大変)をして、わたしもお風呂に入った。昼間の風呂は心地よい。それから肩揉みを1時間。その間ずっと話の相づちをうち、こっちもぎょうさんしゃべり、テレビで「軍師 黒田官兵衛」の再放送を見た。続いて阪神とオリックスの試合を見ていたら、阪神劣勢。わたしが見ているときくらいは勝ってほしいなあ。

晩ご飯は二人ともお疲れにつき、わたしが帰りにお寿司を買って帰った。デザートはシナモンロール。今日のご飯は昼夜ともに炭水化物が多すぎ。明日は修正せねば。

まあまあ元気できょうだいの世話もできて

姉のところに行くのは姪の順番だが、連休を夫の単身赴任先に行っているので、今日は代理出動。3週連続になったけど姉が足が痛いと言いながらも元気なのでよかった。
自分の冬寝具の始末もまだなのにと言いながら姉の冬ふとん整理を手伝った。押し入れが広くてたくさん入るのでラクである。うちと比べものにならんわと言いつつどっこいしょとやった。
なにかあったら来てこのふとんで寝てやという来客用寝具も確認した。いまのところはわたしがいちばん時間が自由になるから。

お弁当を食べて、近所の買い物につきあい、庭の草木に水をやった。
去年までは庭に雑草が生えているのがガマンできなかったのに、今年は雑草愛好家になっていてびっくりである。花が咲いたタンポポやタビラコ、ホトケノザ、それにドクダミも。それだけでなく名も知らぬ草も緑があるのがいいだと(笑)。

姉がお風呂に入ったあとにわたしも入って、その後あんまをしたらすぐに5時近くなったので帰ってきた。
帰りに梅田で降りて大丸でパン屋のイリエを見つけたのでシナモンロールを買った。そのあとは疲れが出て買い物は明日以降にする。ちょっと行きたかったグランフロントの紀伊国屋は遠いから今度にしよう。イアン・ランキンの「監視対象」(新潮文庫)が出るのを姉が購読している「波」で知ったので買いたかったのだが。
ということで、さっきシナモンロールでお茶した。これをアップしたらお風呂に入って読書の続き。
そうそう、今日の晩ご飯は相方が友人が送ってくれた発泡酒を飲もうと、カツオを買ってきてカルパッチョをつくった。蒸し野菜とともに食べたらおいしくてつい飲み過ぎて真っ赤っか。窓の外は西の空に木星と三日月が黙々と光っている。幸せである。

お彼岸なのにこの寒さ

昨夜は早寝と言いながら結局は2時過ぎまで起きていた。
久しぶりに妹に電話したら長電話になって、夫の介護が長かった経験からディサービスのことなどいろいろと教えてもらった。姉の場合は姪のひとりがヘルパーのベテランなのでまかせておけばいいのだが。
ミクシィの書き込みに反響があったので返信したり、ツイッターや本を読んでいるうちに眠気が飛んでいった。こういうときのロマンス本(笑)、訳者の山本やよいさんからいただいたばかりのメアリ・バログ「秘密の真珠に」(原書房)を読んでいたら時間を忘れた。

睡眠が特技のわたし、ロマンス本が精神安定剤。ぐっすり熟睡8時間一度も目が覚めなかった。
昼ご飯を食べ終ったら兄(昨日メールがあった甥の親)から電話があり、姉の家にいるという。姉はどうしてるのか聞くと「こたつで猫を膝に乗せとてうつらうつらしとる」のこと。日常生活にもどれてよかった。兄は鼓のお稽古を犠牲にしてきたんやと恩にきせてたけど。
昨日も今日もご近所さんが様子を見に寄ってくれている。お風呂で救急車という話題が近所を駆け巡っていることであろう。

夕方から出かけたが寒くてダウンコートを出した。ダウンなんてもう着たくないけど、この寒さではね。
阪神百貨店で食べ物を買い、L・L・ビーンにも寄った。気に入った春着があってよかった。
そして晩ご飯はシャーロック・ホームズ。賑やかな店内で寒さを忘れた。相方はギネスの1パイントを3杯飲みました。わたしは1/2パイントを1杯。