猫のシマちゃんが死んだ

昨夜姉に定期便の電話をしたら、いまにも泣き出しそうな声で「シマが死んでしもた」と言った。昨日の午後、姪の親子が来ていてしゃべっている間に隣室の座敷机の下で冷たくなっていたって。いつもの獣医さんに来てもらって処置していただいた。花を買いに行く時間がなく先日わたしが持って行ったトルコキキョウの白い花をつけてやったそうだ。

2年ほど前に庭にやってきた野良猫がこの家を終の住処に決めた。グレーと白の縞なのでシマちゃんといつの間にか名前がついた。姉の猫はもう1匹アカトラのチャーがいるが、いとも鷹揚にシマを受け入れて2匹は仲が良かった。
2匹とも野良猫出身だから年齢がわからない。2匹ともいいトシだと獣医さんが言っているけど、顔が可愛いので老猫とは思えない。でも最近は体調が悪くて医者にかかることが多くなった。
うちの猫の花子は去勢手術以外は医師の厄介にならなかったので、姉の猫を見ると過保護だなあと思う。でも、うちはマンション猫だから怪我をすることもなかった。元野良猫はデートや会議に行ったり喧嘩したり大忙しである。夜になると2匹ともどことも知れず出て行って深夜に帰宅する。姉はその顔を見ないと眠れない。

そんな暮らしが続いてきたが、ここでちょっと変わるかな。まあ先輩の1匹はいるのだからそんなに変わらないか。この1カ月くらいは口内炎やら食べ過ぎやらで部屋を汚されるわ、臭いわで大変だったのはなくなった。

昨夜の姉の頼りなげな電話で心配になって今日ばたばたと姉のところへ行ってきた。白とピンクのトルコキキョウをたくさん買って行って、死んでいた場所の机の上に生けてやった。シマちゃんも天国で見てるでしょう。