デート中に失礼しました

今日はクリスマスごろは混むだろうからと早めの忘年会をした。最近よく行くアメ村のアブサン。遅くなると混むだろうと早めの6時出発で行ったらまだまだこれからの時間に着いた。店主さんがお店にいたので挨拶できてよかった。メニューを眺めて注文のんびり。前菜5種、鶏肉、えびの地中海料理に野菜もたっぷりついたのをワインで。

食べているところへ美青年登場。「お久しぶりです」といわれて、相方は最近もちょこちょこ会っているからすぐに「おお、こんちわ」と返事した。美青年はわたしのほうを向いてにこにこ。ようやく思い出した。数年前にDJ Ageishiさんの毎週月曜日のハッピーマンディ(はぴまん)のパーティでスタッフしていて、夜明けのラーメンを作ってくれた子やん。いま店の外の道を歩いていて店内にわたしらが見えたんだって。ひとことふたことしゃべって帰りに彼いわく「デート中に失礼しました」。これがデートに見えたかい(笑)。

ゆっくりと食べてコーヒーとデザートをたのみ、相方はスイスから輸入のアブサンを飲んでいい気分で帰ってきた。

寒くて縮こまる

なにやら日毎に寒くなっているような気がするこの冬。今日も朝から寒くてかなわんかった。お昼に起きて、着膨れしてごろごろ。行くところもなくご飯食べて洗濯しただけ。作り置きの野菜スープとトーストと柿の個食、その後は読書。
デボラ・E・リップシュタット『否定と肯定』(ハーパーコリンズ)をずっと読んでいた。山本やよいさんの読みやすい訳ですいすい読める。でも字が細かいから目を休めながら。
ときどきパソコン前にきてツイッターを読んで、メールに返信して、VFCの会報作りの続きをやっていた。

夕方買い物に出かけた相方が「それ!山田真さんからきてるで」とレターパックを差し出した。なんとまあ、いまごろ原稿きてどないするのんと開いたら、ちゃんと来月用の原稿だと書いてあった。山田さんは手書き派なので文字打ちせなあかんのである。原稿用紙10枚文字打ちはお正月の仕事。
相変わらずよくミステリを読んではるのに感心する。最近のわたしときたら読みかけでおいてあったり、最初と最後を読んだだけだったりで情けない。
でも、『否定と肯定』を読み終えたらサラ・パレツキー『フォールアウト』をまじめに読む。

読書活動はじめる

昨日はのんきにドロシー・L・セイヤーズで和んでいたが、実はヴィク・ファン・クラブの会報作りの合間に一息入れたんだった。実はそうもしていられないのがわかりつつ一息入れて和んでいた。今日の午後もそのとおりでのんびりしていた。月曜からはこうはいかないと思いつつ。

夕方ポストに山本やよいさんからのレターパックが届いていた。
山本やよいさん訳のデボラ・E・リップシュタット『否定と肯定』(ハーパーコリンズ)ともう1冊は心温まりそうな本。訳者から直接本をいただけるなんてありがたいことだ。長い間、山本さんが訳されているVIシリーズのヴィク(VI)のファンクラブ(ヴィク・ファン・クラブ=VFC)活動を長年続けているおかげである。
今回も19日発売の新作『フォールアウト』を送っていただける。「超分厚いです。重いです。」とやよいさんのお言葉。重量も内容も重い。だからヴィクなんですよね。
『否定と肯定』を開いてみると、これもまた分厚い、そして文字が細かい。目に配慮しながら落ち着いて読まねば。こっちを先に読んでから次にサラ・パレツキーさんの本にかかろう。
会報を作るのと同時進行で本を読んでいく。暇なときは遊びに時間をとってしまい、ここにきて真剣になっている。今夜はもう少しパソコンとプリンタのお守りをして寝る前に読書。睡眠をたっぷりとって起きたら読書。

ドロシー・L・セイヤーズで和む夜

先日、突然『小公女』が読みたくなって昔から持っていた岩波少年文庫の『小公女』を買い直そうと思ったままだったのを思い出した。夜中に暖炉で薪が燃える音で目を覚ましたら、ほんものの薪が燃えておりテーブルには食べ物がいっぱい並べてあった、というところを読んで幸福感にひたりたかったのだが・・・しゃあないなあ、もしやと「青空文庫」の目次を見たら菊池寛訳のがあった。古い訳だけどもともとの話が古いんだからいいんじゃないの、というわけで青空文庫の菊池寛訳『小公女』をiMacの画面で読んだ。楽しんだ〜

ドロシー・L・セイヤーズを読みたくなったのもそういう感傷にひたりたいからかも。こちらは創元推理文庫をみんな持っていて、パソコン机の横の棚に収まっている。なににしようかなと迷ったが、いちばん好きな『学寮祭の夜』は読みすぎているから今日は休み。
父が昔持っていた『死体をどうぞ』にした。古いタイトルをもう覚えていないが置いておく場所がないのでしゃあない。

出だしはハリエットがのんびりピクニックしているところ、海岸を歩いていていい場所を探しのんびり座って弁当を食べ寝入ってしまう。
目が覚めて離れたところの岩に横たわる人間を見つけたが、生きていないと気がつく。潮が満ちてきて流されてしまうのは時間の問題とそばに行き、持てるものはリュックに入れ、死体の写真を撮る。

地元の警察に行くまでが一苦労。警察に行って話が通じると知り合いの新聞記者に電話して特ダネをあげる。警察とピーター卿と協力することになり、ハリエットはこの辺で最高のホテルに泊まる段取り。『毒』のときは恋人殺しの疑いで逮捕されたハリエットだが、ピーター卿の努力で疑いが晴れミステリ作家として売り出している。
ピーターとハリエット、二人のやりとりがおもしろい。今夜の友。さあ、あとを読もう。
(浅羽莢子訳 創元推理文庫 820円+税)

湯たんぽホイホイ

今年は超寒い。ベッドには温かい敷き毛布、掛けは毛布と羽毛布団で深夜の寒さ対策はオーケー。その温かさを感じながら眠る幸せ。その上に部屋の寒さを柔らげようとオイルヒーターを置いている。寒いときに昼間出かけ夕方くしゃみをして風邪かなと思っても、お風呂で温まってこの寝具の間に潜り込めば風邪菌はどこかに出ていく。朝起きたら快適であのハナミズはどこへいったのって感じである。

冬の朝の白湯のうまいこと! そしてパソコン前の椅子には膝掛け用に毛布を置いてある。二重に穿いたソックスをはいた足をのせるのは古毛布を畳んだ台。
そんなことで、我が家の暖房はお粗末なもので床暖房なんてとんでもないが、隙なく暖を逃さないように工夫の結果の産物である。

もういっこあったのが湯たんぽ!! 最初に買ったときは毎晩2個に湯を入れていた。朝まで抱いて寝たり、蹴飛ばしてしまったりだったが、去年か一昨年か相方がクラブ活動して朝帰りのときに入れておくと役立つのを知った。
賢妻ぽく寝る前に湯を沸かしてベッドに入れておく。低温火傷をしないように厚手の布袋に湯たんぽをくるむこと。

昨日も今日も寒かった

今日も寒かったが昨日がいちばん寒かったように思う。道へ出ると冷たい風が吹き抜けて足元が寒い。長いダウンコートを着てマフラー巻いて頭を低くして東西の道を歩いた。年を取ると寒さがこたえる。

今日はつるかめ整体院へ行っただけで寒さを味わうほどのことはなかった。暖かい治療室に横たわって首や背中や腰や足をマッサージしてもらいゴクラク気分をあじわっていた。
子供のときに家にあった映画雑誌『スクリーン』で横たわってマッサージを受けているアリダ・ヴァリの写真を見て、大スターはすごいなあと思ったことを思い出した。わたしもここにきて同じようなことができるようになったんやな。本物の大人の女にちょっと近づけたかも(笑)。

明日は姉のところへ働きに行くので、今日と比べるとジゴクである。ゴクラクの隣にはジゴクがあるのだ(笑)。
寒いからバカいって笑ってばかりいる。今日の夜のおやつは第三世界ショップのおいしいヘーゼルナッツチョコレート。

来年はじめはヘッドスパを

午後からシュリットでおしゃべりしながら髪のカットとヘアカラーをしてもらった。わたしに会ったことのある人はご存知のように、若づくりっぽい仕上がり。終わってから前後の写真を撮ってくれたのを見て「おおきに、ええ感じや」といつものように礼をいった。
先日入れ替えたばかりのシャンプー用椅子で髪をリンスして洗ってくれたが、椅子の寝かせ具合がすごく快適。「タクシー乗りしてや」といわれて横から腰をいれて下ろした。これは杉谷さんに向けて考えたセリフやでとのこと。足が短いから正面から座れないだろうという配慮なのであった(笑)。
高価な椅子だそうで、横になっていると背中や腰が暖かくて気持ちよい。お腹の上に名犬シェル君をのせていい気分。

髪を洗ってから背中に腕をいれて押してくれた。いい塩梅にツボにはまってすっごく気持ちよい。ヘッドスパをちょっとやってもらったらさらに気持ちよく「また頼むね」となった。今年いっぱいは忙しいそうなので来年そうそうにと約束して機嫌よく店を出た。

外へ出たら寒風吹きすさぶ真冬。くしゃみ連発、ハナミズ流れる。風邪を引いたら大変だとあわてて帰った。

年末の買い物

天気予報のとおりに寒さがやってきた。昨日はまだましだったが今日はすっごく寒い。四ツ橋の郵便局に用事があったがまたにして、近くのコンビニでできることはすました。西風がすごい勢いで吹いていてよろけそう。

洗濯ものが凍らないか気になる。ここへ引っ越してきたときに一度だけ干してあった洗濯物が凍ったことがあった。そのときだけであとはないのが疑問だったが、きっと洗濯機の水切りが上手になったのだろう。それでも今夜くらい冷えたら凍るかも。あとでまた見にいこう。こういう夜の月はきれいだろうな。夜中に洗濯物と月を見にベランダいくのを忘れないように。

昨日は相方がハンズでいろいろと買い物してきた。カレンダーとはみがきとまな板とマッサージピロー。カレンダーは毎年買うイノベーターのもの。パックスソルティーはみがきはずっと使っている必需品。まな板は何年も前から買おうといいつつ買ってなかったが、面がカーブしてきたのでようやく買った。昨日の夜から気分良く使っている。
「ホット ネックマッサージピロー」は先日ハンズのチラシの写真を見て、よさげやなと話していたところだが、これは肩こりに効きそうと実物見てから買おうと決まった。もともと買うつもりで行ったので実物見たらすぐに買ったみたいだ(笑)。襟巻きみたいな形でスイッチを入れると温まるし、マッサージしてくれるし。まだ慣れてないからぎこちないが、すぐに慣れて使いこなせるだろう。

御所柿がとどいた

秋の初めに友だちから和歌山の御所柿を送るとメールがあった。贈り物が農園から直接届くシステムで、以前にも果物を送ってもらったことがある。美味しかったなあ。あのときは早春でオレンジと干し柿で本物の味を堪能した。ついていたカタログを見てドライフルーツの良さを知った。今回の柿も食べごろになったら送ってくれることになっていて、おいしい果物をいちばんいい時期に食べられる。それで柿の成熟が11月半ばのはずがずれていまになった。

春のオレンジおいしかったなあ、干し柿も抜群だったと思い出しつつ、届いた柿を食べた。うまい。何度も書いているが、わたしは果物で柿が一番好き。そして長いこと秋になると九度山の富有柿を送ってくれた友だちがいた。そんなことで「柿が好き」というのが知り合いに浸透していて、なにかと話題になる。5年くらい前にその柿は来なくなったが、幸いなことに近所に八百屋さんが増えて、涼しくなりはじめたころからいまに至るまで柿がある。毎日柿をありがたく食べているこの頃であるが、ここにきて御所柿がきた! 柿とともに人情も味わえる秋である。

新劇ファンだったころ

おととい北堀江のコーヒー店でもらってきた『文学座通信』は、毎月1日に東京新宿区の文学座から発行されている。わたしが新劇から遠ざかって何十年経つだろうか。

芥川比呂志のハムレットを国民会館で見た記憶が蘇る。のちにサンケイホールで仲代達矢のハムレットを見てどっちが好きか悩んだっけ。仲代のほうはポスターを手にいれて天井に貼って「寝ながら見るねん」と騒いでた。芥川のほうは幕間にハムレット姿のまま立っているのを見て心が騒いだ。

中学生のとき下の姉と上の兄が新劇ファンだったからたまに連れて行ってもらえた。劇団民芸の『炎の人ーヴァン・ゴッホの生涯』は、滝沢修のゴッホを見たくて騒いでいたので兄が連れて行ってくれた。ただし発売日に並んで入場券を買ってこいとの仰せで大阪駅のプレイガイドに行って並んで買ってきた。舞台に興奮して長いこと我が家は滝沢修の物真似で賑わっていた。
文学座は杉村春子が長いこと中心になっていた。『女の一生』の杉村春子の姿やセリフはいまも忘れていない。そういう役と『シラノ・ド・ベルジュラック』の主人公の若く美しい女性ロクサーヌにも引き込まれた。シラノのセリフをそらでいえるのがジマンだったっけ。

そのころは新劇というものがあって、文学座、俳優座、劇団民芸の3劇団が中心だった。大阪勤労者演劇協会というのに入って会費を払うと毎月1回新劇の公演を見られる。友達がそこの事務員だったので、入り口に立っている横でしゃべっていることがあった。『アンネの日記』のとき、アンネ役の美少女が前を首をあげて通っていった。愛想の良い人もおり女優さんにもいろいろいるのがわかった。
労演は毎月会報を出していて、見た芝居の感想を載せていた。何回か紙面が余ったとき感想を書かされた。ロルカの『ベルナルダ・アルバの家」の感想がうまく書けたといまも思い出す。