コルカノン

松井ゆみ子さんの『アイルランドのおいしい毎日』(東京書籍 1998)はすごく大切にしている本の1冊。読みやすい文章と綺麗な写真が楽しい。おいしそうな料理の写真を見ると作りたくなるが、材料や調理器具が手に入らなかったりで見る楽しみで満足していた。アイルランドのカフェやレストランやなにかの記念日の友人の家など、すっごく楽しそう。
ひとつひとつ料理を見ていくのだが、当時は手に入らない材料が多かった。ほんまに読むだけ見るだけの楽しみだった。

ポリッジというものを食べるシーンがミステリに出てきて、疑問だったそれがどんなものかをこの本で読めてありがたかった。ポリッジ イコール オートミールなのだが、そんな知識もこの本で得た。ポリッジは日常的によく食べている。

コルカノンもこの本で知った。音楽の言葉みたいな料理だと思ったが材料のケールが手に入らない。今年になって無農薬野菜を届けてくれる八百屋さん=農家さんから手に入るようになった。濃い緑の大きな葉っぱである。青汁の材料にすると聞いたけど、うちは本書に学んでいるから茹でてから細く刻んで、茹でたジャガイモと混ぜる。うまいです、コルカノン。

今日は昼夜外食

先週は雨で姉の家に行けなかったので、今日は相方も時間を都合して昼前に出かけた。豪華お弁当と果物を買って行って3人で食べ、おやつには甘いものを用意した。お互いに先が短くなっているので、楽しみをわけあおうという気持ちである。相方は庭の片付けをして、わたしは姉の背中を揉んで晩ご飯を用意して帰ってきた。我々のご飯は先日寄ったお蕎麦屋さんにまた寄ってすませた。今日はビールを飲み天そばを食べて、おかみさんとしゃべって仲良くなった。お互いにつるかめさんで体調を維持している話で盛り上がった。

それにしても病気以来、姉のところへ行くのが疲れる。膝と腰に問題が残っているので疲れやすい。疲れをいいことに運動をさぼると運動不足で夜眠れずに睡眠不足になる。悪循環である。テニスボールストレッチと青竹踏みと腕振り体操の3つを頑張ろうと思っているが、ツイッターを読むのに時間をとられてサボり気味だ。深い睡眠と濃い体操を目指さねば。

雨があがって、暑い

ようやく雨があがって今日から晴天が続きそうだ。ここらはなにも起こらなくて運が良かったとしかいいようがない。青空の下に洗濯物がひるがえっているのもええ感じ。白いタオルのふきんも消毒して陽に当てて干してある。
昨日かおとといか午後にひと揺れしたがたいしたことにならなくてよかった。震度1か2かな。

昔といってもたいした昔の話だが、西淀川区の小さな会社で働いていたときは、雨が大降りすると帰りの道路の水があふれた。マンホールのふたが流されているのを見たこともあった。濁流だからマンホールの位置がわからなくて、道の端っこを歩くようにした。たしかマンホールに落ちて溺れ死んだ人がいたそうだ。
バス通りから国道に出ると銀行の建物に茶色い筋がついている。わたしの頭のあたりである。台風の時にここまで水がきたという印だと銀行のロビーに立っているおっちゃんがいっていた。

当時は新婚の姉の家もまたよく床下浸水していた。いまは浸水の心配が不要になって、今回も大丈夫だった。姉はいざとなってもどこもいかんといっている。ベッドの上に座ってあたりを見ているそうである。近所のマンションや二階のある家に行かせてもらうという手も考えたが、まあ、気を使ったりややこしいから、ここで頑張るそうである。

アニー・デュプレーの本『黒いヴェール』

ツイッターでアニー・デュプレーという名前をちらりと目にしたとき、あれっと思った。この人のこと知ってるはず。フランスの女優らしいからきっとそうだと勝手に決めた。検索したらジャン・リュック・ゴダール監督の『彼女について私が知っている二、三の事柄』 (1966)、アラン・レネ監督の『薔薇のスタビスキー』 (1973)に出ている。どっちの監督の作品もよく見ているほうだが、この2本は見ていない。『女性たち』 (1969)なんかブリジッド・バルドーとモーリス・ロネだが日本未公開である。全然思い違いしていたと気がついた。

子供の頃に見たフランス映画を思い出してみようとしたが思い出せない。10歳年上の二番目の姉が映画好きでよく連れて行ってくれた。ボーイフレンドと行くための親への目くらましに使われたみたいだが、わたしひとりで映画館に入るには3年くらいの間があったから、ありがたかった。映画を見ること、映画雑誌を見ることを教えてもらって、その上に映画を見たらストーリーをしゃべることも教えてもらった。映画と同時に歌舞伎と文楽と新派と新劇を見におしゃれして出かけることも教わった。ただし姉がおしゃれするだけでわたしは相変わらずみじめったらしかったが。あんたも大人になったらわたしみたいにできるといわれました(笑)。ボーイフレンドには近所の子といってました(笑)。

さて、アニー・デュプレーは思っていた人と全然違った。アニーは間違いないと思うんだけど。『黒いヴェール』は美しい写真の入った本でずっしり重い。最近は本を捨てるのに専念しているから、地震対策にも重い本はいらない。でも重くても美しい写真がたくさん入っているから本棚に並べよう。
(北代美和子訳 リュシアン・ルグラ写真 文藝春秋 1996刊)

今夜も雨が降っている

まったくよく降る雨だ。昼も夜も雨でやむのを忘れてる。なんか久しぶりに「ナントに雨が降る」を思い出して口ずさんだ。大好きなバルバラの歌。
そういえば数年前の梅雨時に反原発の学習会のようなものに行ったとき、フランスから帰国中の女性がいてちょっと言葉を交わした。ナントで暮らしているというので、「ナントに雨が降る」といったら知りはれへんかった。バルバラという素晴らしい歌手の歌といったら、たしか駅前に銅像があったんじゃないかなという返事。ほんまかいな(笑)。
その日は朝からずっと雨で行きも帰りも傘をさしてた。心斎橋筋をサンダルの足元びしょびしょにして歩きながらさすが梅雨と思った。

いまはけっこう激しい雨が降っている。予報によれば夜中から明日の朝までそこそこ降って明日日曜は朝から曇りとなる。月曜日は曇り時々晴れである。ただし気温が月曜から金曜日まで33度、土曜日は34度と恐ろしいような日々になる。地震が起きませんように。

マイク・デイヴィス『スラムの惑星』の扉に圧倒された。外は歴史的大雨

ラジオのニュースをかけて食事している。今夜は歴史的大雨のニュースが中心だ。各地に想像を絶するような雨が降ると野村アナウンサーが告げている。今夜はときどきラジオをかけつつネットニュースにも気配りしようといいながら晩ご飯を食べた。片付けも早めにちゃっちゃっとやった。

先日からアマゾンで何冊か本を買って読むつもりでいるが、雨に圧倒されて集中できそうにない。在庫本を開いてお気に入りのところを読んでいる。まあ、これも楽しいのだが。

今日届いたマイク・デイヴィス『スラムの惑星』(明石書店)は数年前に図書館で借りて読んだことがあるが、今回「酒井隆史 監訳」というところに思い入れがあり買うことにした。開いて驚いた。いきなり扉に1行「都市は発展して、スラム、半スラム、超スラムになってしまった」(パトリック・ゲデス)とある。圧倒された1行。

大雨続く

雨降りの日が続く。昨日はたいしたことなく、今日も昼間はたいした降りではなかったが、夕方ごろから激しくなった。予報では明日の朝まで激しく降るらしい。このあたりは避難指示がでるほどではないと思うが、気になるので一応寝ずに外の様子や警報を気にして起きていようと思う。
それにしても、梅雨に入ってからは空梅雨で、梅雨明けは早いだろうな、そろそろ梅雨明けではないかな、なんて思っていたところへ、なんの因果か毎日雨空である。今日はまだ木曜日で、金土日と雨なんてたまらんなあ。雨は嫌いではないけど。
家で読書とネットと体操で過ごすしかないなあ。そのうち天気が続いて暑くて困る日が続くから。

台風は温帯性低気圧に変わって北日本へ

台風7号は温帯性低気圧に変わって北日本へ進む見込みと天気予報がいっている。台風が低気圧に変わっても広い範囲で大雨に警戒が必要だそうだ。
今日の大阪は降りそうだったがほとんど降らなかった。ありがたいことに洗濯物を取り入れるかどうかの心配があるだけだった。ちょっと冷たい風がよくとおって涼しかったし。
明日は昼間はずっと弱雨で夜になって9時ごろに強雨の予報である。大阪は台風からも大雨からも遠ざかっているのがありがたい。

明日は姉のところに手伝いに行くことにしていたが、雨降りらしいので来週に延期した。ゆっくりと室内で体操するつもり・・と書いたものの、体操よりも昼寝になるかも。サッカー疲れが抜けてない。実は日本代表の試合を月曜の夜中を過ぎた3時からラジオを耳元に置いて最後まで聞いていた。終わったころは夜はしらじらと明けていた。

大阪市に「雷、強風、波浪、注意報」が出ている

いまネットで「天気・災害」のページを見たら、「大阪府の警報、注意報」のところに、「大阪府では、3日夜のはじめ頃から強風や高波に、4日未明から竜巻などの激しい突風や急な強い雨、落雷に注意してください。」とあった。昨夜はサッカーがおもしろくて眠れなかったが、今夜は強い雨で眠れないかもしれない。大阪市には「雷、強風、波浪、注意報」が出ている。台風はこなくても風雨は激しいようだ。

昨日今日と押入れと部屋の冬と合物の整理を慌ててやって、室内にもいっぱい干してかなり片付いた。すだれと夏カーテンも吊ってすっきり。まだ雨が降ってこなくて涼しい風が通り抜ける。今夜一晩、それも降るまでだろうが心地よい夜を楽めそう。
雨の状況が心配だけど、昨夜の疲れが出てきたのか体がだるくて早く寝たい。

半夏生(はんげしょう)

今日は半夏生(はんげしょう)。わけがわからない言葉だけどなんとなくいい感じの日本語だから「今日は半夏生やで」と騒いでいる。検索したら各地に風習が残っていて、【三重県の熊野地方や志摩地方の沿岸部などでは、ハンゲという妖怪が徘徊するとされ、この時期に農作業を行うことに対する戒めともなっている。】なんて納得できる。
蛸を食べる習慣のところがあるらしいのも楽しい。うちは今日の晩御飯にイカを食べた。半夏生だからということでは全然なし。

そうこうするうちに梅雨が終わって夏になる。今年の大阪の梅雨はどうなっているのやら。梅雨寒が短く過ぎて、昨夜など夏布団を蹴飛ばして寝てた。今日はあわててタオルケットを引っ張り出した。今夜からはタオルケットで寝やすい夏の夜になるかな。
サボっていたカーテンの取り替えをしてすだれを要所に吊るして、椅子にかけてあった膝掛け毛布をはずして洗った。洗ってもいつ雨が降るかわからんから干されへんけど。