我が家の高齢者対策

わたしがお風呂から出られなくなったのは今日21日土曜日からすると18日水曜日夜になる。木曜日夜はお風呂に入らずシャワーですませた。昨日、金曜日の夜は風呂場用の椅子を浴槽に入れて入浴した。プラスティックの椅子がふわふわ浮こうとするのを押し付けて座ったが、湯が腰の辺にしか入らないので寒かった。一人で入ってなにかあったらいかんので夫に見ていてもらった。何事もなくてよかったが、これではあかんなあと夫が言い出し、今日ホームセンターに行って頑丈な椅子を買ってきてくれた。風呂においたら落ち着きがあってこれなら大丈夫だ。1万円ほどしたというが安全第一。入り口の持ち手とともに風呂場の安全確保に役立つならいうことはない。

月曜日の夜に遊びにいった夫が翌朝に朝帰りしたのだが、その時刻にわたしは夢を見ていて、トイレになにかいると叫んだらしい。お風呂から出られなかったのはその翌日水曜日のことなので、なにか気持ち悪い。夫は今後はクラブ通いを控えるそうだ。

まあ、昨日の夜は家の中を片付けてたくさんゴミ出しして清潔にしたからいい気分である。今日ももう読まない本をゴミ袋に移動した。捨てる基準はもう一度読みたいかである。ダルジール警視ものは半分置いておこう。ピーター卿とハリエットも数冊、ヴィク・ウォーショースキーはもちろん全部置いておく。
その他、映画、社会学、心理学、日本文学、翻訳もの、絵本、写真集と好みが広いから選ぶのが大変だ。本を読む以外に趣味がないんやからしょうがない。
ジャック・デリダ『そのたびごとにただ一つ、世界の終焉』をもう一度読み返そう。

ゴミ出しと整理整頓

今日もゴミをたくさん出した。ほとんどが本とファイルである。読まない本をおいといても仕方ないし、古いファイルを持っていても見ないしとゴミで出している。
いちいち点検していると思い入れのある本ばかりだが、もう二度と読まないだろうと判断したらさっさと手放す。売れそうにもない黄ばんだ本が多い。あれだけ入れ込んだミステリーだって、こんなん読みたい人がいるかと考えるとゴミ袋行きだ。

今日は昨日の入浴ショックのしんどいのが抜けなかった。わたしがぼーっとしていると、相方が組み合わせの棚を片付けて物入れの整理をしてくれた。このファイルをなんとかせいといわれて点検すると、猫関連のカードや新聞雑誌の切り抜きががばっと出てきた。ヴィク・ファン・クラブの記事切り抜きもたくさんあった。
ヴィク・ファン・クラブのほうは会報を残しておけばいいやと新聞雑誌の切り抜きは捨てることにした。ようけあった〜

晩ご飯は片付けが済んだのが遅かったから食べおわったら11時だ。

お風呂からあがれなかった夜

昨日は夜中にお風呂に入ってぬくぬくしたのだが、あがろうとしたらからだが上がらない。湯を抜いたら浮力がつかないからよけいに無理だ。夫に向かって「助けてくれー」と叫んだら「どうした?」とすぐにきてくれたが、引っ張り上げようとしても重くてあかん。なんやかやとやってようやく引きずり出してもらった。
それから水を飲ませてもらい、タオルでごしごし拭いてもらって生き返った。
その後は自己批判大会させられて今後の入浴をどうするかとか、風呂場に手すりをつける問題とか話し合い、あとは水を飲みながら「桜を見る会」の国会中継録画を見ていたら4時になったので寝た。マッサージしてもらってわたしはぐーぐー寝たが夫は寝られず、仕事したり日記を書いたりしてたみたいだ。

姉がお風呂から出られなくなったときのことをこのブログで書いたのは10年くらい前のことだ。夜の8時ごろに姉から電話があってすぐに来てほしいとのこと。タクシーで30分ほどで着いたら、座敷に近所の人や町会の役員さん民生委員さんもいて円になって座っている。まるでお通夜のような光景だった。
姉は義兄が亡くなったあと一人暮らしをしていて、用心深くお風呂に入るときも「救急電話」をそばに置いていて、それがその日の役に立った。そんな話をしてその夜は泊まって翌日帰った。それが1回目。
2回目は、1回目以来の用心深さで、お風呂に入るときは誰かがそばにいることにして、その日はわたしが番人だった。姉の叫び声で風呂場に行き、わたしも裸になって抱きしめて湯からあがった。大変だったがそのときは人ごとだった。
隣家のSさんはわたしと同じ歳で世話好きでずいぶん仲良くしてもらったが、姉が施設に入ったのと同じころに病気で亡くなってしまった。いつかくる姉の通夜にはなにかと世話をしてくれると思っていたのだがお先に逝かれてしまった。
お風呂でしくじってシュン太郎になったせいかいろんなことを思い出した。

昨夜まではまさか自分が風呂でしくじるなんて夢にも思わなかった。
今日は夫がトイレ&風呂場の入り口に手すりをつけてくれた。
洗濯物を干すのも自分の仕事にするといっている。
なんか、高齢者に公認されたような気がする。
風邪をひかなくてよかったです。

濃くて熱いコーヒー

今日は晩ご飯は外食、蕎麦の「宋平」でビールと焼酎湯割り(一人だけ)で、おかずいろいろ。帰って飲んだコーヒーがうまかった。熱いコーヒーが好きで、冷たいのは好きでない。
晩ご飯をつくる手間が省けて喜んでいる人と、洗い物がなくて助かったと喜んでいる人がいるので、たまの外食は必須(笑)。

今夜はだんだんと冷えてきたようだ。天気予報で明日の朝は冷えるといってたっけ。そういえば、今日の昼間はすこしマシだったと気づく。
何年か前に出た健康雑誌『わかさ』のムックをぼちぼち読んでいる。実践したらひざ痛から解放される。いつものパターンから抜けたい。

姿勢を正して読む 野口晴哉『整体入門』

朝から天気が悪かったが夕方近くから本降りになった。おかげでひざが痛い。
立っている姿勢が悪いと夫にいつもいわれている。なにかしているといつの間にか前かがみになっている。いわれるたびに「はいはい」と直すのだが、いつの間にかまた前かがみ。どうやらO脚の特徴らしい。
ほんま、前かがみの姿勢をしているとしんどいのになんでやろ。いつの間にか前かがみになっている。本を見てストレッチしてそのときはいいけど、いつの間にかまた前かがみになっている。
ひざサポーターしていると少し矯正されているように思うがなかなかだ。ストレッチをやっているのだからなんとかなってくれーっ。

なんとか元気を出そうと健康関連の本箱から野口晴哉『整体入門』(ちくま文庫)を出してきた。とても良い本だ。でも、いつもさっさと読むだけで終わるから身につかない。それでも読まないよりましと思ってときどき出してページを繰る。理にかなったお言葉を姿勢を正して読む。

焼き魚と煮魚

半月くらい前から食習慣をちょっぴり変えた。ずっと糖質制限してご飯の量を少なくしていたのを「日本人はお米のご飯」という記事に教えられてお米のご飯の量を増やした。わたしはお茶碗にご飯を半分盛っていたのを一杯にした。ご飯が増えるとおかずを食べる量も増える。おかずだけたくさん食べていたような気がするが、そうでもなかったのかな。体重は42キロを越したことがないので、これより増えたらいややなとちょっと心配している。

昨日は大きなアジのお腹にハーブとスパイスをいっぱい詰めて焼いた。香ばしくてうまかった。アジとしては大き過ぎて大味かなと思ったが詰め物のおかげで、味よく香りよく食べられた。二人で1匹。野菜はブロッコリーとシメジを炒めたのがよくあってうまかった。それに味噌汁と煮昆布と納豆、番茶。
今日は連子鯛の煮付けと大根の煮付け、トマトと玉ねぎのサラダ、味噌汁、番茶と干し柿。

村上春樹『海辺のカフカ』を読書中(わたしの戦争体験記 78)

一度だあっと最後まで読んでいま再読中。一度目で見逃してしまったところが二度目でわかってよかった。
物語の中といっても最初のほうだが、主人公の田村カフカくんが出てこない章がある。もう一人の主人公ナカタサトルさんの子供時代の受難の物語である。ナカタさんは東京都から山梨県に集団疎開した5人のうちの一人である。物語の中のナカタさんは老人になっていて、社会保障のお金で生活していて、猫と話ができたり、東京都中野区の空からイワシやアジ、そして違う場所ではヒルを降らせる。

わたしはナカタさんと同じ時期に大阪市から縁故疎開で山梨県に疎開した。そして『海辺のカフカ』に描かれる事件の起きたときは山梨県にいた。
敗色濃い時期の国民学校5年生1学期のとき、体操の時間に女の先生が「女子は来週の体操時間は山に入って訓練しよう。アメリカ兵がおそってきたらナギナタでやっつける、貞操を守る訓練」といった。恐ろしい気持ちでいたらすぐに来週がやってきて体育の時間はいつもの体操だった。あんなにやれやれと思ったことはない。もしかして山に入ってなにごとか起こったらどうだったろう。女先生はナカタくんの先生のようなことになっていたかもといま思うのである。

前にも書いたが「コーシンチクチクノミが刺す お腹の周りを旋回中なり」という歌が流行った。コーシンは甲州と信州の略である。お腹の周りをノミがちくちくするくらいにコーシン地区にはアメリカの飛行機が飛んでいたということかと、いまになって思う。

サポーター交代

11月21日にサポーターのことを書いた。人間のサポーターでなくひざのサポーターのことで、おおいに助かっていると書いている。その後も助かってきたわけだが、先日、健康雑誌を読んでいたら、わたしが使っている筒型よりも「ひざ巻きサポーター」のほうがいいと書いてある。その健康雑誌は2年くらい前のものだが、ひざの体操が載っているのでファイルしてあった。何年かして記事が役に立ったというわけ。

なるほどなあ、こっちを試してみるかと、ハンズに行く相方に頼んで「ひざ巻きサポーター」を買ってきてもらった。3000円ちょっとでよさげなのがあったでという。他に4000円台のと2000円台のがあったそうだ。両足だからお金は倍かかる。

さっそく試しに着けてみた。ええ塩梅である。ひざが自然に曲がる。もうひとつ買って両足満足になりたい。洗濯替えもいるね。とりあえずはこれでいって、洗濯の時は筒型を使うかな。

少しだけすっきり

昼間にふと思いついて机の物入れの整理をした。私はチビなんだけど机と椅子は大きい。左右が物入れと引き出しになっていて、その上に大きな天板をのせて机にしている。その机の上にiMacを置いていて27インチモニターが堂々と座っている。椅子は重役みたいだ。

映画を見るのもツイッターをやるのもヴィク・ファン・クラブの会報作りもここでやる。わたしのやってることよりずっと設備が整っている(笑)。
読まなくなった本は売ったり捨てたりで本箱からはみ出ることはなくなった。次はなんの整理かなと思っていたら、ここにあった。
ファイルした記事などを机の物入れに入れたのはだいぶ前だ。20年くらい前の友人からの自筆の手紙がたくさんあった。まだメールを使ってないころのイラスト入りやしゃれたレターペーパーの手紙をハサミで切って捨てた。
少女雑誌の切り抜きもたくさん出てきた。絵葉書は別の段ボール箱に入っている。ねこ関連の新聞記事の切り抜きもある。おう懐かしいなと取り出したら最後だから見ないで捨てよう。友人の手紙もそのときの感情だからもう整理してもええやろ。

まだ残っているのはまたそのうちに片付けよう。何袋か残っているのを面倒だと思いつつも、なにが入っているか見るのが楽しみでもある。

水とほうじ茶

相方が健康法をいろいろ学習してこうしようああしようといろいろと指図してくれる。
いまやってるのは朝昼晩いつも水を絶やさず自分のそばに置いておけ、1日このビンに3本飲むように。空きビンに朝起きたら水道の水を入れてそばに置き、気がついたら水を飲む。飲み終わったらまた入れておいて飲む。わたしには3本なかなか飲めないが、できるだけ飲むようにしている。
ご飯で洋食のときにコップで水を出すのは別になる。純粋に水を飲むのが大事だって。そういうことでここ数日はいつも体のそばに水のビンを置いている。おっと、ちょいと休んでから飲も。

和食のときはほうじ茶を飲む。これもビンの水とは別。最近は煎茶を飲まなくなった。煎茶も好きだけどなかなか淹れるチャンスがない。和菓子とか食べなくなったせいでいま品切れ中。草餅ならほうじ茶があうし。
村上春樹の『海辺のカフカ』を読んでいると、登場人物の東京都中野区のナカタさんは出かけるときいつも魔法瓶にほうじ茶を入れている。うまそうに飲むところを読むとこちらもうれしくなる。