モンゴル岩塩【蒙古颪】

医師で日本とモンゴルとの架け橋をされていて、ヴィク・ファン・クラブ会員でもある梅村さんが、娘さんの涼さんとふたりでモンゴル岩塩の販売をはじめられた。モピ活動の一環として行うので、一部はモピへのカンパになる。

その運動のことをぜひ会報に書いてくださいとお願いしたら、快諾と同時に岩塩を100グラム送ってくださった。食べて感想を知らせてほしいとのこと。
さっそく使わせてもらった。
生野菜をちぎったサラダにオリーブオイルといっしょに岩塩をふりかけている。ごま塩も胡麻を炒ったのに岩塩を混ぜている。蒸した野菜にもふりかけるとおいしい。ふつうに炒め物につかってもおいしい。漬け物もおいしい。

わが家でいままで使っていた塩は沖縄の「粟國の塩(沖縄県粟国島)」である。そこへモンゴル岩塩の到着で、台所に海と山の塩が並んだ。壮観である(笑)。

以前からモンゴル岩塩を使っているひとの話では、お風呂で入浴剤として使っているのだそうだ。そんな贅沢なことはようせんけど、そういう使い方もあるってことね。

いただいた100グラムがなくなりかけたので、今日は500グラム入りの大袋を注文した。ついている説明書には《モンゴル秘境の岩塩 蒙古颪(もうこおろし)3億5千万年前の神聖な塩ジャムツダウス》と書いてある。
(モンゴル岩塩 100グラム入り=300円/500グラム入り=1,000円)

デヴィッド・ヒューソン「キリング 4 解決」

怒濤のごとく一回目は読み終えた。
二回目を落ち着いて読み出す。登場人物の名前で混乱して人物表を調べたり前へもどったりしてようやく全体がつかめた。

サラ・ルンド警部補は後任としてきたイエン・マイヤとともに駆け回る。マイヤは今日はもう帰ろうとか、自分には家庭があるとか、いやがりつつもいっしょに行動する。サラには事件解決しか頭になく、引っかかることがあると最後まで追いかけるのが毎度である。
サラは夫となるはずのベングトを失い、息子は別れた夫のもとへ行ってしまった。
殺されたナナの家に何度も行き、父親のタイスと母親のペニレから話を引き出そうとする。仕事でも私生活でも仲間のヴァウンもサラの厳しい尋問を受ける。

市長候補のハートマンは過去のナナとの遊びがもたらした疑惑によって政治生命が断たれることを防がねばならない。政敵で現市長のブレーマーとの選挙が間近である。
候補者を立てつつ選挙参謀やアドバイザー、ネタをつかんだ新聞記者が動いている。

なにがあってもサラを引き止めることはできない。
サラとマイヤが出かけたところでマイヤが撃たれる。サラが撃ったと疑われて検事局から厳しく調べられ拘留される。そこから出るのにベングトの書いた偽診断書が役にたった。すぐにばれてしまうのは承知だが、とにかく出た。

ベングト・ロースリングとサラ・ルンドの最後の会話
「・・・結果を考えもせず一人で突っ走って——」
「もうたくさんよ、ベングト! わたしはなんだったの? あなたの恋人? それとも患者?」
返事なし。
「いいのよ」ルンドはシートベルトをつけた。
「スウェーデンに着いたら電話する」ロースリングは言った。
「気が向いたらどうぞ」
ルンドはエンジンをかけた。ロースリングは車をおりた。ルンドは淡い陽ざしのなかへ一人で走り去った。

相棒のマイヤは病院で生死のあいだをさまよっている。自分は停職中の身である。しかし鑑識のヤンセンがくれた資料が手元にある。真実までもう少し。
(山本やよい訳 ハヤカワ文庫 800円+税)

リチャード・ロンクレイン監督「ウィンブルドン」

ウィンブルトンとあるからはテニスの映画だろうと見始めたら、ほんとうにウィンブルドンで撮影されたテニスの世界選手権をテーマにしたラブコメディだった。
一時は世界11位になったことのあるピーター(ポール・ベタニー)はいま119位、今シーズンは推薦特別枠で出場権を得た。これを機に引退しようと思っている。
ピーターがホテルの部屋番号を間違えてアメリカの女性若手注目選手リジー(キルスティン・ダンスト)の部屋に入ったことからふたりは知り合いつきあいはじめる。
話がとんとんと進んで、ふたりは仲良くなり、リジーの応援でピーターは元気が出る。リジーの父親でコーチのデニス(サム・ニール)はふたりを引き離したいが、うまく立ち回っていっしょに過ごすふたり。
ピーターは気合いが入って勝ち進む。
ピーターと反対にリジーは負けてアメリカに帰るため空港に行くと、あちこちに置かれたテレビでピーターのインタビューをやっている。ピーターはリジーに会えたからここに立てたと感謝の言葉。聞いた父と娘はセンターコートへ。
最後はセンターコートでの決勝戦。最初は負け続けていたが休憩中にやってきたリジーに攻略法を教えられ、抱き合って元気をもらう。
期待通りに激戦を勝ち抜いて優勝。ほんとうのテニス中継みたいな画面におどろいた。

テニスの試合が中心になっているが、反目していたピーターの両親が仲直りする場面もよかった。ボールボーイに声をかけるところもよかった。
物語の最後はピーターは引退し、リジーはウィンブルトンで2回優勝。結婚してこどもを抱いている幸せそうなシーンで終った。2004年製作。

モーヴ・ビンキー『サークル・オブ・フレンズ 上下』

パット・オコナー監督の映画「サークル・オブ・フレンズ」を見てから原作(アイルランドの女性作家モーヴ・ビンキー)があるのを知って、アマゾンで中古本を注文。すぐに届いたのをすぐに読んでしまった。
すでに映画でストーリーは知っているけど、厚めの文庫本2冊にぎしっと入った物語がとてもおもしろかった。
今日もう1冊同じ扶桑社ロマンスから出ている本「イブニング・クラス 上下」を注文したのだけれど、よく出してくれていたと扶桑社に感謝。モーヴ・ビンキーさんは去年お亡くなりになっているのをいま知った。

50年代のアイルランド、ダブリンへバスで行ける距離にある田舎町ノックグレンの紳士服店の娘ペニー、お屋敷のお嬢様だった母と使用人の父の間に生まれてすぐに両親を亡くし修道院で育ったイヴ、このふたりの友情がしっかりと芯にある。小学校のときにいじめられるイヴをペニーは体を張って助けた。イヴは大柄で不器用なペニーのためにはなんでもしようと思っている。
大学に行くように両親が学費保険をかけていたペニーはダブリンの大学へバス通学をはじめる。イヴは学費を出してもらえるように母の実家の当主サイモンに掛け合い、生活費は修道院で知り合ったキットがやっているダブリンの下宿屋で働いてまかなうことにする。
楽しい学生生活ですぐに友だちのサークルができる。パーティや映画やカフェや学生たちは青春を謳歌している。田舎育ちのペニーとイヴは美人のナンと知り合って服装のことや男性とのつきあい方などを教わる。
サイモンは地主で上流階級、ペニーと仲良くなったジャックの父親は医者で中産階級、ナンの親は建設業者で下層階級とはっきりとしている。ナンは美しく生まれ、母は娘に期待をかけ向上心を持つように育てた。酒飲みの野卑な父親からお金だけは出させ、外側は洗練された女性としてなに不自由なさげなナンである。態度もしっかりとしていて大人が振り回される。

映画にはならなかった部分がたくさんあって読み応えがあった。田舎町の人々のウワサがなんでもすぐに伝わってしまうところや、だからこそのこれは隠し通すということの重み。
ジャックに捨てられて泣くんじゃやなくて、しっかりとした態度をとることでウワサは今日一日で終るというやりかたをイヴがペニーに教える。
(中俣真知子訳 扶桑社ロマンス 1996年発行)

アン・ペリー『見知らぬ顔』

アン・ペリーのウィリアム・モンク警部シリーズの翻訳本は3作(「見知らぬ顔」「災いの黒衣」「護りと裏切り 上下」)しか出ていない。アン・ペリーが好きと言いながら、全部読んでいなかったのに気がつき中古本を購入して、翻訳されているのは全部読んで一安心した。

本書はシリーズの第1作である。
モンク警部が目が覚めたとき、彼は病院のベッドで横たわっており、すべての記憶を失っていた。自分の顔も名前もわからない。病院の看護人は一昨日おまわりが来てあんたのことをモンクといってたぜ。なにかしでかしたのかと聞いた。
そのあと上司のランコーンがやってきて三週間も経ったと告げ、仕事ができそうになったら署にもどるようにいう。仕事中に乗っていた馬車が事故を起こしたそうだ。
晴れた午後モンクは退院する。病院から返してもらった衣類は上等で持ち物の封筒には住所が書いてあった。下宿に入ると女主人が出てきて、帰ってきたことを喜んでくれ、温かい食べ物を出してくれた。見覚えが全然ない部屋の中を探して自分がなにものか考える。机の引き出しに妹からの手紙があったが、彼の手紙への返信でない。きっと高慢な自分は妹を無視していたのに違いない。住所を地図帳で調べて翌日モンクは妹の家に旅立った。妹夫妻のところで温かく迎えられて体力を回復する。

ロンドンに戻って警察に復職するとランコーンに未解決の難事件を担当するようにいわれ、部下のエヴァン刑事とともにグレイ少佐殺人事件を追うことになる。少佐は自室でひどい暴行を受けて死んでいた。
グレイ少佐は悪くいう者がいない明るい人柄だった。モンクは彼の生家を訪ねて母親や兄夫妻から話を聞く。「護りと裏切り」で活躍するヘスター・ラターリィが関係者として登場し、モンクの捜査を助ける。
ヘスターは上流階級出身だが、父がグレイ少佐と関わる投資で財産を無くしたので、自分で働かねばならない。その事情も聞きモンクの捜査は進んで行く。
(吉澤康子訳 創元推理文庫 806円+税)

『BOLLOCKS』#007 ジョン・ライドン インタビューに共感

1カ月くらい前に友だちの鬼蔵さんがツイッターにジョン・ライドンにインタビューする仕事がきたと書いていてびっくりした。そのインタビュー記事が「BOLLOCKS」#007に掲載されたというのでさっそくアマゾンで購入。
パンク雑誌で若者向きだから(それがあとで聞くと40代読者が多いそうで、文字が細かいと批判があるとか)全体に字が細かくて老眼鏡をかけても読みづらい。おおかたのページが黒地に白い文字なのだ。他のページはともかく、ジョン・ライドンの言葉はきちんと読みたいので拡大コピーして読んだ(笑)。鬼蔵さんのインタビューは聞くべきことはちゃんと聞いていると思った。根っこからのパンク少女だもんね。
「ヴィク・ファン・クラブの会報に紹介するね!」「紹介お願い!」の会話があって、さっき紹介記事を書いたところ。
本文は会報を出したあとでアップします。

ジェシカ・ベック『雪のドーナツと時計台の謎』

ノースキャロライナ州の小さな町の〈ドーナツ・ハート〉のオーナー、スザンヌ・ハートが主人公のシリーズ「ドーナツ事件簿」の3册目。
1册目は〈ドーナツ・ハート〉の店の前で殺人事件があったのだが、ミステリというよりもドーナツを食べたくなる本だとわたし以外のひとも言ってた。
2册目は、客たちを前にしゃれたキッチンへ出張してスザンヌがドーナツ作りを実演しているときに、悲鳴が聞こえる。〈ドーナツ・ハート〉のレモンクリームドーナツをひと口かじった女性が倒れていた。甘いながらも1冊目よりもかなりミステリに力が入っていた。

3冊目の今回も近いところで女性が殺されているのが発見されてはじまる。町はウィンター・カーニバルで賑わい〈ドーナツ・ハート〉も店の外にブースを出していて、スザンヌは客の相手をしていたとき悲鳴が聞こえた。
被害者はスザンヌの元夫マックスの愛人ダーリーン。その浮気のせいでスザンヌはマックスと離婚したのだが、マックスはダーリーンと別れたからと復縁をせまっていた。
心臓をキャンディ・ケイン(※いままで知らなかったのでウキペディアから引用(Candy Cane)は、硬い杖(ステッキ)の形のキャンディのことである。赤白の縞になったペパーミント味もしくはシナモン味のものが伝統的だが、味や色、厚みを変えたものも作られている。)でひと突きされて。但し、ここで殺人に使われたのはキャンディではなくて、同じ形で花壇のまわりに突き刺してあるやつ。先端に20センチのスパイクがついて凍った地面でも刺せる。

1冊目で恋人になった州警察捜査官のジェイクが亡くなった妻が忘れられないと謝りにきて、スザンヌはジェイクを諦める。
2回の事件関与で警察署長に睨まれたし、もう知らないと言っていたスザンヌだが、親友グレースが休暇中だからいっしょにやろうと急き立て調べる気になる。
グレースの家のドアが壊され中に誰かがいた気配があり、グレースはスザンヌの家にしばらく同居する。
雪が降る真冬の真夜中2時に店に行ってドーナツを作る毎日。助手のエマとふたりで頑張っている。朝早くから客がきて熱いコーヒーとドーナツで和む。
(山本やよい訳 原書房コージーブックス 857円+税)

マイク・リー監督『キャリア・ガールズ』

最近はお借りしたDVDの紹介記事をさきに読んで見るのを決めるようになった。昨日も今日も女性たちが元気で楽しく終りそうなのを選んだ。ハッピーエンドであってしかも考えさせられる内容というけっこう難しい選択なんである。

アニー(リンダ・ステッドマン)はロンドンに向かう列車に乗って学生時代を思い出している。ハンナ(カトリン・カートリッジ)との出会いはふたりとも貸間を探していてルームメイトになったから。アニーは喘息で頬にアレルギーのかぶれがあるが、パンクファッションでキメてタバコを吸っている。ハンナはしっかり者で美人だが愛想がない。もうひとりのクレア(ケイト・バイアーズ)は男の子好きでいつも化粧を欠かさない。アニーの専攻は心理学、ハンナとクレアは文学専攻。
3人は「嵐が丘」のページを開いてする占いで盛り上がり、クラブで踊り遊ぶ。
そういう暮らしでアニーとハンナは仲良くなったがクレアとは合わなくなり、ふたりで住むようになる。

ロンドンの駅にはハンナが待っていた。6年ぶりの再会、ふたりとも30代のキャリア・ガールである。アニーは田舎の会社で働き、ハンナはロンドンの会社で働いている。
ハンナは転居したいが、今度は家を買うとテムズ河畔のマンションを見に行く。プレイボーイまがいの男につきまとわれ、反対にやっつけて笑いながら立ち去るふたり。
不動産屋では学生時代につきあいがあった男に会う。そしたら今度はジョギングしているクレアと会う。アニーは帰る支度をしたが昔の下宿を見てからにするといい出す。建物だけは残っており、なぜかそこに昔の仲間のリッキーが階段に座っていた。
過去の3人と出会った旅であった。ハンナはアニーに「嵐が丘」をプレゼント、再会を約束してホームで別れる。

アニーは若いときはパンクファッションだったが、いまはベージュの服を着た地味なインテリ女性、ハンナはロンドンの一流キャリア・ガールらしいファッション。芯の強いアニーと常に闘う姿勢のハンナ。ハンナの仕草に惚れ惚れした。いつも「なにを!」という気持ちで男性に向きあっているところがカッコいい。
「コールド マウンテン」で「嵐が丘」が出てきたが、ここでもまた「嵐が丘」が重要な役割だ。1996年製作。

早朝の地震

昨夜は映画を見て、会報づくりをちょっとやってから日記を書いた。そしてお風呂に入って髪を洗って乾くのを待ちながら本を読むことにした。半身浴のせいで冷えていた足が温まったのはいいが痒くなり、本を読みながらばりばり掻いていたらおさまってきたのでようやく3時半ぐらいに横になった。痒くなるのはかなわんけど、温まったという体からの合図なのでオーケーなのだ。
そのまま一直線で夢の世界に入っていった。最近ときどき寝付きが悪いことがあるが、寝てしまえばぐっすり眠れる。どんだけ楽観的なやつか自分でもおかしい(笑)。

ぐっすりと眠っていると地震だった。ちょっとした揺れならさっと起きるのだが、今朝は揺れが大きかった。そのまま仰向けで運命を待ち受けていたが、かなり揺れたあと止まった。ああよかったと、起きてツイッターを読んだら続々と地震の報告が入っている。わたしもちょこっと書いておいた。
あとからyahoo! japanの地震情報を見たら、震源地は淡路島、深さ10kmとあった。大阪市は震度3となったが、体感震度は4だったよ。
時間が阪神大震災のときと同じくらいだったからよけいに感じたのかもしれない。あのときは片側の壁全面が本棚で上段の本が飛び落ちてきたっけ。
そんなことを思い出しながらまた眠りに落ちた。

パット・オコナー監督『サークル・オブ・フレンズ』

1957年、アイルランドの小さな町で育った3人の女性の成長物語。ベニー(ミニー・ドライヴァー)は洋服屋の一人娘で太め大柄の物怖じしない明るい女性。イヴ(ジェラルディン・オラウ)は孤児で尼僧たちに育てられた美女。ふたりはダブリンの大学に入学するが、下宿は許されずにダブリンまでバス通学する。大学で幼なじみの美人のナン(サフロン・バローズ)と再会する。
ベニーは医学生でラグビー選手のジャック(クリス・オドネル)に一目惚れ。イヴはジャックの友人のエイダンと仲良くなる。大学のパーティでなかなかダンスの相手がなかったベニーだが、最後のダンスをジャックが申し込む。ベニーとジャックはだんだん惹かれあっていく。ジャックは医者の息子だが手術や血に弱い。
森の中に森番だったイヴの親が残した小屋があり、18歳になったイヴは鍵をもらい手を加えて泊まれるようにする。
ベニーの父は店の売上が落ちているのが気になるし、ベニーを店員のショーンと結婚させたいのが親子喧嘩となり、心労で倒れる。
ナンは地主の息子サイモン(コリン・ファース)をうまく引き寄せて、イヴの小屋で夜を過ごす。妊娠したナンは結婚を迫るが、金持ちとしか結婚しないとサイモンは手切れ金のように小切手を渡す。ナンはすぐに作戦を変えて、父の死後は店の手伝いをしているベニーを裏切って上手にジャックに手を出し妊娠したとだます。
ベニーはショーンに結婚を迫られるが、ショーンが売上金をごまかしていたのを調べようと部屋に行く。そこで捕まるところを撃退しようと投げたクッションに紙幣が詰まっていた。お金を投げて出て行けというベニー。
イヴは小屋でナンとサイモンが過ごしたのに気がつき真相を知ってナンに迫る。ナンはガラス戸にぶつかり負傷する。ジャックは手当てをするが、そのとき自分の恐怖症がなくなったのに気がつく。ナンはジャックに謝ってイギリスへ。
ジャックはベニーの店に来て謝り、愛を告白。ベニーはゆっくりとつきあい直そうと思う。
大学でベニーとイヴとジャックは共に勉強を続ける。
そして数年後に、森の小屋に来たベニーとジャック。

アイルランドの田舎町ののどかな風景と森の木々の美しさの中で、若者たちが愛し合い、成長していくさまを描く。1996年の作品。気持ちよく見られてよかった。
コリン・ファースがイギリス人地主の役で出ていた。