ルイ・レテリエ監督『インクレディブル・ハルク』

【マーベル・コミックのヒーローが集結した「アベンジャーズ」への流れのうえで、上記の順番で見ること】という指示があって、見るべきは「アイアンマン」(2008)「アイアンマン2」(2010)だったんだけど、あまりにも昨日の「ハルク」がおもしろかったので禁を破ってハルクもの「インクレディブル・ハルク」(2008)を見てしまった。

「ハルク」には、ちょっとちゃちなところがあったのだが、今回はリアリティがあり格調高かった。リアリティというのもおかしいが。
ハルクに変身する青年ブルースをやっているエドワード・ノートンのインテリらしさがいい。恋人ベティ(リブ・テイラー)が科学者らしくしっかり見守るのもよかった。そしてベティの父のロス将軍がウィリアム・ハートなのだ。途中からだんだん娘を見守る父親になっていく。悪役というか精鋭部隊のブロンスキー(ティム・ロス)がタカ派の軍人で、みずからの肉体を怪物化してハルクに迫る。

放射線の研究をしているときに事故が発生、〈怒りを感じて心拍数が200を越えると約2.7メートルもの巨大な緑色のモンスター=ハルクに変身する特殊体質〉になったブルースは、軍の追跡を逃れてリオデジャネイロのスラム街に住んでいる。なんとか怒りの制御を身につけようと武道家のところに通ってもいる。ばれるときはこんなもんで、ちょっとしたことから居場所が見つかり追跡される。包囲されて逃げ惑い、間一髪でハルクに変身して暴れる。

アメリカに戻ったブルースは恋人のベティと会う。ベティの父ロス将軍にベティの言葉が通じるわけもなく、大学キャンパスで大包囲網が繰り広げられる。
そして最後はニューヨーク、暴れるブロンスキーをやっつけるためにヘリコプターから飛び降りたブルースはハルクに変身していた。ベティが危ぶみつつ見守るなか死闘が繰り広げられ、ヘリは墜落する。