デニー・ゴードン監督『ロイヤル・セブンティーン』

コリン・ファースの映画もいろいろ貸していただいている。ヒュー・グラントのほうが端正だがコリンのほうが好み。どっちも好き(なんやねんな)。

17歳のダフネ(アマンダ・バインズ)はニューヨークのチャイナタウンで母リビーと二人暮らし。母は結婚式場の披露パーティの歌手。ダフネもバイトでウェイトレスをしている。
母はモロッコで知り合ったヘンリー(コリン・ファース)と恋をして現地で結婚。ヘンリーはイギリスの大邸宅に戻るとヘンリー・ダッシュウッド卿となり、リビーは貴族にそぐわないと側近に別れさせられる。アメリカに帰ってダフネを生んだがヘンリーには知らせずに育てている。父についての話を聞いて育った娘は17歳になり、写真を持ってイギリスへ父に会いに行く。
赤い二階建てバスに乗ってロンドン見物し、急な雨に降られて安ホテルに入るとロビーにギターを持った男の子イアン(オリヴァー・ジェームズ)がいて親切にしてくれる。テレビニュースに写ったのは父で選挙に出馬するようだ。貴族としてではなく普通に選挙に出ると言っている。ダフネはあれは父よとイアンに言う。

大邸宅に入れてもらえず壁を乗り越えて入り込むと父には婚約者グリヌスとその連れ子がいる。ヘンリーがパパラッチと間違えて捕まえたらわが娘だった。ヘンリーは驚き喜ぶがグリヌスと娘クラリッサはとんだ邪魔者がきたと、まるでシンデレラの継母と姉のように邪険にする。
王室向けのファッションショーは王室と貴族だけが集まる。クラリッサが貸してくれた衣装を着るがうまく着られないでいると、ヘンリーを急かせて3人は先に行ってしまう。ダフネは結局ジーンズとキャミソールで出かける。ジーンズなので入れてもらえず、裏口から入るとモデルがいてそのまま舞台に出てしまう。堂々と歩く姿を撮影されてヘンリー卿の娘というニュースが報道される。

そんな具合でアメリカ娘がイギリス貴族階級を驚かし受け入れられていく。
貴族のパーティにもいろいろ参加。太った双子娘さんを感化してしまうし、貴族の愛犬と仲良くなったり。
ヘンリーは父親としてダフネを社交界に披露するパーティを催す。デコルテのドレスに祖母からは大切なティアラをもらってつけデビュー。しかし・・・もう一波乱あって気持ちよいラストシーンへ。