SUBの夜は西山カルテット

先週の水曜日に間違って行ってしまい若者2人とだべって帰った。ジャズをやる若者の気持ちと生活についてわかったような、わからんような。彼らはバブルの時代を通過してきた者と違う価値観を持っている。それでちょっと申し訳ないような気がした。でもわたしバブルの恩恵を受けてないもんな。だから平気でしゃべれるんやね。若者とのおしゃべりはとても好き。向こうはうっとおしいバアサンと思っているかもですが。

今夜は客が少なくて贅沢極まりない夜だった。西山さんがチェロをがんがん弾いた。歳森さんのピアノもよく響いた。こういうときは、わたしだけのために演奏してくれてるといい気分になって聴いている(笑)。途中で眠くなって目をつぶってうとうとするのも贅沢のひとつ(笑)。
メンバーは、西山 満 QUARTET[西山 満(cell) 歳森 彰(P) 財 盛紘(B) 弦牧 潔(D)]& 春田久仁子(Vo)。
春田さんのヴォーカルは以前に聴いたときよりずっとよくなっていて、継続は力なりというか、続けていくことの大切さを感じさせてくれた。こう思ったときにはすぐに本人に伝えて、おだてて育てる(えらそうに書いてすみません)。

終わってから歳森さんのいろいろと示唆に富んだお話も気分よかった。話の内容は暗くてもその暗さを分析する知性は明るい。「無音ストリート」を実践されていればこその突き抜けた明るさ。