アイスランドの作家 アーナルデュル・インドリダソン

アイスランドの作家アーナルデュル・インドリダソン「緑衣の女」(2001 日本語訳は2013)を読み終って、もう一冊訳されていた前の作品「湿地」(2000 日本語訳は2012)を慌てて買って読んでいる。ものすごくおもしろいけど、その内容はというと、強姦(湿地)と家庭内暴力(緑衣の女)による悲劇から生まれた殺人なのである。
「湿地」は女性が強姦され警察に行っても相手にされなかったが、その強姦による結果が犯罪のもととなった。「緑衣の女」はすさまじい家庭内暴力が主題である。

アイスランドの首都レイキャヴィクの犯罪捜査官エーレンデュルが主人公のシリーズで、彼は同僚とともに事件に取り組む。
不幸な結婚をして離婚し、娘と息子がいるが長いこと会えなかった。娘がやってきたら妊娠しておりなんとかクスリをやめたいと言う。
「湿地」を読んでいると「緑衣の女」でわからなかったことが、こういうことがあって、娘はああなったのかと合点。
ああ、早く読んでしまおう。

アーナルデュル・インドリダソンとエーレンデュル捜査官はヘニング・マンケルのクルト・ヴァランダー刑事のシリーズについで好きな作家とシリーズになった。