PRHYTHM EXOTIC NIGHT MARKET アルゼンチンの歌姫 Marina Fages来日公演

細野ビルのライブからもどってきたところ。ほんまに久しぶりのライブだったが、目の前で見るのはやっぱりええもんだ。
EXPEヨシタケさんの真空管アンプを使った甘美なギター、ブエノスアイレスからやってきたマリナ・ファヘスのドスの効いた歌声、女性ミュージシャンYTAMO、女性DJ YA△MA・・・と新鮮で甘美な音の洪水の中で楽しめた。
わたしはもう10年ほどヨシタケファンなので、もちろん一番前列でギターを弾くヨシタケさんを見える席を確保。
マリナ・ファヘスの歌い方はさすがブエノスアイレスの人だと思った。野性味があるのに都会的で、怖さと可愛らしさが共存している。
ヨシタケさんのギターの手と足の動きと真空管アンプの灯のまたたきに魅せられた。
これも久しぶりの女性DJ YA△MAさんのプレイも大好きなので楽しめた。

庭には食べ物の屋台が5つほど出ていて、いろんな飲み物、カレー、パンなど食べ物もあり、音と食と会話を楽しんだ一夜だった。早めの晩ご飯を食べて行ったのにカレー食べてワインとマテ茶を飲んで今日も食欲解禁してしもた。
相方に紹介されたサガンファンのJ子さんにライブが始まる前に乙女文学について少しだけウンチクを披露した。キャロルのことをご存知なかったので宣伝した(笑)。
合間に庭に出てまいこさんの手作りパンを買った。そばにいたJ子さんがクッキーの包みをお土産にくれたので、買ったばかりのパンを一個進呈。どちらもまいこさん製(笑)。

ネコが好きだがイヌも好き

ネコの花子はうちに19年いたが最初に部屋に入った瞬間から生きる歓びを与えてくれた。花子が静かに昇天したあとはネコを飼っていない。19年のうちに靭公園の公園ネコたちにご飯を運んだ3年間があった。30匹くらいのネコたちの朝ご飯を5時過ぎに起きて運んでいた。足を悪くして引っ込むまで時間とお金をたくさん使った。Macを使い始めたころで、出席簿を作ったのがいまも残してある。名前を見ると当時のネコの顔や仕草が目に浮かぶ。ちょうどネコたちと別れたころにヴィク・ファン・クラブが発足した。VFCの会報に公園ネコの話を書いたっけ。
朝も昼も夜もヒマがあれば靭公園にいってたから、夜中の猫集会に参加したことがある。
いまはツイッターで「いいね」したりリツイートしたりでネコの写真や動画を見ている。

近所の野良猫がにゃーと挨拶してくれることがあってうれしくなる。連れて帰りたいが、ネコを残して死ぬわけにはいかないから家にネコは飼えない。にゃーと返事してニコッとして離れる。

今日の夕方近所の道を歩いていたらイヌが寄ってきた。イヌにもなぜか好かれる。たいてい交差点で立ち止まっているときに近づいてきて愛想してくれる。今日は小さなイヌが背伸びしてくっついてきた。あたしもワンワンと相手した。飼い主さんが若い女性で喜んでくれた。なぜかイヌを連れている人はいやがってイヌを引っ張るんだけどね。

3連休が終わってしもた

いつものことながら休みが終わると休んでいた時間はなにをしていたのかしらと思う。3日間どこにも行かずじっと在宅で洗濯はした(笑)。ちょっとだけ本を読み、かなり長時間ツイッターを読み、昼寝をしようと思いながらしなかったのでいまアクビが押し寄せている。ヒマしてて寝不足とはこれいかに。

出かけていた相方がさっきお店の女主人が焼いたパンを奥様(笑)へのお土産にともらって帰ってきた。無茶うまいんだって。わたしは晩ご飯が個食になったのでフレンチトーストをたっぷり食べたところだけど、焼きたてを食べたらうまいというので、気にしながらも気にせず食べることにした。糖質制限は明日からじゃ。うん、たしかにうまい。

明日は早起きして姉の家に行く予定。ケアマネさんが来るので相談の付き添いをする。今日の寝不足を取り戻すのに早寝しなくては。しかし胃袋がいっぱいで難儀なことである。

ジェームズ・ボールドウィン『もう一つの国』のここが好き

長いこと愛読している本のうち、特に何度も読んで、これからも何度も読むだろう本が何冊かある。くたびれ果て変色した本の背表紙をとり本文の背を切り揃えてスキャンして電子書籍化しiPad miniで読めるようにしてもらった。古い本が生き返ってiPad miniの画面に現れた。この本、ジェームズ・ボールドウィンの『もう一つの国』(集英社)は絶版らしいから貴重だ。

全部読み通すと複雑な内容なのでそこらは後回しにして、わたしが読むのは197ページ。
ある春の夕方パリ在住のアメリカ人作家エリックはサン・ペール街を歩いていた。向こう側の道を歩いていた青年が抱えていた携帯ラジオからベートーベンの「皇帝」が聞こえてくる。エリックは青年イーヴに続けて聞かせてと頼む。二人は並んでベートーベンを聞きながら歩く。エリックはイーヴのお腹が空いているのを感じて晩ご飯に誘う。そして恋がはじまる。
ここだけ読むと納得して本を閉じる。前も後ろもあったもんじゃない。この恋のシーンの美しさが大好き。

Carolar’s fan Book『Flung Out Of Space』を読む幸せ

去年の暮れに『キャロル』(パトリシア・ハイスミス、柿沼瑛子訳、河出文庫)を読んでからずっと『キャロル』にひたっている。その次に映画を見た。映画館で映画を見るのは久しぶりですごく上質な恋愛映画だった。
それからはツイッターで映画『キャロル』を何回見た何十回見た何百回見たとの共感のツイートがたくさんあり、英語版のDVDを楽しんでいる人もいて羨ましいかぎりだった。その後アマゾンで字幕版のBlu-rayが出るのを知りすぐに申し込んだ。
大阪でキャロラー会が発足したというツイートを横目で見ていた。友人に行くんですかと聞かれたけど、いくら厚顔なわたしでもこのトシでのこのこと行くのもね、ということでツイートを羨ましく読んでいた。

キャロル合同誌『Flung Out Of Space』の発行を気にしていたのだけど、申し込みが遅れて1回目の締め切りに間に合わず増販の申し込みに滑り込んだ。届いたのが9月30日だった。
『キャロル』の本と同じ大きさで表紙のカバーと帯がそっくりな出来栄えである。すごい本格的。プロローグからはじまって第一部、第二部とエピローグまで、文章とイラスト(カラー版たくさん)とコミックで構成されている。書いているのはすべてキャロラーさんたちである。文章力がすごい、絵を描く能力がすごい、その力が結集した本である。「好き」という原動力が文章を書かせ絵を描かせているのを感じる。(ベタ褒めです。)

裏表紙の言葉がすべてを語っていると思うので引用する。
【今日キャロりたい・・・と思ったあなた。この一冊でこれから毎日キャロれます。(中略)映画『キャロル』をこよなく愛する者達によって創られた渾身の一作】
本が届いてから今日まで毎日あちこち読んだりイラストを眺めたりしていたが、なかなか紹介記事が書けないでいた。今日になってふと思った。毎日楽しんで読んでいると書いたらいいんや。わたしの大切な生涯に何度でも読む本に加えて。

季節の移り変わり実感

いつまでも暑かったけどここ数日は夜になると涼しいから着るものの入替えをしなくては。しまうときは、これは捨てようとか、これはもういらんなあとか整理したから、その季節になったら補充せんならん。冬の衣類が足りなかったらどないしょう。
夏はTシャツ、秋は長袖Tシャツとその上に着るカーディガン、冬はセーター類。さささと二人で分けたが、同じような色と形で大きさだけが違う。しまうときに雑巾に払い下げたのの代わりが入用と相方はさっさと買い物に。今晩のクラブ活動に間に合わせたい(笑)。
そのあとこちらはパジャマや下着や靴下やらの整理で一仕事。

初夏と初秋に掛けていたキルトの生地が弱くなっているのに気付き、ちょうど良い大きさでおしゃれな布団カバー(なんとバブル時代のケンゾーの)が2枚あるのを思い出して、キルトの外側をおおった。サイズぴったり。新しい上掛けを買ったみたいでいい感じ。

このあとはカーテンの取り替え、寝具の整理が残った仕事。
扇風機を掃除してガスファンヒーターと入れ替えもしなくちゃ。

友だちのメールに癒される

今日は一日姉の家にいた。昼ご飯は栗ご飯弁当。おやつはモンブラン(甘いものを週に一度ここで食べている)とコーヒー。
梅田で買い物してから行って家の雑用を片付けて、肩と背中のマッサージをしながらテレビを見た。姉の好みは刑事物でトップは『相棒』だが今日はなかった。『相棒』は同じものが繰り返し放映されていて、何回見てもおもしろいそうだ。今日は東北弁らしいしゃべりの警部の2時間ものと沢口靖子がかっこいい『科捜研の女』をやっていた。週に一日だから我慢してるがこれ以上のテレビは無理。

4時になると姉がお風呂に入る。お風呂から出られなかったことが二度あったので、入浴中にときどき見回りする。
庭のホトトギスにつぼみがつきだした。萩はそろそろ終わる。水引草と紫式部が遠慮っぽく盛りだ。

夕方「また来週ね」と見送られて帰る。今日はタクシーで江坂へ出てハンズとしまむらをぶらついて地下鉄で帰った。ちょっとずつ江坂や吹田の街に慣れていく感じ。

帰ってお風呂に入ってご飯を食べた。ビールに酔ってテーブルにうつぶせになって寝てしまった。せっかく昨日はやる気が出てきたのに次の日は眠いんじゃどうもならんけど、早起きして肉体労働してきたのだからしゃあない。明日から読書に精を出そう。

今日は出かける前と帰ってからと二人の友人からうれしい長文メールがあった。癒されるっていうのはこうことだな。

台風18号去って、吉田喜重熱高まる

昼間は蒸し暑くてやりきれなかったけど、晩ご飯後は涼しくなった。ご飯前にえらく風が吹いて雨が降り込んだが、いまは静か。半袖Tシャツを着ていたら寒いのでカーディガンを羽織った。
食後に『週刊現代』をばたばためくっていたら、自分の中からもっと落ち着いてちゃんと本を読もうよと呼びかける声が聞こえたような気がした。梅雨の頃から読みかけて置いてあった吉田喜重著・蓮實重彦編『吉田喜重 変貌の倫理』が読みかけのまま置いてあるのに気がついた。狭い部屋の一角だからいつも見えているが、暑いと見えないんだわ。ああ重い本を買ったものだなとぱらぱらと読んだところを読み返した。蓮實さんとの対話が楽しい。
しかしまあ、この重たい本をジュンク堂で現金(3800円+税)で買って持って帰ったんや。すごい吉田熱だった。
吉田喜重の映画を全部見たいというているわりにまだ半分くらいしか見ていない。これも課題だ。ネット検索したら2014年10月に岡田茉莉子さんとともにお元気な記事があった。

検索を続けたら「放送文化基金」というサイトがあった。吉田さんは「テレビドキュメンタリー番組審査委員長」をやっておられ、『ETV特集 薬禍の歳月〜サリドマイド事件・50年〜』(NHK)で最優秀賞と演出賞を受けたNHKディレクターの石原さんと対談されている。今年の9月16日なので最新のお写真を見られてうれしい。内容はこれから読むんだけど。

涼しくなったせいかちょっと理屈っぽいことも理解できるようになった。
秋だからと食べてばかりいないで勉強もしなくっちゃと身を引き締める。
明日は姉の介護に行く。

女はみんなしんどかった9月

今日久しぶりに美容院へ行った。ほとんど月に一度行ってるけど今月は2週間くらい遅れていて、頭の真ん中の白髪が目立つ。後ろが映る鏡で見るとほんまにええっーという感じ。知らん顔して出掛けているけど、友だちと会うのにこれではいかん。ということで友だちにも会ってない。姉には我慢してもらった。「あんた、後ろから見たら不細工やな」と言われながら。

美男犬シェルくんに迎えられて店内に入ると「9月はしんどかったんとちゃう?」と第一声。「なんでわかるん?」「客がみんなしんどかったというてる。わたしも腕が重くて頭痛がしてかなわんかった」そうである。
そう言われると確かに9月はしんどかった。しんどいのバロメーターのVFC会報作りがいつもの倍も日にちがかかった。作業が遅いのではなくて、やる気が起こらないからやらなかったのだ。仕事は無理してやるが、こういう作業はやる気が起こらないとね。

話は続いて、しんどかったのは女子ばかりで男性客に聞いたら、全然しんどかった人はおらなんだそうだ。「くみこさん、やっぱり女やん」ということは、もしかしてしんどくなかったと答えるかもと思ってたのかも。

茶色い髪にハイライトも入れて笑顔で写真撮ってもらった。
明日台風が去ったらパリッと元気になっているかも。

鼻水と蕁麻疹、くしゃみはまだ

まだまだクソ暑い日々だがすこしだけ秋の気配がする。秋だなあと思うより先に体が反応している。腕や首筋が痒い。蚊に刺されたわけではない。体内から痒い痒いが発生している。
熱いもの(今夜は鍋うどん)を食べたら鼻水が出る。鼻水が垂れてくるからティッシュの箱をそばに置いてご飯を食べている。痒いのはひたすら掻く。

ふと思いついてウィキペディアで「アレルギー」を探した。 I 型からV型アレルギーまで5つにわけられている。
どうやらわたしのは I 型アレルギーらしい。
【代表的な疾患としては、蕁麻疹、PIE症候群、食物アレルギー、花粉症、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アナフィラキシーショックがあげられる。】とある。こうして普通に生活していて掻いたり鼻水を拭いたりしているだけだから、疾患ともいえないようなものだが、そういうものかと納得。

これからくしゃみの季節になる。お気に入りの猫ハンカチをポケットに入れておけばくしゃみも楽し。