糖質制限ダイエットしたら皿数が増える

先日友だちとしゃべっていたらその子も糖質制限ダイエットをしているそうで、おおいに話がはずんだ。彼女が言うには「このダイエットはお金がかかると思えへん?カップラーメンとかだと安くつくやん」だそうだ。うちは菜食からの切り替えだからちょっと違うけど、「そうやな」と返事しておいた。

毎日2食の食事の用意は相方がしていて糖質制限をしだしてからは食事の皿数が増えた。まず生野菜のサラダが出る。次の大皿には真ん中にパスタが上品に盛られ、小鉢にはピクルスが彩りよく、中皿には卵料理か肉料理か魚料理かが野菜を友にしてすっきりと盛られている。それとバケットなどパンを薄く切ったのがのった皿が出る。これで皿数は10枚ですよ。その上に最近の果物はバナナでシナモンを振りかけて食べるから小皿を使う。
最後に紅茶を飲んでおしまい。
食器と鍋類とでシンクは満杯。まあ洗うのは嫌いではないけど。
ということで、モンクを言わずに片付け仕事をしている。作るのよりラクかな。

落合康夫 国民年金フル受給開始記念ライブとNacomiさん

ギタリストのピエール落合こと落合康夫くんは古〜い友人である。彼が大学生のときにジャズ喫茶「マントヒヒ」で知り合った。ものすごーい美男だったから顔を見るのが楽しみだった。一度など「ちょっと顔を見せて」とじっくりと見せてもらったことがあったほどだ(笑)。
マントヒヒが閉店して、彼は大学を出て税理士になった。美貌は衰えたとはいえいつも楽しそうに話す様子は変わらず、彼の方から連絡があって3年に一度くらいは会っていた。
ブルースバンドでギターをやっているという。今度はどこそこでライブをやると聞いても、わたしは行ったことがなかった。相方はブルースが好きなのでけっこう長電話してたりしたが。

今年も税理事務所の年賀状が来ていたので返信の寒中見舞いを出したら、今日届いたと電話があった。電話の内容はライブをやるという知らせだが、そのライブのタイトルが《落合康夫 国民年金フル受給開始記念ライブ》なんである。かの美青年も2月28日をもって65歳になるそうだ。

その話とは別に彼が演奏しているところが『ニコニコ動画』で配信されているという話題があった。歌手のNacomiさんのギター伴奏をしたそうなので、さっそく見ることにした。
1月23日のニコ動生放送、場所は御堂筋の献血ルーム クロスカフェ、司会者と並んでNacomiさんがいた。大阪弁でざっくばらんでいい感じの女性だ。いままでの道筋を話すのによどみがない。ブルースへの愛が満ち溢れているひとだ。

対談が終わって4曲演奏するという。そのバックについたのがピエール落合こと落合康夫くん。久しぶりに見た康夫くんは愛想がよくて可愛かった。

ペットロボットの名前はメリーちゃん

姉の家にあがると椅子の上にグレイの大きな猫がいた。昨日電話で言ってたのはこれやねと抱き上げた。姉の知り合いが持っていて、欲しかったらネットで買ってあげると言ってたやつだ。3カ月前に行方不明になった愛猫チャーと同じくらいの大きさ、白っぽいグレイの長毛で可愛い顔をしている。値段は11,750円だったって。

どうしたら声が出るかわからんから見てと言われて説明書を見てお腹のところのスイッチを見つけた。ここを開けたら電池が入っている。
スイッチを入れたら「うーん」とうなって「にゃー」とないた。じっとこっちの顔を見ている感じ。ときどき突然「にゃー」となく。こちらが他のことをしたり、人間どおしでしゃべったりすると目をつぶって寝ている。これってロボットだよね。
ソニーのアイボっていたなあと思い出した。あれはロボットそのままのかたちの犬だった。本当の猫のようなこの猫は進化したロボットなのかな。

ひとしきり遊んでやって、この子は女の子と決まり、名前はメリーちゃんになった。姉はチャーの写真に、この子はおもちゃやで、本当の猫とちゃうんやで、怒ったらあかんでと何度も語りかけた。
そしてまだ慣れないから夜はスイッチを切っておくそうだ。

ローナ・バレット『本を隠すなら本の中に』

先日心斎橋へ出たときに東急ハンズ地下の本屋さんに寄って買った。目的なしでぶらぶらして衝動買いしたのは、『現代思想1月臨時増刊号』(特集:パリ襲撃事件)、澁澤龍彦『幸福は永遠に女性だけのものだ』(河出文庫)、ローナ・バレット『本を隠すなら本の中に』(創元推理文庫)の3冊。いかにも衝動買いで、お金がないんだからもうちょっと検討したらよかったとその日にうちにすこし後悔した。

まずコージーミステリをとローナ・バレット『本を隠すなら本の中に』読み出した。主人公はミステリ専門店の店主トリシア・マイルズ。離婚していまはジャーナリストの恋人がいる。猫のミス・マープルが同居。隣りで姉のアンジェリカが料理専門書の店とカフェをやっている。
大学時代の友人パミーが訪ねてきてもう2週間居座っている。パミーの行動にはトリシアの目にあまることが続いているので、ついに出て行くように言ってしまった。
パミーはあちこちの店をまわって職を探したが決まらず、最後はアンジェリカが雇うことにしたのをトリシアは知る。
トリシアはアンジェリカの店の裏側のコンクリートの道に出た。ゴミのカートから突き出た2本の脚はパミーのものだった。
否応無く警察とつきあうことになる。(多分)前作でうまくいかなかった係官でなく、今回は郡保安官事務所の地区隊長ベーカーが捜査に当たる。彼の緑の目に惹かれるトリシア。コージーミステリの王道を行くって感じ。

買ってよかったと思ったのは、居候だったパミーが殺され捜査官たちが帰った後のさびしい部屋で取り出した本が、なんとまあ『小公女』だったこと。トリシアはこの本の最初のページを何度も読んでいると書いてある。わたしは終わりのほうの屋根裏部屋に奇跡が起こったところを何度も読んでいるんだけど。
ドロシー・L・セイヤーズへの言及もあってうれしいかぎり。猫の名前はアガサ・クリスティーだけど。
(大友香奈子訳 創元推理文庫 1200円+税)

寒中見舞い

毎年のことながら年末に年賀状を出せない。たいして忙しいというわけでもないのに出せない習慣になってしまった。毎年正月が過ぎたいまごろになって「寒中見舞い」を出そうかとどちらかが言い出す。
相方がデザインして昨日プリントしたハガキに宛名を手書きで書いた。宛名シールを貼るよりせめて手書きで宛名をと思って。そして「ひとこと」書くスペースをとってあるので、それぞれにひとこと書く。
今日やってしまおうと思ったが寒すぎてぼーっとしていたので明日の仕事にする。寒いうちに出してしまいたかったが明日も寒そうだし。
実は検索したら「寒中見舞いは、松の内があけてから立春までの間に出します」とあったのでほっとして、明日に延期した(笑)。
「ひとこと」に相手の方への想いを込めて明日気分良く書こう。

大阪は雪が降らなかったけどすっごく寒かった。さっき夕方干した洗濯物が凍っているのを発見。昔はよく凍ったが、最近は洗濯機の絞りがよくなっているのか干したものが凍ることはなかったが。
月や星がきれいなのがうれしい。寒いけど何度も窓を開けたりベランダに出たりして楽しんでいる。

パトリシア・ハイスミス『死者と踊るリプリー』

へんなタイトルなので原題を見たら『Ripley Under Water』なので納得した。前作『アメリカの友人』と同じ家で妻のエロイーズと安穏に暮らしているリプリーに思いがけない危機がやってくる。
同じ村の大きな池がある家を買って暮らし始めた若いアメリカ人のブリッチャード夫婦がトムに接近してくる。経営大学院で学んでいると言ったがその他のことも嘘くさい。なにをたくらんでいるかわからない。家にいるトムの姿を近くの森の中から撮影していたりする。

エロイーズと友人のノエルとトムは前から計画していた北アフリカへ旅する。ホテルの側でブリッチャードが立っているのをトムは見かけた。誘い出すように一人で出かけたトムはつけてきたブリッチャードを叩きのめす。
女二人連れであとの旅を楽しむように言ってトムは先に帰国しブリッチャードのことを調べる。『贋作』のときの画家のこととかが思い浮かぶ。
どうやらこの作品は『贋作』の続編になるのだとわかってきた。そのときの友エドとの深い友情というのか関わりがいい感じ。
まるでゲームでもしているように、詰めたりかわしたり、一手先んじたり、ブリッチャードをかわしながら危うい橋を渡っていく。
ブリッチャードは人を雇って川をさらいはじめて村人の噂になるが、どうやら思っていた物を手に入れたらしい。
最後、ほっとした(笑)。
(佐宗鈴夫訳 河出文庫 980円+税)

パトリシア・ハイスミス『アメリカの友人』

パトリシア・ハイスミスのトム・リプリーのシリーズは『太陽がいっぱい』(1955)に続く『贋作』(1970)だけまだ読んでないのだが、『アメリカの友人』(1974)と『死者と踊るリプリー』(1991)を続けて読んだらどんな内容かわかって、読まなくてもいいかという気持ちになった。でもリプリーのなんともいえない暗い甘さを味わいたいなら読まなくてはとも思う。まあいまのところはこの3冊でいいことにしよう。いま調べたらもう1冊あった。『リプリーをまねた少年』(1980)は柿沼瑛子さんの訳だからこれから読む本に入れておこう。

トム・リプリーは妻のエロイーズとフランスのフォンテーヌブローから数キロ離れた小さな村ヴィルペルスに住んでいる。エロイーズは大富豪の娘で父からの金銭援助を受けている。援助金がなければこの地での生活が成り立たないのをトムはよくわかっている。頑健な60代の家政婦マダム・アネットが家事を全部引き受けている。
トムは絵を描き、エロイーズとともにハープシコードを先生に家に来てもらって習っている。その上に庭仕事が好きで季節の花やハーブを育てている。大きな仕事は庭師に来てもらい、毎日の世話はトムがしている。毎日朝早く起き咲いた花を切って部屋の花瓶に活ける。そこだけ見ていると落ち着いたブルジョワの生活だし、マダム・アネットにも村人たちにもそう思われているけれど。

ハンブルグから友人のリーヴスがやってきて仕事の話をする。やばい仕事だと思うが手助けしようと思う。このあたりの悪人どうしの信頼感は古いフランス映画みたいに惹きつけられる。
(佐宗鈴夫訳 河出文庫 980円+税)

今日は大寒

今日は大寒。暦の上では一年で一番寒い日とされているのだそうです。
ほんまに寒い。
「大寒」で検索していろいろ読んでいたら2016年1月21日の0時27分が大寒の瞬間だそうで、さっき今夜と勘違いして喜んでいたけど、昨夜のことであった。よく気がついたなあ。

冷えたのか、くしゃみが出るし、鼻水がずるずるするし、生あくびは出るし、お腹が冷たいような気がする。だから寒いと思ったときカイロを貼ったらよかったのだ。後悔先に立たず。
風邪を引いたらいややな。今日は湯たんぽ入れて早寝しよう。それから忘れないようにマスクをして寝よう。
お湯を沸かしてどくだみ茶でもいれるか。

ピーナッツ!

1時間ばかり前に大きなカップになみなみとコーヒーを注いで飲んでいた。わたしは少し残すくせがあって、あとで冷めたのをひとくちふたくち飲むのが楽しみ。
いまも一仕事片付けたのでカップを持ち上げて「そうそうピーナッツ!」とピーナツを入れてある缶を持ち出した。ブリキのカワイイ缶である。
甘いおやつをやめたから間食はナッツ類に限定している。いまはカボチャの種とクルミとピーナツが入れてある。コーヒーでもお茶でもこの三つの缶がお相手である。
一回5粒が標準だけど、昼は10粒食べてしまう。いまは5粒。慣れるとバリバリ食べていたのが不思議に思える。

いまがいちばんお腹が空いているときで、ここがガマンのしどころ。でも食べないくせがついて7〜8時に晩ご飯を食べてから明日のお昼までなにも食べないで平気になった。すっごいお腹減らしだったんやけど。明日の朝の体重計が楽しみ〜

イワシのグラナダ風

5年間の菜食生活から復帰して少しずつ魚と肉を食べはじめた。鶏肉が多いが1週間前にはブリのアラを食べた。5年ぶりのブリのアラの粕汁がうまかった。何を食べても感激(?)している。

今日は丸元淑生さんの料理本から「イワシのグラナダ風」が主菜で登場。以前、魚を主に食べていたころを思い出すと、うまくて安いイワシ、サバ、アジ、サンマなど青魚が主だった。それを焼くか煮るかするのがわたしの料理だった。いま相方は料理本を研究しておしゃれな料理を作る。
目下、糖質制限ダイエット実施中。皿数を多くしてたっぷり食べた気持ちになるのが大切なんだって。きれいに盛ってぜいたくな雰囲気だして少食なんである。

イワシのグラナダ風は白ワインを1カップ使ったイワシの炒め蒸し。ジャガイモを別に炒め蒸ししてつけ合わせる。

今日の献立
白ワイン、葉っぱのサラダ、野菜のピクルス、あさりのパスタ ボンゴレ、イワシのグラナダ風、カボチャとクリームチーズ、バケット少し、紅茶、コーヒー。