甲州弁をしゃべってみた

山梨県で暮らしたのは国民学校(小学校)の4年生のときに叔母の家に疎開した2年間だけである。わたしは5歳のときに東京から大阪に引っ越し、東京弁から苦労して大阪弁を使えるようになった。4年生の1学期まではちゃきちゃきの大阪っ子だった。それが夜行列車に乗って山梨県へ着いたら異邦人(笑)。関西からの疎開者は少なかったので珍しがられた。その上に国語の時間に教科書を読むと、大阪に行く前の東京暮らしが役に立って標準語なのである。先生に褒められて国語の時間には今日勉強するところはわたしが朗読することになった。
そんなことで目立つようにもなったけどふだんは甲州弁を使うようになっていた。「いいじゃん」「そうけ」「◯◯づら」なんて。

今日、雑誌『クロワッサン』を買って読んでいたら「もの忘れは、治せる」というページがあった。そのひとつ、椅子に座って本を音読するのがいいらしい。なるほどなあ。iPhoneに入れてある漱石作品の中からと思ったのだが、そうそう、こんなときに甲州弁を使ってみよう。手元に深沢七郎『甲州子守唄』がある。そこで開いたページを読んでみた。甲州弁の会話がある。やってみよ。
ところがですね、読むと言葉は甲州弁なんやけど、わたしの読み方が関西弁なのである。えっ、とびっくり。あきまへんわ。どうにもならんわ。

なんじゃもんじゃの花

先日木津川まで散歩したとき、通りかかった道になんじゃもんじゃの花が咲きかけていた。そのときは「この花変わった名前やったね」といって名前を思い出せなかった。「だいぶ前やけど、プールに行ってる時に札がついててわかったんやね」と語りあったが名前が思い出せず。「変わった信じられへん名前やったな」といいながら帰った。

それがですね、いまなぜか突然思い出したんですよ。「なんじゃもんじゃやった〜」って。検索したら木と花の写真が出てきて「これや、これや!」とうなづいた。どこから出てきたんやろ。

以下、コピペさせてもらった。
「一葉たご(ひとつばたご)というのが正式の名前。木犀(もくせい)科。開花時期は、 4/20 ~ 5/10頃。」

白髪にもどすことにした

わたしの家系は白髪になるのが早くて男女ともに40歳をすぎると白髪が目立つ。姉とわたしは早くから染めていたが、妹は染めない自然派でずっと白髪でとおしてきた。知らぬ人からはわたしが妹に見える。姉が80歳頃から染めるのをやめ白髪にパーマをかけウェーブをつけるようになって、染める派はわたし一人になった。

1980年代はわたしは40代で白髪になり始め、右前髪が白い束になって目立つようになっていた。それでも気にせずに遊びまわっていたが、ある日、四ツ橋筋にあったパームス(1階カフェ、2階バー、地下ディスコ)のディスコで遊んでいたとき『ロックマガジン』の阿木譲さんに声をかけられた。「照明で白髪が光っているよ」「あっ、ほんまに〜 苦労が多くて白髪が増えてます」あとは笑いでごまかしてホッ!
その後、気になって行きつけのアメ村の美容院で染めてもらうことにした。それ以来美容院は変わったが髪は欠かさずに染めている。
最近はハイライトを入れてもらってより美容師さんの技術が光っている。だからずっと染めているつもりだったのだが、そろそろ80代も後半に入ろうとしているのに、ハイライト入り茶髪で、後ろから見たら10代(?)では、あまりにもでないかい(笑)。

先月、美容師さんが入院することになった。「退院を待ってるからね」というていたのだが、髪は勝手に伸びてきて、白髪が目立つようになった。ここで半年くらい見苦しいのを我慢して白髪にするか。
いま根元から1センチくらい伸びている。めちゃくちゃ不細工だ。でもこれを乗り越えたら白髪のレディになれる。
さいわいお気に入りの夏帽子がある。暑い間はこの帽子をかぶって乗り切ろう。涼しくなったら似合う帽子を探そう。

天気が良いから

連休前半は雨の日が多くて湿っぽかったが、後半になったら良い天気に恵まれている。家事日和だ。どこにも行かないし、誰もこないし、電話もないし、好きなようにおやつ食べたり片付けしたりネット三昧したりで楽しい日々。同居人は出かける楽しさを満喫しているが、わたしは在宅の楽しさ満喫(笑)。

洗濯がいくらでもできるのがありがたい。空気が乾燥しているところへお日さんがよく照るのでよく乾く。狭いベランダだから乾いたら取り入れ、また次ぎを干す。
冬に使ったものをなんでも洗っておく。ひざ掛け毛布や肩掛けもみんな清潔になった。椅子においてあった座布団は捨てて新しく買ってきてある。薄いスカーフは梅雨になったら使うからこれからが出番だ。

読みかけ本を読み上げてしまおうと思うが、これが何冊もあってややこしい。感想を書こうと思うと最初から読み直さないといけないので、早くもめげそうになっている。

つくしだれの子

今日ちょっと驚いたこと。
40歳過ぎの男性なんだけど、ひと月ほど前にしゃべったときのこと。家の近所につくしがいっぱい生えているのを見つけたそうだ。そのつくしと思われるものの説明を聞いてわたしはそれはきっと「つくし」やで、近所につくしが生えてる場所があるっていいねと答えた。ついでにつくしの食べ方も。

今日はその「つくし」がなくなって、つくしがあったところに緑の筋のようなものが生えているという。おかしくなって「それスギナや、ツクシがスギナになるねん」と答えて、「つくしだれの子 すぎなの子 土手の土そっとあげて つくしの坊やが顔出した いうねんで」といった。これ歌かな? 一年生の教科書の本文にのっていたのかな。

つくしをおひたしにして食べたいな。あまりうまくはないけど、春の香りがするよね。

乙女椿

わたしは春の花では椿が好きで、なかでも乙女椿が大好きなので、道を歩いていてよそのおうちの玄関の前にある鉢に乙女椿が植えてあると大喜びする。この近所の道で見かける乙女椿を把握していて毎年花を見るのを楽しみにしていた。

今年はあまり出歩いていないのでちょっとさびしい。しかも椿を忘れていて、先日見かけたときは「忘れててゴメン」と口の中でいって、ゆっくり鑑賞させてもらった。毎年植木鉢に椿を咲かさせてくださってありがとう。

姉の家には藪椿が3本と侘助椿が1本あって、12月に入るとワビスケが咲き始めて1月いっぱい咲いていた。藪椿は早春から4月にかけて咲いていたっけ。植えている場所が庭の片隅の物入れの横なので他の好みの木より差別されてるみたいだった。椿の木は夏には虫がついてナンギだった。わたしは虫を殺すのはゴメンこうむったから姉は仕方なしに帽子をかぶりマスクをしてクスリを枝に撒いていた。
椿の落花を拾うのはいやな仕事だった。姉も最後の年は「見んとこ」といって障子を閉めて椿の木を部屋から見ないことにしていた。

3月末で借家だった家を返したので、植木たちはどうなっていることやら。床下にはイタチが住んでいたがどうしているやら。

もの忘れが多い

年齢のせいなのかもしれないが最近よくもの忘れする。昨日の昼ごはん後の片付けが終わりかけのとき「洗剤がなくなりかけてるな、次の分を出しとこ」と独り言をいって洗剤類の置き場所へとりにいった。そこで洗剤を出して台所へもどったらいいだけなのに、なにをしたんかなあ、他のことをして洗剤をすっかり忘れてしまった。
それから3時間後に晩ご飯の支度をする相方が「せっかくやる気出してるのに、だれかさんが仕事ほったらかしやんか」と怒っている。「あっ、そうや、忘れてた」「すぐに晩ご飯にかかりたいのに」「ごめん、ごめん、すぐに片付けるわ」と片付けにかかったが、最近ほんまにもの忘れが多い。年中なにか忘れるなあと自分で自分に呆れ気味。

ご飯を食べてるときにかかってきた電話でしゃべってご飯を食べ忘れたのは昔の話だが、今も昔ももの忘れの多い人である。わがことなれど呆れてものが言えん。

晴れたり曇ったり降ったり

起きたときは天気が良かったので慌てて洗濯して干した。午後になって整体院へ行く時間になったら曇ってきて運が悪ければ降られそうな塩梅だ。結局は運良く帰り道も降られずすんでよかった。車椅子で外出するとき用のビニールのレインコートを買っておかねば。いつも逃れているからといって次は大降りになるかもしれないし。災害用のリュックに入れておこうといいつつ忘れていた。もう一度点検しよう。

家でお茶しているとケータイが西区に雨雲接近と知らせている。外を見るとぼちぼち降ってきた様子。洗濯物を取り入れて室内干しにした。
30分ほどして急に明るくなった窓を開けたら、太陽が降りていくときの最後の輝きをはなっていた。へんな天気だ。雨はたいしたことなくやんだようだ。

天気予報を見たら夕方6時くらいを中心に降って夜になったらあがるらしい。そのまま明日は一日中晴れ。朝起きたらシーツと掛け布団のカバーを外して洗うこと。枕カバーも忘れずに。
今夜は天気を気にしないで映画を見る。

スーパーがいっぱい

いつのまにか近所にスーパー「阪急オアシス」が開店していた。期日前投票に行ったとき行きしにちらっと見て「オアシス開店してるんちゃう?」「帰りに通ってみるか」と言いながら帰りに通ったら、ずっと前からやってるみたいな感じで営業していた。「うちから近いんちゃう?」「ふだんはこっち方向へけえへんからな」といいながらその日は通り道の八百屋で野菜をたくさん買ったので寄らずに帰った。翌日に相方が行って買い物し、カードをつくったりして得意先になって帰った。

近所の人との間につきあいがないからご近所情報に疎い。とんとんとんからりの隣組があったら、なにかできるよ段階から、もう直ぐ開店や、明日開店やと段階までいろいろあるだろうが、わたしの場合は美容院と整体院、整形外科と薬局しか日常的に話をせえへんもんなあ。テレビないから見ないし、新聞とってないからチラシがないし。

最近の西区は新築マンションが多く人口が増えているようで活気がある。子供も多い。そんなもんでスーパーが増えているんかな。つい20年前には西と東に1軒ずつで、どっちも結構遠かった。いまは東にも西にも北にも南にもあって、客層も高齢者が多いところや、高級品を揃えているところといろいろあって、うちの場合は相方が楽しんでいる。

寒さにサイナラ

1日の月曜日に前々から決まっていたお花見パーティに相方が行って、深夜に寒かったーと帰ってきた。その日の晩ご飯を食べてるときの7時のニュースで野村アナウンサーと気象台の人が今週の寒さについて話していた。月火水とこの寒さが続き、木曜日の朝まで寒いそうだ。木曜日、つまり明日の朝まで冷え込み、午後からは暖かくなるそうだ。やれやれ、これで寒さとさよならできる。

もう寒いのはかなわん。寒いのはいやと何度かぼやいたたけど、今回でおしまいにしてほしい。もう一回寒の戻りとかあったらいややで。
あさって金曜日は近所の神社へ花見(花を見るだけの)に行こうかなと思っている。暖かかったらね。

あまーいケーキが食べたい。和菓子もいいな、春らしい色合いの。