日本で最初の女子デモは大阪 井上理津子『さいごの色街 飛田』から

デモの帰りに寄ったジュンク堂難波店で気になっていた、井上理津子「さいごの色街 飛田」が見つかったので買った。帰りの電車で読み出したのだが、すごくとっつきやすい。帰ってから着替えもそこそこに読んでいて、ご飯が終わったらすぐに読んでいた。井上さんは大阪在住の女性ライターである。

全部読み終わったらきちんと感想を書くことにして、今日は〈日本で最初の女子デモは大阪〉という記載があったことについて。
「原発いらん!女子デモ!? だれデモ!@大阪」の帰りに買った本で、日本で最初の女子デモが大阪であったことを知るとは!

大阪には江戸時代から続く南地五花街があった。その後にも新設されたところもあり、芸者が中心の「甲部」と娼妓が中心の「乙部」に分けられていた。飛田新地は「乙部」として、近代大阪における、松島遊郭に次ぐ二つ目の遊郭新設になった。
飛田遊郭設置反対同盟会が綴った反対意見の冊子にはレベルの高い女性の人権に立脚した反対意見が見られるそうだ。
1916年10月21日には、矯風会(日本キリスト教婦人矯風会)によって日本最初の女性だけのデモが行われた。
【矢島楫子、林歌子を先頭に、二列縦隊で、百数十人の和服姿の女性が静かに祈りながら、川向こうの江之子島(現西区)の大阪府庁まで歩いたのだ。反対署名と「請願書」を大久保知事に届けようとしたのだが、大阪府庁は大騒ぎとなり、知事は居留守を使った。】
(井上理津子著 筑摩書房 2000円+税)

原発いらん!女子デモ!? だれデモ!@大阪 に参加

脱原発デモの参加は8回目。今回は〈女子〉がひっぱるデモである。自分たちのデモをやりたいという気持ちからはじまり、実際にやってのけたことがすごい。
ということを知って早くから騒いでいたのに、不細工なことに朝のスタートが悪くて、気がついたら1時を15分も過ぎていた。12時頃集合で出発は13時45分なので間に合わない。今日はいままでのデモと違うデモ前の風景をレポしたかったのに。

【子どもブロックあり、カフェーあり、デモ当日もいろいろ企画予定。子ども連れの方も参加しやすいよう、集合解散地点は同じ場所、荷物置き場を設置します(デモ中、荷物預かります!)】
こんなことが出発前にあった。お誘いのサイトからの引用ですみません。
過ぎたことは仕方ないと気を取り直し途中から参加することにした。出かけるまでにツイッターをチェックしたらユースト中継の最中で、CHILOさんが軽トラックの上でDJしている場面が出てきた。うんうんいい感じ。クルマのうしろに知り合いがちょこちょこ見える。

まあ、わたしの場合は膝が悪いからいつも途中で離脱してしまうので、今回は途中から最後まで行くからいいかと思い直して出発。御堂筋に出てデモ隊に合流した。DJはsakiさんに替わっていて大阪土着的なところもあるプレイ。歩き出してすぐにさっきDJしていたCHILOちゃんと、これからのえりちゃん(pannalilaさん)と出会ってしゃべりながら歩く(後ろ姿がユーストに写っていたそうだ)。ツイッターで知り合ったFくんがいたと思ったら、kumikoさんと声をかけてくれたのはヴィク・ファン・クラブ会員のNさんだった。いっしょに最後まで歩いた。
年末の御堂筋は賑わっていて、歩いている人たちは無関心か変わった人たちがいるもんだというまなざし。華やかな彼女らも子どもを連れたお母さんたちが叫ぶ姿に、ふと考えさせらるものがあったかもしれないと思うことにしよう。
DJがpannalilaさんに替わって軽い曲調になった。三人ともそれぞれの個性が出たいいプレイだった。
最後のほうで外国人がマイクを持って「オオサカ、メヲサマセ!」と何度でも叫んでいた。その他、歩道から手を振っていたアフリカ系のひと、チラシをもらって握手していたのもアフリカ系のひとだったな。

そして出発点の元町中公園にもどってきた。公園の一角で熱い汁ができていて配っている。いろんな人が今日の感想を述べ合って、カンパ袋がまわり、チラシを配るひとや署名を集めるひとがいる。仲間どうしや初対面や、いろんな組み合わせで会話がはずむ。このひとときもデモの重要な要素ね。

帰りにジュンク堂難波店へ寄った。デモに参加するまでは行動エリアに入ってなかったが広くていっぱい本があって、ええ感じ。気になっていた新刊「さいごの色街 飛田」(井上理津子著 筑摩書房 2000円+税)を買った。
帰ったら晩ご飯ができていて、先日いただいたワインとカルパッチョとスパゲッティだった。

山田真『小児科医が診た放射能と子どもたち』

医師の山田真さんに「小児科医が診た放射能と子どもたち」を送っていただいた。山田さんとは10年くらい前から翻訳ミステリと女性探偵ファンとして楽しくつきあっていただいてきた。

本書は9月19日の東京6万人デモの日にクレヨンハウスで行われた山田真医師(子どもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク代表)の講演の記録である。
【クレヨンハウスでは福島第一原発の事故後、脱原発・自然エネルギーへのシフトを実現していくために、連続講座「原発とエネルギーを学ぶ朝の教室」をはじめた。】とあって、そこで話されたこと(上田昌文さん、安田節子さん、後藤政志さん)がクレヨンハウス・ブックレットとして出版されて4冊目が本書である。一読して思ったのは、この本をたくさんの人に読んでもらいたいということ。

第1章「6月17日に行った、はじめての健康相談」の項の最初の一行【いまの福島の状況は、いろんな意味で非常に「悪い」と思います。】という言葉が最初のショックだ。山田さんが福島へ行くことになったのは、【5月の半ばくらいに「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」という市民組織のひとたちから、「子どもの体調が悪くて不安に思っている親ごさんがたくさんいるので、一度子どもとおかあさんたちを診に来てくれないか」と言われたのがきっかけ】だった。

第2章「放射能への不安を口にできない雰囲気の広がり」では、大手マスコミが取材に来ないことに触れられている。福島が危険ということは新聞社はわかっていて女性記者を福島から引き上げているという話を聞いている。わかっていて「大丈夫だ、安全だ」と情報を流しているのだ。そして被爆を語れない雰囲気がつくられていることが述べられている。子どもたちの体調が悪いのは「放射能恐怖症」というこころの問題であって放射能のせいではない、放射能は大丈夫なのだから援助なんかいらないということなんだって。
【丁寧に子どもたちをフォローしていって、何かが起きれば早期に発見し、早期に対応していくということぐらいが、いまわたしたち医者のできることだと思っています。】と穏やかに述べられていることばが深く胸に沁みる。

第3章「低線量被ばく、内部被ばくの専門家はいない」【わたしたちが「わからない」と言うと、もっとはっきり「わかっている」と言うひとに押されてしまうよと、心配してくれるひともいます。けれども、いまは福島のひとたちと共に「わからない」ということを共有してゆこうということで進めています。いちばん怖いのは「もうわかった」としてしまうこと。「わかった」から「もう安全だ」という話になってしまいます。】

第4章「これから、わたしたちにできること」
第5章「Q&A 質疑応答」

すべてを引用したいくらいだけど、ここでやめておく。買って読んでください。そしてなにか行動を!
(クレヨンハウス・ブックレット 004 500円+税)

11月20日(日)大阪サウンドデモに参加

デモの正式名称は「ええかげんにせい!!!!原発、放射能ガレキの拡散、もうたくさん!!!!!デモデモデモ!!!!!!!!!」と長い。詳細は【2011.11.20(日) 13:00頃〜みんなでプラカードづくり!!!! 13:30頃〜リレートーク!! 14:30頃〜サウンドデモ!!!! 場所:大阪市西区 靭(うつぼ)公園】。
前々日くらいまでは1時頃に着こうといっていて、前日には1時は無理やけどそこそこ早く行こう(笑)。結局当日は2時過ぎ到着。うつぼ公園は近いのに。

今回でデモ参加は7回目。
4/16 大阪 原発いらん! 関西行動 集まろう!中之島 歩こう!御堂筋
5/7 脱原発!! サウンドデモ 楽器を持ってデモに行こう
6/5 原発卒業式+サウンドデモ
6/11 脱原発デモ全国展開 大阪
7/31 ANTI NUKES サウンドデモ!!
9/11 原発ハヨトメロ!!デモin大阪

2時過ぎに着いたらリレートークの終わりの人が語っていた。それから出発までチラシをもらったりしながら数人の知り合いとおしゃべり。
出発!サウンドカーをトップになにわ筋に出て本町通を東へ向かい御堂筋へ。最初はちょっと荘重な曲がかかり、ていねいな言葉遣いのMCで原発いらないの意思表示。瓦礫受け入れ反対を言うのに「われわれ大阪市民は」から「われわれ大阪第二市民は」と言い直したのには笑った。
その後はDJとライブ演奏で盛り上げた。道行く人たちにチラシを配りながら進んで行く。青空に白い雲がぽっかり、暖かい日射しで気持ちよい。
本町の角にスターバックスがあるところから御堂筋に入り、南へ進んで心斎橋を通り難波へ出て高島屋前から浪速公園で解散というコースなのだが、わたしは心斎橋で離脱。毎度、途中離脱しているけど膝が悪いのでごめんなさい。

カフェで座ってコーヒーを飲みながら足休めして、大丸の地下売り場へちょっと立ち寄ったら、裕福そうな熟年の夫婦の会話が聞こえた。妻「あの人らはなにを言うてたん?」夫「原発いらんと言うてたな、なにか主義を持った人らやろ」これだけでその後はお買い物してはった。

なんでデモに行くのかと聞かれたことはないが、聞かれたとして(笑)、デモの効用は別にして、わたしの場合は「気分があがる」からですね。「わたしひとりではない」という気持ちにもなって明日も来年も生きていてデモに行こうと思う(笑)。

レジナルド・ヒル「闇の淵」(2)

ヨークシャーの炭坑町の人たちの生活ぶりを興味深く読んだ。なにからなにまで近所に筒抜けの炭坑町の生活の様子が描かれている。男たちは酒と暴力で日々を過ごす。イギリスの労働者階級の暮らしを描いた映画は最近では「リトル・ダンサー」くらいしか思い出せない。だいたい映画を見てないからなぁ。コリンを「リトル・ダンサー」の町において考えたら、あてはまった。

炭坑って、わたしが知っているのは三池炭坑の社宅(炭住)に3日泊めてもらったことがあるだけだ。三井三池の組合員の娘さんたちが大阪で就職していたのを支援(?)していたので、連絡やら闘争後の主婦の会の人たちと会いたいとか、まあ若くてヒマだったのでできたこと。炭住の生活ぶりは都市下層労働者の我が家よりはずっとよく見えた。

炭坑での事件の解明に追われるダルジール警視、パスコー警部、ウィールド部長刑事だが、事件の捜査をする中で、パスコーとウィールドが理解しあうところがあってシリーズの醍醐味を味わった。
(嵯峨静江訳 ハヤカワポケットミステリ 1600円+税)

911原発ハヨトメロ!!デモin大阪

前回7月31日のデモのときは仕事が控えていることもあって早めに行って集会のみで帰ってしまった。あとから友人から聞いたところではちょっとだれ気味だったとか。そしてDJが選んだ曲について批判があったりして、次のデモの今日まで主催者にとっては大変なプレッシャーがあったと思う。今回はとても深く考え討論したであろう結果が出た素晴らしいサウンドデモになった。

四つ橋線の難波駅から近い大阪なんば元町中公園集合。2時からライブ、3時からリレートーク、4時半からデモ出発。デモコースは、千日前通りを西へ→なにわ筋北上→立花通を東へ→四ツ橋筋北上→アメ村に入って長堀通へ→御堂筋南下→元町中公園ゴール。

わたしはリレートークがはじまったころに着いたが、たくさんの人が集まっているのにちょっとびっくりした。今日は大阪では他に2つのデモ(中之島公園とうつぼ公園)があるんだから。
子どもたちは藤棚の下に集まって遊んでいる。公園横では軽トラックがサウンドデモ用に化粧中。中高年の人たちが多いし、もちろん子どもサウンドデモまで登場予定だから親子連れも多い。

リレートークもフリートークも言いたいこと、伝えたいことがきちんと伝わっていたと思う。言うことがある、伝えたいことがある。だからちゃんと伝わる。風が吹き抜ける藤棚の下で座って聞いていた。えらいさんの講演はいらんわ。

デモ出発、子どもサウンドデモを先頭に第一デモ隊が出発。わたしはもちろんサウンドデモについて歩き出した。せっかくだからサウンドカーのすぐ後ろにね。知り合いのDくん、Mちゃんが来ていた。元気な女子が力いっぱい踊る、踊る。「元気やね」と言ったらにたっと笑ってカワイイ。帰ってから動画を見たら彼女は最後まで踊っていた。

サウンドカーの横のMCも以前よりよい。30分くらいあとから「マイクフリー」となっていろんな人がマイクを握った。ダントツよかったのが、黒いシャツに赤いスカートの女子。語呂合わせ的な日本語がうまくて、自然にシュプレヒコール。立花通りからアメリカ村にかけて車道のない道を歩くのにすごくよかった。アメリカ村を歩きながら「よかったよー」と言ったら「気持ちよかったー」だって。今日でデモは2回目だそうだ。また会いたいな。ということで、わたしは「ここで脱落するわ、またね」と帰ってきた。

「911原発ハヨトメロ!!デモin大阪」へ行く

月がとてもきれいだ。12日(月曜日)が中秋名月。
今日は暑かった。いまも暑いがちょっと涼しい風が入ってきた。涼しい日のあとで暑くなるのはかなわん。お彼岸過ぎまで暑いから熱中症に注意とさっきネットニュースで読んだ。まあ暑くても日が短くなったのはいいな。西日が入るのがだいぶましになった。

さて、11日はデモに参加する。原発事故から半年、大阪では3カ所でデモがあるが、わたしは友人が関わっているサウンドデモに行く。

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普通のデモ、サウンドデモ、さらには子どもサウンドデモまで登場予定!!
サウンドデモで原発止めるまで騒ぎ続けるって方は、是非、楽器持参で!!
コスプレ、トールマン、グランドピアノ持参なんでも歓迎!!

日時:2011.9.11(SUN) 
集合場所:大阪なんば元町中公園
14:00〜ライブ!!
15:00〜リレートーク
16:30〜デモ!!
デモコース:千日前通りを西へ→なにわ筋北上→立花通を東へ→四ツ橋筋北上→アメ村に入って長堀通へ→御堂筋南下→元町中公園ゴールの予定

○ライブ出演者
あうんさん・すうじぃ
和樹(わじゅ)
まちゅこけ
ジェロニモレーベル

○サウンドカーDJs
killer (LOSER/IMMEDIATEATTACK!)
handa (JACKFORDAZE)
dol-lop (TIGER WEST)

サウンドデモ出発前まで

今日はサウンドデモの日、午後2時に間に合うように出発して会場の西梅田公園へ。いつもと同じ西梅田駅なのだが地下鉄を降りて左折するとまるで別世界。地上へ出ると、元中央郵便局の建物と新しい大阪駅が見える。その反対側を進むと劇団四季の入り口があり、ザ・リッツ.カールトン大阪があり、その向こう側に公園があった。ここがどこか見当がつかない。見渡すと公園の横に「出入橋のきんつばや」と書いた壁。それでようやく場所がつかめた。福島西通り、出入橋、桜橋と続く通りがあったところだ。会社勤めのころ、きんつばを買って帰ったことが何度かあった。

公園は高速道路の下にあって日が当たらないし風が通って涼しい。2時からライブがはじまり、その後にリレートークと対談という段取りで4時に終了して4時半にデモ出発である。
ライブの間にだんだん人が増えてきた。前をどこかで見たような顔が通ってもどってきた。10数年前に知ってた女性だ。わたしが豊中市の女性会館のようなところで、ミステリについて講演(?)したときに来ていて、2年ほどつきあっていたひと。対談がはじまったときにはツイッターで知り合った初対面の男子がきた。昔の知り合いといまからの友だちとデモで会う。また楽しからずや。

リレートークは井戸謙一(弁護士、元裁判官)、平賀緑 (Midori.info – 持続可能な食とエネルギー)、原口剛 (Urban-Social geography) 八木美砂子(子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク) さんの4人で、いま実際に動いている人の生の声を聴けてよかった。

対談は、モブ・ノリオ(作家)さんと、酒井隆史(社会思想研究) さんと、司会が知り合いのDJ Handaさん。どんな話になるだろうかと真っ正面に座って聞いた。モブさんはのりのりで話したが、場を盛り上げようとされる気持ちが先に立っていたように思う。酒井さんはつぼをおさえた話ぶりがさすが。handaさんはお二人と以前からの知り合いで、自然な話ぶりがよかった。

肝心のデモはさぼりました。新旧の友人とその他のひとにさよならを言ってまっすぐに帰宅。

「福島の子ども達を救え小児科医ネットワーク」の放送をユーチューブで

7月7日の日記は〈「福島の子ども達を救え小児科医ネットワーク」と山田真さん〉というタイトルで書いた。
7月5日の夜、ケーブルテレビ「朝日ニュースター」8時からの「ニュースの深層」で医師の山田真さんと上杉隆さんの対談があった。わたしはケーブルテレビに加入してないので見られなかった。それでミクシィ日記で見た人は報告してほしいと告知したら、Hさんがわたしへのコメントとご自分の日記に丹念な報告を書いてくださった。それをヴィク・ファン・クラブの会報に転載させていただいたのを読んだ会員のTさんがユーチューブを見つけた。そのツイートをさっき読んで、見たところである。
「福島の子どもたち 放射線の影響と健康状態は?」 1〜3まである。

ドキュメンタリー映画『ダーク・サークル』はユーチューブで見られる

ビデオの整理をしていたら30年前のドキュメンタリー映画が出てきた。「DARK CIRCLE 1982/アメリカ AUG.1987(10ch録画)完全版 字幕」と几帳面にシールが貼ってある。キャノンのワープロを使っていたころだ。テレビで録画しつつ見てそのまま押し入れにしまい込んで以来見てなかった。たしか原発の映画だってことしかわからないで再見。

30年前のアメリカにおけるプルトニウム汚染と放射能反対闘争を描いた映画だが、まるでいまの福島を見ているようだ。プルトニウムは安全というダマし文句だって同じだ。説明会で政府・会社側の美貌のできるタイプの女性が集めた人たちを強弁で説きふせる。日本にもこんな評論家がいたっけと思い出した。

ある男性の話は、娘さんのちょっとした怪我が治らないので病院で診てもらうとガンとわかり、足を切断するが、その後死亡。子どもに早く影響が出るのだ。
また違う話で、その地にある家を売って子どものいる家庭が去って行く。小さな子どものいない人に売りたいと言っていたが、結局、買い手は幼い子どものいる夫婦だった。その地についてなんの説明もせずに売り手は去って行った。

ひとりの女性が近所の家々を回って話し合いましょうと呼びかけ、座り込みデモまで発展するが警察に排除される。
最後には完成した原発工場に欠陥がいろいろ見つかり操業ストップになる。さすがアメリカというべきか、日本だったら早急に対処して操業開始になりそうだ。