甘いシナモンロールと濃いコーヒー

シナモンロールを教えてくれたのは関西翻訳ミステリー読書会の影山さんだ。3年くらい前の会でスゥエーデンのミステリを課題本にしたときに、シナモンロールを人数分切って配ってくださった。飲み物はペットボトルのお茶だったけど、シナモンロールがうまかった。終わってから残った1個をちょうど影山さんのそばにいて「誰か〜」という言葉に即反応してもらってしまった。
帰ってから相方とはんぶんこして食べた。もちろん濃いコーヒーで。たしか大阪大丸の「いりえ」というてはったと次に梅田へ出たときに探した。
それからは梅田へ出たときのお土産によく買ったが、夕方行くと売り切れのときが多い。そんなもんでちょっと忘れていた。たまに心斎橋へ出たときに大丸にある神戸のパン屋さんで買う。ここのもうまい。

姉の家に行くようになって朝のデパ地下へ週一で寄るようになったが、阪神、阪急では好みのシナモンロールが見当たらない。「食品は阪神で」みたいな気持ちがあるから大丸へ行くことがなかったが、ちょっと行ってみたらけっこう買いよい。まだ食料品売り場の全容がわかってないが、このあいだ、ふと見ると「いりえ」の前にいた(笑)。それから大丸へ行った日はいりえでシナモンロールを買う。
今朝もいちばんに4個買って姉に持って行き、2個置いて2個持って帰った。さっき濃いコーヒーを淹れて食べたところ。昼の疲れがとれた。

銀杏黄ばむ

うちのあたりは小さい公園が多いが、戦後70年経ってるし木が大きく立派に育っている。ケヤキ、イチョウ、クスノキ、メタセコイア、それに桜も多い。ビオトープのある公園はドングリ系の実なる木が多い。
用事でちょっと出たときにどこかの公園を通ることにしている。いまの季節は小さい公園でも紅葉している木を見られるし、きれいな落ち葉も見られる。

昨日は銀行へ行った帰りにちょっと回り道してふだん行かない小さな公園に寄ってみた。ええっ、こんな大きな木があったっけとびっくりのイチョウの大木があって紅葉(と書いて黄色やしとグーグルをみたら黄葉とあった。)もとい、黄葉しているのが、まだ散ってない見事な枝ぶりに感動した。これが数日したら散ってしまうんだろうな。
そういえば、オリックス劇場の前にある公園に大きなイチョウがある。最近行かないけど、以前は仕事場が近かったから毎年散る葉を眺めていた。

窓の下の街路樹のイチョウも黄色くなっている。今度冷たい風が吹いたら一夜にして散るだろう。御堂筋、なにわ筋の風に吹かれて散る落葉も見に行きたい。

イーヴリン・ウオー『ブライヅヘッド ふたたび』を再読中

数年前に読んだのは図書館の本だったのか自分のを失くしたのか、もう一度読もうと思ったのに全然見当たらない。どうしても読みたくてアマゾンの中古本に吉田健一訳のがあったので買った。送料入れて1700円だった。古本としては高い。新しい訳本が出てないせいかな。上下になっているのもあったが訳者に惹かれてこっちにした。字が細かくて老眼には読み難いけど、原文と文体が合っているように思う。

読み出したら覚えてた通りでおもしろい。読んでいるうちに、こうだったなとうなづくところ多し。画家のチャールスと元お屋敷の令嬢でいまは人妻のジュリアの恋が後半になってゆっくりと燃え上がる。父親にその年でまた結婚するのかといわれるけど、たしか34歳だから当時(大戦間)のひとは大人になるのが早かった。

お屋敷とそこに住むひと関わるひとの物語というたらええかな。
若いジュリアはロンドン社交界に華やかにデビューする。そしてジュリアと結婚したいと手を尽くして求婚した男と結婚する。だが幸せでなかった結婚生活。
アメリカからイギリスへの船の旅はたいへん荒れてチャールスの妻は船室のベッドを離れない。船酔いに縁のないチャールスとジュリアは毎日揺れる船上で会い語り合う。

トム・カリン監督『美しすぎる母』

見たい映画をメモしてあるのからこれどうかなと選んだ。美しい母がジュリアン・ムーアだから文句なし。そして息子が『リリーのすべて』でリリーをやったエディ・レッドメインである。
「1972年11月17日、バーバラ・ベークランドは誰よりも愛する息子・アントニーに殺された。」とあるが、本当に実話を映画化(2007年 西仏米)したものだそうだ。

貧しい家庭に育ったバーバラはフランス人の大金持ちと結婚して息子が生まれ、表面的にはなに不自由のない毎日を送っている。
息子が赤ちゃん時代の1946年から物語がはじまり、少年から青年へと成長していく。その間、夫と妻の間にいろいろと齟齬があり、浮気があり、息子は育っていき女性とも男性とも関係を持つ。母と父が抱き合っている横に息子もきて3人で抱き合うなどショックなシーンがいっぱい。

1972年に美青年に成長した息子が素敵なスーツを着て母とファッション話を交わし、そのあと母は息子の横にいって下半身を触る。
その後に息子は母親を殺してしまう。死体となった母を横に、冷静に警察に電話し、そして腹が減ったと中華屋に出前を頼む。警官が来たときは床に座ったまま食事中だった。

血豆

1カ月くらい前にトイレのドアに右親指をはさんだ。左手でドアを閉めようとしたときに、右手がドアに手をかけたままだった。イタタと叫んでドアを開いたが、右手親指の爪のあたりが痛い。数時間後に気がついたら爪の内側に血豆とおぼしきものができていた。
血豆ってこどものときにできたことがある。ぶつけたりはさんだときは痛いが、血豆になったのをほっとけば自然に治っていた。大人になってから血豆ができた記憶がない。

今回は右手親指の爪の中にあって、爪が伸びるのといっしょに上がっていっている。マニュキュアしてるみたい。
一応ネットで調べてみた。「よほどひどい血豆でなければ、自然治癒に任せて大丈夫です。組織に出血が吸収され、いつのまにか血豆が消えているでしょう。」とあったので一安心。

ところが、10日ほど後にまたやってしまった。どうも膝を悪くしてから、足をかばうために手で支えているようなのだ。それもいつも気がせいているから右手で押さえているにもかかわらず左手は閉める動作をやってしまう。
血豆が二つできて日常動作にも気をつけねばと反省しきり。

ヴィク・ファン・クラブとわたし

この2週間は風邪をひいてしんどかったが、今日ようやくヴィク・ファン・クラブの会報をポストに入れてきた。とりかかるのが遅かった上に途中で休憩したりで昔のようにてきぱきとさばけない。会費請求用紙を準備していて気がついたのだが、最初の会合に出席した30数人のうちの1人Nさんの請求月になる。彼女とわたしの二人が最初からの会員なのだ。入会日が1991年11月だから25年か。
大阪の隅っこで25年、ようやってきたと自画自賛、してもええやろ(笑)。
毎月出してきた会報は今月で通巻299号である。なんと、来月は300号!! われながらすんばらしい!!

会報は会員以外は翻訳者の山本やよいさんに送っている。それとシカゴに長く住んでいたNさんがサラ・パレツキーさんに送ってくださっている。
サラ・パレツキーさんとは二度の来日のときにお会いしている。わたしは英語ができないから、英語に堪能な会員に通訳してもらってお話しした。わたしは作品を読めたら満足なので、個人的にどうという気はなし。
ヴィクが頑張っているからヴィク・ファン・クラブ会員も頑張らなくちゃ。わたしもね。

しつこい風邪

すぐに治るさと簡単に考えていたけど今度の風邪はしつこい風邪だ。まだ咳が出ている。今夜は早寝して明日は治っていたい。昨夜は咳は出たものの咳をしながら寝てしまった。熟睡も熟睡、ものすごくぐっすり眠れて寝起きの気分良し。でも一日中空咳をしていた。
ちょっとましになった時期も入れて2週間。まあ普通の風邪引きとしてはこんなものか。引き始めに楽観しすぎやった。

遅れたヴィク・ファン・クラブ会報があと封筒入れだけになった。今日中にやるつもりだったが、もうこんな時間だから明日にしよう。今月はほんまに集中できなかった。土日とか祝日とか遊びどころか買い物や散歩にも行ってない。読書はあれこれ読みかけの本ばかりである。感想を書こうにもまとまらない。あれもこれも風邪引きのせいにさせていただいてぐっすり眠り、明日は気分良く起きたいなあ。

れんらく帳

姉の家に行くとまずれんらく帳を開く。無印で買ったリングノートで表紙にはまつもとかつぢの乙女イラストのシールがいっぱい貼ってある(わたしの仕事笑)。
最初はわたしが姉の家にいるときにお役所の人が来て相手をしたので、上司(笑)である姪に電話連絡したけど、書いたものがあるほうがいいかと思ってのこと。書き残すことも考えたからきちんと応対できたと思う。

その前に一度ランチデートしたので姪との仲はツーカーになっていた。最近はれんらく帳のやりとりで阿吽の呼吸みたいな感じ。
中身は「押入れの整理をした」「いっしょにローソンへ行ったよ」「布団を干した」「冬の布団を出した」とか業務連絡のほか、「食器棚にお菓子があるから持って帰って食べてね」「横浜のおばちゃんからのケーキを分けたよ」とか女子らしいやりとり。
最近は姉も読むのを楽しみにしてるみたい。カンタンカレンダーを書いてあるので、マッサージに行く日とか確かめている。

冬支度

またもやいきなり寒くなった。明日は今日よりもずっと寒くなるらしい。先々週の木曜日が寒くて、薄着で出かけわたしはいきなり風邪をひいた。気をつけて過ごしたので1週間で治ったと思ったが、なかなかしぶとく2日経ったらまた咳が出て体が重い。自分の不用心が悪いのだが、ほんまにいやになる。
今日は整体院へ行って手当てしてもらったのでかなり回復して、明日はまた姉の家のお手伝いに行く。年賀状をどうしようかと相談されているが、年々出す相手が減っているようだ。

昨夜はだんだん冷えてくる感じで明け方寒くて目が覚めた。ソックスを探して履いたらゆっくりと温もってきてぐっすり眠れた。出かけるのは薄く綿が入ったコートを着たらちょうどだった。
夕飯後、昨日と同じで寝たら寒いぞと気がついて、敷パッドを交換し、厚手の掛け毛布を出した。ついでにカバー類を全部交換した。洗濯物の山。ぼちぼち毎日洗濯だ。

納豆のパスタ

毎日パスタを食べているけど、昼も夜もパスタのときがあるからものすごいパスタ好きになったものだ。
思い出したらわたしが炊事係をしていたときはほとんどパスタを食べていなかった。たまに日曜日の朝食後、今日はスパゲッティにすると宣言してお昼ご飯に適当につくった。なんかの映画で知った唐辛子が効いた辛いやつ。つくるときはいつも同じだがけっこうおいしかった。難波のホテルの地下にあった食品売り場で赤い缶に入ったパスタソースを買ってきて温めたのもけっこういけた。それ以上の勉強をしなかったからわたしのパスタはそれっきり。

相方はきちんと本を読んでつくる。だからパスタの種類もいろいろあり秤が役にたっている。毎日出来立てのパスタを食べている。毎日つくっているからだんだんうまくなっている。それに創意工夫してるからなおさらうまいのだ。

今日の昼のパスタはちょっと変わっていてうまかった。納豆とツナ缶と水菜の新芽をパスタと混ぜ合わせたもの。
こういうちょっと変わったのもうまいし、クラシックなトマトソースのもうまい。食べるのは楽しい。