大寒い

先日届いたガスの請求書をを見たら、例年の1月よりずいぶん安いので暖冬ってすごいなあと喜んだ。その喜びもあれで終わりなのかな。昨日今日と大寒い。いま週間天気を見ているんだけど、近畿地方の今週は最低気温が2度か1度で、来週月曜日の25日はマイナス2度の予報になっている。びっくりするなあ、もう。

パーソナル天気予報では今夜から明日いっぱいは天気になっているが、ほんまかなあ。この予報はよく当たるんやけど、先日の夜、前線の通過とかなんとかで、天気のはずが夜中に長時間大雨が降った。あのときの感じがする。
週間天気予報(水曜日から月曜日)は木曜日の「曇り時々晴れ」の一日を除いてずっと曇りである。洗濯物はどうなるべ。

窓を開けて空を見ると上弦の月が輝いている。寒いけど潔い感じがいいな。雨が降ったら雪になるのかしら。

北海道の友人から雪かきだよりが届いた。

ブラッド・ファーマン監督『リンカーン弁護士』

最近なにか映画を見ようというときは必ずというほど恋愛ものを見ているので、今日は趣向を変えて活劇ものを選んだ。そうはいっても今回も内容を全然知らない。原作がマイケル・コナリーだから甘いものではないはず。2011年のアメリカ映画。

ロサンゼルスのやり手の弁護士ミック・ハラー(マシュー・マコノヒー)は運転手付きの高級車リンカーンを乗り回し、事務所としても使いつつ依頼人のために仕事をしてカネを稼ぐ。運転手は秘書を兼ね、周りには暴力で協力する人間やプロの調査員などが彼の仕事を助けていて、とにかくまめに働いている。
別れた妻は検事でまだ小さい娘は妻のところにいるが、二人は仲よくつきあっている。
今回の依頼人は不動産業者の若い息子ルイスで殺人容疑で訴えられている。司法取引でうまく収めようとしたミックに、ルイスは無罪を主張して裁判に臨む。

マシュー・マコノヒーがカッコよくて、ハリー・キャラハン刑事の弁護士版のようだ。『評決のとき』を見ていないのが残念。

ちまちまとやっている『ヴィク・ファン・クラブ ニュース』

今日は昼も夜も1日中ヴィク・ファン・クラブの会報作りをやっていた。まあ1日中といってもそこそこツイッターや知り合いのブログを読んだりしているけど。その合間に体操したり洗濯したり。ご飯も食べたし。感心なことにおやつは食べてない(笑)。
いま11時過ぎて区切りのいいところで今日の作業を終える。あたしってちまちまとパソコン仕事するのが好きなんやな。Pagesを駆使してレイアウトができていくのが楽しい。

ヴィク・ファン・クラブはこれから何度もうれしそうに書くと思うが、今年25年を迎える。すごいよね、だれに頼まれたわけでもなく、サラ・パレツキーさんの小説の主人公ヴィクが好きというだけで集まって24年経って、いまのところ25年は迎えられそうだ。

わたしはどうもちまちまと手仕事をするのが好きらしく、A4で20ページを越えてても黙々と作業する。今日ふと思い出したんだけど、こどものときに着せ替え人形を作ったときとおなじようなものみたい。ちまちまと厚紙に中原淳一を真似て描いた女の子を切り抜いていく。彼女がどこかへ出かけるためのドレスを描いて切り抜く。着せ替えては彼女の物語を想像でつくり上げる。
あかんのは超不器用で下手くそなので出来上がりがよくないこと。それは想像で補って自己満足してた。

しかし『ヴィク・ファン・クラブ ニュース』は不器用な作りの会報でも原稿の内容が素敵なので素晴らしいです。そして24年間毎月出してきたから全巻のファイルの量が半端じゃない。

アガサ・クリスティー『春にして君を離れ』

友だちのSさんが貸してくれた。去年の秋に出た本できれいな表紙カバーがついている。
1944年に書かれた本だけど最初の日本語訳はいつ出たのだろう。出たときに二番目の姉が買ったのを兄の次に読んだ。妹もそのとき読んだような気がする。内容を全然覚えてなかったし、良いと思ったのかどうかも覚えていない。姉は亡くなったがこの本は姉が遺した本箱で眠っている。姉はクリスティー好きだったが、わたしは嫌いだった。嫌いといいながら家にある(父と姉が買ったから)のは全部読んだけど。だからけっこう読んでるんだ、クリスティー。心底から好きなドロシー・L・セイヤーズびいきのためにクリスティーは好きと言わない(笑)。

きれいなカバーやなあと言いながら開いてちょっと読んだらおもしろい。ええっ、こんな内容やったん?とびっくりして読み進んだ。
イギリスの地方都市に住む弁護士の奥さんジョーンが、末の娘バーバラが結婚して住んでいるバグダットを病気見舞いで訪ねる。その帰りの列車が遅延して何日か宿泊所で過ごすうちに読む本がなくなり、することがない状況になる。数日が同じように朝ご飯、昼ごはん、午後のお茶と昼寝と晩ご飯なのだが、ジョーンは考えごとに取り憑かれる。夫のこと、子どもたちのこと、女学校の先生の言葉などが思い浮かぶ。ロンドンのヴィクトリア駅へ見送りにきた夫のロドニーが戻っていく背中が列車からちらと見えたのが浮かれている感じだったことも。
ロドニーが随分といい人に書かれているがそうかなあ。
分別のあるジョーンをきつく書きすぎているようにも思うし。
でも、確かにジョーンみたいな人がいるわ。
(中村妙子訳 ハヤカワ文庫 680円+税)

野菜の花 こうさいたい(紅菜苔)

毎週水曜日に淀屋橋でやってる野菜市から相方が帰って、買い物袋から出した黄色い花束。おっ、野菜の花の季節になったねと受け取った。野菜の名前はこうさいたい(紅菜苔)。
さっそくガラスの花瓶大小2つに入れた。茎は赤いが菜の花の種類らしい黄色い花だ。今回は今年最初だし食べるよりも愛でるほうにたくさんとったが、残りは茹でて強火で炒めた。
これから当分の間、菜の花が食卓と同時に机の上とか棚とか空いたところで咲いてくれる。

わたしはあまり花屋で花を買わないけど春先の金盞花はよく買う。安いからがばっと買ってどんと活ける。金盞花を見ているとじわっと幸福感がわいてくる(笑)。秋には藤袴と吾亦紅。

ブリのアラの粕汁がうまい

菜食にしてから5年ちょっと経つんだけど、たまに外食する以外、家ではしっかりと菜食を守っていた。そろって生真面目くんなんで(笑)。
5年経った頃から健康に関するネット情報や本などいろいろと勉強してタンパク質を食べたほうがいいかもと思うようになった。その前に1日2食なのにおやつを食べるくせがつき、わたしの場合だけど、せっかくのマイナス5キロが危うくなっていた。
そして自分らにはこれかなと思ったのが「糖質制限ダイエット」である。まずおやつをやめる!!まだ2週間くらいだけどカンタンにできている。おやつ習慣がいくとこまでいったからかもしれない。そしてご飯やパンを減らしている。

今日の昼ご飯のおかずの一品はブリのアラの粕汁だった。相方が昨日買ってきてつくったのが置いてあった。昨日はわたしが姉の家に行ったので、相方は知り合いの大きな窯で焼くピザ屋さんでお昼を食べて、わたしの分を持って帰ってくれた。それで昨日の夜は洋食になったので今日の昼は和食。
さて、ブリのアラの粕汁はうまかった。約5年ぶりだもん。目玉のところなんかめっちゃうまくて感動した。

アン・リー監督『ブロークバック・マウンテン』

2005年製作のアメリカ映画。アン・リー監督のことも原作がE・アニー・プルーの同名の短編小説だということも、なにも知らずに見た。2006年のアカデミー賞では、監督賞、脚色賞、作曲賞を受賞している。というようなこともいま検索して知った次第だ。わたしはなにをしてたんだろう、この頃。

なにも知らずに西部劇かななんて言って見始めた。
1963年夏のワイオミング州ブロークバック・マウンテンの山の中で羊の放牧を行う季節労働者として二人の青年イニス(ヒース・レジャー)とジャック(ジェイク・ジレンホール)が雇われる。
初対面の二人は仕事をしながら仲良くなっていく。別々のところで夜を過ごしていたが、ある夜、焚き火の側で横たわるイニスにテントに入らないと凍えるぞとジャックが声をかける。そして二人は結ばれる。翌日二人が抱き合っているところを雇い主が山の下から望遠鏡で見つける。
イニスは婚約者のアルマと結婚。翌年ジャックは同じ仕事を求めるが断られた上に嫌味を言われる。4年後にジャックはイニスを訪ねるがアパートの陰で抱き合っているところをアルマに見られてしまう。
ジャックはロデオクイーンのラリーン(アン・ハサウェイ)と結婚。金持ちの父親が娘の家でも権力を持っている。

20年にわたる切れ切れに会う愛の生活がジャックの凄惨な死によって終わる。
イニスはジャックの両親の家を訪ねる。ブロークバック・マウンテンに彼を葬るつもりだった。母の案内で二階に上がると、ジャックの部屋に自分のシャツがジャックのシャツに包まれるように掛けてあるのを見つける。二枚のシャツを母親からもらう。ジャックの父親は息子は家の墓に入れると言った。

イニスのトレーラーハウスに19歳になった娘が結婚の報告にやってきた。イニスは結婚式に行く約束をする。娘が喜んで帰った後、クローゼットに飾ってあるブロークバック・マウンテンの絵葉書とジャックと自分の血がしみているシャツを見つめる。

なんせ予備知識なしで見始めたものでどんな展開になるかわくわくして見た。男同士で抱き合うところがとてもいい感じでどきどきして見ていた。二人の青年がすごくよかった。画面からこっちを見たときなどどきどきしちゃった(笑)。
新年そうそう素敵な映画を見て幸せ。

おかしな姉妹の話とミステリー雑談

我が家は目が覚めたら仕事場というテキトーでルーズな生活をしている。わたしは仕事がヒマなとき月に数回は姉の手伝いに出かける。ということで、明日は朝から姉の家に頼まれた買い物をして行って一日お相手。お風呂に入るときの用心棒も。
姉という人は長年勤務した会社を退職してからうん十年経つのに朝は6時に起きる。わたしが到着する昼前にはきちんと片付けて洗濯干してテレビを見ている。テレビを見ながら居眠りしているのだが、がんとして横にならない。わたしなんか同じ立場なら朝寝昼寝で夜更かしやけどな。新聞は『朝日』、雑誌は『文藝春秋』『波』と何十年変わらない。

連休中はヴィク・ファン・クラブの会報発行の準備の他は読書だけだったなあ。映画も見なかった。パトリシア・ハイスミスの本『アメリカの友人』を読み終えたので明日くらいに感想を書こう。よかったけど暗い小説やった。あと残っているのは『死者と踊るリプリー』だけど、なんか気持ち悪いタイトルだなあ。文字ぎっしりで分厚い。これを入れて3冊読んだらハイスミスはちょっと休んで、ピエール・ルメートル『天国でまた会おう』を読むか、Sさんが貸してくださったアガサ・クリスティー『春にして君を離れ』、マーガレット・ミラー『まるで天使のような』、ミネット・ウォルターズ『悪魔の羽根』のうちどれかを読む。クリスティーのは初めて翻訳されたとき、亡くなった二番目の姉が買ってきて読んだような気がする。これをアップしたら最初のところを読んでみよう。

大好きなツイッター

早くも今年になって10日が過ぎた。年をとると月日が経つのを早く感じるようになるというけど、ほんまやわ。どんどん時間が日が経っていく。どないしょうと思ってもしょうがない。できるだけ一瞬、一時間、一日を大切にしていく以外ないよね。

なんてことを思いながら、パソコンの前に座ってツイッターを読んでいる。ええ加減にせんかいと思いつつ目の前の発言を読み、次の書き込みに目を移す。ええ加減にせんとあかんわと思うのだが、ほんまにSNSが身にあっているのだ。しゃあないです。

ツイッターにはほんまにお世話になっている。ニュースが早い、ニュースに関するそれぞれの意見がわかる。地震情報も即時だし、訃報も早いし。いちばんありがたいのは映画と本の最新情報だ。
若くておしゃれで気の合う(自分が思っているだけかも)友だちもできた。

アサリのパスタ

年末に「年の暮れに誓う」と称して健康への不安や食生活改善について書いた。いま糖質制限ダイエット実施中。
2005年6月に1日2食をはじめて、2010年8月には菜食をはじめている。次いで2015年10月には糖質制限ダイエットに切り替えた。期せずして5年おきになっているのが不思議。これから5年はどうなっていくだろう。
以上の経験からいくと、菜食中がいちばん大変だったように思う。1日2回の食事を1回はパンでスープ、サラダ、炒め野菜など。1回はご飯で味噌汁と野菜いろいろおかず、豆腐、揚げ、麩、おから、こんにゃくなど。途中から卵はオーケーとした。

今度の糖質制限はラクといえばラクである。ご飯は茶碗に半分、パンはバケットの薄切り2枚くらい。肉と魚を少々食べるようになった。相方の料理は皿数が多いので食制限していると思えない。それと作り置きが増えた。ピクルスやら酢漬けやらがいろんな瓶やタッパーにいっぱい入っていて、日にちの管理もしているから勝手に出すとおこられる。

タンパク質オーケーとなって、最近はアサリのパスタをよく食べる。少し高価な近所の野菜販売店にある生トマトを使うとすごくおいしくできる。

今日の献立
ボンゴレビアンコ、トリムネ肉炒めトマトソース+ザワークラウト、ジャガイモ炒め+カリフラワーのピクルス、白菜ともやしのスープ、バケット薄切り2枚、紅茶、コーヒー。