電子書籍第1号はデザイン雑誌『de』

昨日iPad 2を買ってからまだなにもできてないのに、「ツイッターにiPad 2を買った〜」と書いたらすぐに反響があった。「早く中身の自慢話がききたぁ〜い!」というOちゃんのと「永原さんが「de」というデザイン雑誌iPad版を出しました。0号は無料なので、見てみてぜひご感想を。」というくみちゃんのと。反響早すぎ。
わたしが「de」を読むためにはどうするのかな?というのが最初の反応で、しかたなく「慣れてからね笑」と返事。ばたばたしているのを見た相方が「de」をiPadに入れてくれたので見ることができた。いまのところ入っているというだけで本の内容は読んでないけど、工夫のある美しい雑誌だと思う。

永原さんとは30年ぶりにくみちゃんを介してツイッターでのつきあいとなった。昔々、彼がうんと若いころに知り合ったが、東京へ行ってからは大阪に用事があって来たときに数回会っただけで、それも最初のころだから30年は会ってない。「de」を見ればわかるとおり素晴らしい仕事をされている。

あと数日はヴィク・ファン・クラブの会報作りにいそしむので、iPadには手がまわらないが、すんだらに次いで津田大介さんの「Twitter社会論」を読む予定。文字を任意の大きさにできるから老眼者に親切だと思う。いろいろ読んで試そう。

iPad 2がわが家にやってきた

最初のマックプラスを買ってからこの秋でアップル社とのつきあいが25年になる。いままで何台のマックを買ったか覚えてないが(調べたらわかるけど)、周辺機器をふくめいろいろ買っている。買っていないのがiPodで、これはみごとに全種類を買っていない。ふだんの外界の音を聞いているほうが好きで、音楽を聴きたいときはスピーカーから外へ出てくる音を聴く。

そこへiPhone 3が登場したので一昨々年の7月にすぐに買った。最初はうれしそうにイヤホンつけて家事をしたりしていたが、なじまなくていまイヤホンは引き出しの中。
今年の7月で3年になるので、秋に出ると聞いている「5」を買おうかと思っているところ。相方は今年になって「4」を買っていろいろと楽しんでいる。わたしはというといまや電話とメール以外なにもしてない。写真を撮るのがめんどくさい。「5」を買えばすこし変わるかも。あまり変わらないで見栄iPhoneのままかもしれない。

さて、今朝iPad 2を予約していたアップルストアから電話があり、雨の中を夕方とりにいった。相方がいっしょに行って手続き等してくれたのでついていただけだったが。
帰りに味穂でお好み焼きやたこ焼きでビール。すぐ近くのおしゃれな本&文具と雑貨の店をぶらつき、歩いて帰った。

白い箱を開けると上品な姿が! おそるおそるさわってみたらほんまにすいすいと動いて見やすい。見本についていたジェーン・オースティンの「エマ」のページをめくって歓声をあげるうぶなわたし(笑)。
わたしの希望の黒で赤いカバーのiPad2はいま黒い本棚の上に置いてあるが、とってもおしゃれだ。なにができるかようわからんけど、まあぼちぼちいこう。

デモには遅刻、あとのピクニックは参加

3時集合とわかっていたけど、このまえ中之島でずいぶん待ったので30分ほど遅れて行ったら、今日は時間通りに出発していて公園はからっぽ。あわてて立花通りからアメリカ村へ向かって追いかけた。わたしは足が遅いから相方が先に追いかけて合流。わたしは心斎橋から難波まで地下鉄というずるをして難波で合流した。だからサウンドデモを体験せずだった(泣)。次回は遅刻しないように行かねば。
それから浪速公園まで歩いて解散。今回は距離も短かったし歩くのも早かったらしい。わたしのツイッターを読んで来たという昔の知り合いが声をかけてくれて帰って行った。

主催者が参加者は1000人弱と言うてはったが、やると決めてから実行日まで短かったのによく集まったものだ。
ツイッターの書き込みに「ツイッターだけで、よくまあこれだけ集まったもんだ。しかも年齢若い。私など肩身が狭いくらい。」とあったが、ほんまによく集まったものだ。年齢若くて肩身狭いって、大きな顔してわたし入ってましたよ(笑)。

まだ日は高くて暑い。よかったら公園でピクニックという声があって飲み物を買いに行く人がいて、気持ちよく石畳の上に円をつくった。こんなことでもないといつも家にいるからうれしい休日。

この前のときは暗くなっていたので気がつかなかったが、浪速公園はとても大きな公園で緑が多く、大きなポプラの木があり、クローバーの草っ原もある。ただトイレが閉じてあって使えない。外へ出てコンビニのトイレを借りて「週刊現代」とお茶とお菓子を買った。細い三日月が出ていて薄い雲もあって、とてもすてきな夕暮れから夜だった。

帰りにアップルストアに寄ってそのうち買うべきiPad2を見て「黒」に赤いカバーを買うことに決めた。それからまた歩いて四ツ橋へ出て、辛いもんやギロチンで晩ご飯を食べて帰った。ツイッター読んでお風呂に入ってお茶しながら「週刊現代」読んで・・・これ書いたから寝よう。

光合祭 -Sunshine Music Festival-

湊町リバープレイスで毎年行われている〈光合祭〉に一昨年はじめて行った。道頓堀川の川岸からFM大阪の大きなビルまでの広い場所に階段があって、川岸が舞台になり階段が観客席となる楽しい場所である。一昨年は天気がよかったが、去年は雨で延期となり、延期された日がまた雨で天井のあるところに場所替えして行われた。ピラミッドみたいなガラスの天井があるところでそれなりに楽しめた。

今日はよい天気で、夕方から行ったのだが、川岸ではageishiさんの長時間DJを聴きながら、踊ったり飲んだり食べたりしゃべったり。フリーマーケットもやっていたので、ロマンチックな手づくりろうそくを買った。今夜のお風呂の友にする。
ピラミッドのほうは「燈される光の中、100人のDJ達が想いを込めた”1曲”をつないでゆく!!」という催しをやっている。行ったり来たりして楽しんだ。

タムタムカフェが店を出していて今日のメニューはタイの焼きそば。香菜の香りがビールと合っておいしかった。知り合いとしゃべって楽しんだし川風を受けながら空を見上げて夕暮れを楽しんだ。7日のデモのフライヤーを配っている男子としゃべっていて、「昔の友人とツイッターで再会したら、彼女は高円寺のデモに参加したというてた」と話したら、彼は先月は東京に住んでいて高円寺のデモに参加したそうだ。これから大阪住まいになるので、今回のデモを考えたという。デモは同じ日に行われる。神戸でもあるそうだ。

暗くなってきて寒くなったので帰ってきたが、いい息抜きができてよかった。帰りに100人のDJ達のところを通ったら、ろうそくの灯りのもと音楽が続いている。いい雰囲気。

エリス・ピーターズ『聖女の遺骨求む』修道士カドフェルシリーズ第1作

あまりにも有名な修道士カドフェルのシリーズ。阪神大震災のころ、ミステリファンでない知り合いでさえ読んでいるのを横目で見ていた。最近でこそクラシックミステリもコージーものも読むけど、そのころはハードボイルドミステリ一筋だったから、勧められたら反対にヴィクシリーズを読むようにと勧めたものだ(笑)。

ヴィク・ファン・クラブ ニュース4月号の「ミステリ散歩道」 33回目で紹介されたのが11作目の「秘跡」だった。いまの社会状況のなかで疲れた心に寄り添ってくれる本と書かれてあった。それでこのシリーズには目をつむりっぱなしだったのに気づき買いに行った次第だ。お勧めの「秘跡」がなかったのでシリーズ第1作を買った。

予備知識なしで読み出したので大津波悦子さんの解説が役に立った。
エリス・ピーターズはイギリスの女性作家で1913年生まれで95年に亡くなった。カドフェル・シリーズは長編20作と短編集が1冊ある。カドフェルは12世紀イギリスのベネディクト会シュルーズベリ大修道院に所属する修道士で57歳。若い頃は十字軍に所属して戦ったことがあり、また沿岸警備船の船長もしていたこともある。いまは修道院付属の薬草園でさまざまなハーブを育てている。
イングランドとウェールズが併合されたのは1284年なので、本書の時代は併合前のことになる。シュルーズベリはイングランドのウェールズに近いところで、登場人物のカドフェルも修道院副院長ロバートもイングランドとウェールズの血を引いている。

シュルーズベリ大修道院では有力な聖人の遺骨を守護聖人に祀ろうとしていた。よその修道院には聖人の遺骨が祀られているのに、この修道院に聖人の遺骨がないという屈辱から遺骨探しに奔走するがなかなか見つからない。あるとき神経質な修道士コロンバヌスが発作を起こしたとき、夜中にそばについていたジェロームがすごいものを見たと報告にくる。美しい乙女がベッドのかたわらでコロンバヌスをウェールズの聖なる泉で水浴させるよう語ったというのだ。そこには聖ウィニフレッドの遺骨がある。それを手に入れよう。

聖ウィニフレッドを求めてロバートを中心に代表団の修道士たちは出発する。カドフェルも通訳として同行する。ウェールズに着いた彼らは当地の有力者リシャートに会うが、遺骨を渡さないと大反対され、まずいことにロバートはお金で解決しようとしてよけいに反発を買う。
(大出 健訳 光文社文庫 552円+税)

久しぶりの「辛いもんやギロチン船場店」は開店2周年

もう数年前になるが、この日記を読んでくれていたHさんがミクシィでマイミクになり、それから堀江のカフェで働くようになったと連絡をくれた。そのカフェではじめて会って、それからは行くたびに顔を見るのが楽しみになっていたのだが、3月末にそのカフェを退職するということで、辞めたら食事しておしゃべりしようと約束していた。その約束日が今日。すでに次の職場で働いているというのには驚いた。

辛いもんやへ行こうとなって四ツ橋から歩きながら場所の説明をしていたら「あのへんにアンズがありましたよね」「そうそう、アンズは2階で、ギロチンは1階」、話しながら到着。なんだかすごく客が多い。店長のみほちゃんに声をかけたら今日は船場店の2周年パーティだって。だから平常メニューはなくてパーティ料理をおよばれした。払ったのは飲み物代だけというラッキーなことで、また来なきゃね。

みほちゃん開店2周年おめでとう。2周年バッジありがとう。

賑やかな店を出て四ツ橋筋を南へ歩きスターバックスへ。コーヒーとスコーンでおしゃべりは続き2時間ばかり。歩いて帰るという彼女に送ってもらった感じで帰宅。

ナンシー・アサートン『ディミティおばさま幽霊屋敷に行く』

「優しい幽霊シリーズ」の5作目、気持ちよく手慣れた感じですすんでいくストーリーが気持ちよい。前作4作品で語られているように、イギリスはコッツウォールドで双子の男の子を産んで育てるようになったシカゴ育ちのロリ。毎日双子の世話に追われて慌ただしく暮らしているところへ恩師から電話があり、ノーサンバーランドの古い屋敷にある古書の鑑定に行くように頼まれる。夫のビルが留守番はまかせておけと言ったので出かけるが、もう少しというところで山道から車ごと落ちるところを必死で飛び降りる。気を失ったロリを近くに住む作家アダムが助ける。ロリとアダムの間になんともいえない空気がただよう。おいおいロリ、あんたにはビルがいるでしょうが、と言いたくなる(笑)。

ノーサンバーランドはイングランドとスコットランドの戦場だったそうで、数世紀にわたって奪い合われた土地だという。いまも古い城や屋敷があり開発が進んでいないところ。メル・ギブソンの「ブレイブハート」のような戦いが繰り広げられた場所なのだろう。いまは相手が違うけれどイギリス軍が不審者が侵入しないように見張っている。担当のマニング大尉がロリを屋敷に送りこの土地について話してくれた。

お屋敷に着くと風変わりな主人と妻の若い美女ニコールが迎える。幽霊が出そうな部屋に案内されるが、実際に幽霊が出てくるのである。主人は用事があるので1週間は帰らないと出て行く。ロリはニコールと執事夫妻と広大な屋敷に残され、図書室で本を調べ始める。ニコールは孤独でロリがいることを喜ぶ。

ロリは古い絵本を見つけて惹きつけられる。昔ここで暮らしていたニコールの大叔母にあたる少女クレアのものだった。そしてクレアにはエドワードという恋人がいたこともわかっていく。
古い部屋から絵本やドールハウスやテディベアや人形が出てくるところは、「抱擁」で古い屋敷で探し物をするシーンを思い出させてくれた。
(朝月千晶訳 RHブックス+プラス 820円+税)

「ミステリーズ!」4月号に木村二郎さんの私立探偵小説『タイガー・タトゥーの女』

去年の12月号の「ミステリーズ!」で「永遠の恋人」を読んで懐かしさを感じたのだが、今回も懐かしさにひたって読んだ。木村さんはネオハードボイルドといわれている私立探偵小説の翻訳をたくさんされていて、わたしはそのほとんどを読んでいる。木村さんの文体でアメリカの私立探偵の気分を感じてきた。今回も「タイガー・タトゥーの女」を読みつつ、あの時代の翻訳小説を読むときの甘酸っぱさを味わった。

ジョー・ヴェニスはニューヨークに住む私立探偵で、恋人のグウェンと暮らしている。話はいまから15年前の1995年のこと。知り合いの警官から電話がかかった。ジョーが以前つきあっていたミサ・ナガタという女性が自殺したという知らせだった。ジョーがミサを知ったのはその1年半前のことだった。グウェンがボストンへ行ってしまったときでジョーとミサは親しくなる。ミサは肩に虎のタトゥーがあった。
つきあいだして数ヵ月後に突然ミサから東京から恋人がくるので別れたいと電話がかかる。ジョーは自分でも驚くくらい冷静に別れを告げたが、その後もどってきたグウェンには話していなかった。いまミサのことはグウェンに話しておいたほうがいいだろうとジョーは思う。

わたしは1995年を阪神大震災の年として記憶している。だからあの頃のニューヨークかと思いがいく。あの当時のグウェンがアップルのコンピュータを使って、ユードラでメール、ネットスケープがブラウザとジョーに教えて新聞や雑誌が読めるという。ジョーは地下鉄の中にコンピュータを持ち込んで新聞を読むのは厄介だなというが、いまや地下鉄でiPadということをふまえたユーモアでしょう。
(「ミステリーズ!」2011年4月号 東京創元社 1200円+税)

腰痛だがiPad2発売近しのウワサにわくわく

先週末からどうも腰がだるくていけない。足は悪いが腰痛になったことがないのがジマンだったが、今回は腰痛になってしもた。会報のコピーしたやつをテーブルに置いて1枚ずつとって綴じていくのに中腰になる。その次にシャーロック・ホームズで本に熱中して同じ姿勢だった。日にちはおいているが2回分がキタと思う。座って立ったときがいけない。ほんまに気は若いつもりでも体はどんどん老化していくんやなぁ。今日は整骨院で診てもらったがそんなに悪くはなかったみたいで安心した。

ツイッターに28日iPad2発売のウワサがあった。納得できるいろんな理由をあげてあるのでそうかなと思う。今回は服や靴を犠牲にして買う!と決めている。さて、いつごろ手に入るだろう。「Mac People」の付録「iPad2スタートアップガイド」を読みながらうきうきわくわく。

ひとりごはんで読書

夕方から西梅田へ出てジュンク堂へ。おしゃれで広いという茶屋町のジュンク堂へ行ってみたいのだが、西梅田の駅から地下街を通っていける大阪本店が便利で気心がしれているという感じ。
木村二郎さんの私立探偵ジョー・ヴェニスものが掲載されている「ミステリーズ!」4月号、「週刊金曜日」、去年買い忘れていた修道女フィデルマ・シリーズの短編集「フィデルマの洞察」(ピーター・トレメイン)、ヴィク・ファン・クラブの会報で紹介のあった修道士カドフェルのシリーズの第1作「聖女の遺骨求む」(エリス・ピータース、会報で紹介された「秘跡 」がなかったのでシリーズ最初の作品にした)を買った。有名な修道士カドフェルのシリーズを読んだことがなかったのでちょっとためらったが(笑)。もしよかったらどないしょう。21册もあるから困るわ。

それからシャーロック・ホームズへ行ってのんびりとギネスとサンドイッチとソーセージ料理、そしてナッツとコーヒーでひとりごはん。昨日から読み出したメアリ・バログ「婚礼は別れのために」をのんびり読みながら。家で2時間も連続で本を読むことはないからすごく読書した気分になった。1冊をほとんど読み終わって帰宅した。