豆腐スープがうまい

うちは豆腐をよく食べる。昔ながらの冷奴や湯豆腐はもちろんだが、毎日毎日飽きないで食べているのは豆腐を入れたスープだ。かぼちゃを入れた豆乳スープにグリンピースを入れるととても彩りがよい。そこに豆腐をちぎって入れるのがうちの基本のスープ。プラスにんじん、じゃがいも、キャベツなんかもオーケー。
それだけでなく、なんのスープにも豆腐が入っている。ちぎったのと、四角く切ったのとそのときの気分で。以上は洋食だが、味噌を入れたら和食で味噌汁になる。
今日なんか少しだけ残っていたチリコンカンのスープを増やして豆腐を入れて二人分にしてあった(笑)。

豆腐のステーキは豆腐をフライパンで焼いて、納豆とトマトを炒め煮したソースをかける。冷奴に納豆とネギをかけるのも暖かくなったらよく食べている。
麻婆豆腐は夏でも冬でも大好き。

愛想のよい妹さん

姉のところにいくと近所の人からいろんなもらいものがある。そしてわたしが持っていったものもまた近所の人の手にわたる。
今日は大阪駅内のコンビニで赤福を一箱買っていった。駅の構内だからコンビニに土産物があるのね。姉が「ちょうどよかった、お向かいさんに持っていってあげて」というので分けて持っていった。
お向かいさんは息子さんからのお菓子をお返しに持ってきてくれた。両方の家の玄関先で立ち話。寒いとかまた雪が降るのかしらとか、誰それさんが引っ越すとか。

7日の七草粥の前日にお隣りさんがスーパーで七草を盛ったカゴを買ってきてくれた。おかげで七草粥が食べられたそうな。わたしが行ったとき「なにか甘いもの持ってきてたらお隣りに届けて、お返しに」というので、どら焼きを持っていった。最近は姉の近所の人たちとよく言葉を交わす。ご近所さんがなにかのときに姉の力になってくれるだろうと思うと自然に愛想がよくなる(笑)。にこにこと愛想のよい妹さん(笑)。

サラ・パレツキー『カウンター・ポイント』(3)

ヴィクは最初からではなかったが早くからAppleのパソコンを使っていた。わたしのMac歴は1987年から始まっているが、ほんとに実用に使い始めたのはヴィクと変わらないと思う。サラ・パレツキーさんが来日されたときは出たばかりのiPadを持参されていて、奈良の喫茶店で写真を見せてくださった。わたしのほうは次に出たiPad2をようやく買った。

前作『セプテンバー・ラプソディ』ではパソコンなんて次元でなく、高度な知識を身につけた天才少年が出てきた。そして先駆者エイダ・バイロンのことを書いていた。絶対この人のことを書こうと思ったんだろうとはわたしの推察である。

以前はパソコンがまだ主だったけど今回はiPhoneだ。
iPhoneがヴィクの脇役を引き受けて、通話にメールに写真に記録に大活躍するのが爽快だ。ヴィクのやることがテキパキして気持ちよい。

物語は初心に帰って、サウスシカゴが舞台になっている。
各章の見出しに野球用語が多く使ってあっておしゃれだ。
1遊撃手、2ホームベース、3スラッガー、4出塁、5カーブで三振、・・・・・56チャンスに強い打者、57ホームスチール、という具合である。
(山本やよい訳 ハヤカワ文庫 1400円+税)

静と動

2年くらい前から週に一度整体院つるかめに通っている。1時間から1時間半の間やってもらうのがよく効いて元気に暮らせている。わたしは会社勤めを辞めて以来健康診断をやったことがなくて、血圧を測ったことがない。おととし風邪をこじらせて咳が止まらなかったとき、東京在住の医師で友人の梅村さんに、それはマイコプラズマ肺炎だから医者に行きなさいと言われた。医者に行ったらレントゲンとCTを撮って、ほんまにその通りの診断だった。その後で医者にいろいろ検査したほうがいいといわれたが、そのまま現在に至る。アレルギーがあるが一度病院へ行って懲りたから自己診断で対処している。

現在は膝痛と肩こりと目の疲れがあるので整体院がいいと自己診断で通っている。そこへ今回、整体の先生が転倒して骨折したという知らせがあった。あらどないしょと勝手ながら自分の心配をした。

10年くらい前によく行ったクラブ「パノラマ」で月に二度ほどやってた女子会では、いろんな催しの中にマッサージがあって、行ったらやってもらってた。DJの爆音が響く中を空気マットに横たわり揉んでもらうのが気持ち良かった。数回やってもらったかな。
その彼がいまうちの近所で開業していると聞いていた。おんらく堂をツイッターで探して電話したら午後いけるというので行ってきた。

用意してあったトレーニングウエアに着替え、力いっぱい揉んで押さえて引っ張る。うわっ、快感。
つるかめさんの要所要所を押すのとえらい違いだ。どちらがいいと言い難い。
どっちも茶とベージュ系統で統一してあるシンプルな部屋でいい感じ。
わたしの健康を支えてくれるところが二つあるって幸せやなあ。

「夫婦げんかには糖分を:科学的実証」(『WIRED』の記事から)

ツイッターのツイート(WIRED.jp)からもらってきた、雑誌『WIRED』の記事がおもしろかったので紹介します。
〈ある研究が、夫婦げんかと血中のグルコース・レヴェルの相関関係を実証した。おやつを食べることが、けんかを避けるための最良の方策のようだ。〉
214人(107カップル)の夫婦で実証できたそうで、お腹が減っているとパートナーに対してより非友好的になる傾向があるという。
〈「自制には糖分が必要です。そして怒りは、最も制御が難しい感情です」と、オハイオ州立大学の心理学者で研究の著者、ブラッド・ブッシュマンはコメントする。〉

わたしも以上の通りでお腹が減っていると怒りっぽくなる。そうか〜この怒りの感情は制御が難しいのか〜納得した。

〈よって、夫婦げんかを解決するための科学なアドヴァイスをするなら、こうなる。「けんかをする前に、10まで数を数えよう。そして、チョコレートをちょっと口に入れるんだ」〉

ふん、ふん、腹が立ったら、10数えてチョコレートね。最近は第三世界ショップのエクストラチョコレートを常備している。腹が立ったらこれをひとかけ口に入れることにしよう。
納得、納得・・・今日は引用ばかりですが、夫婦げんかには糖分を!! 太めで家内安全だい。

追記;17日に気がつきました。
さっき思い出したんだけど、ツイッターで知った雑誌『WIRED』の記事に反応して「夫婦げんかには糖分を 干し柿と手作りシュトーレン」という記事を12月13日に書いていた。なんとまあ不細工なことと大反省。

サラ・パレツキー『カウンター・ポイント』(2)

著者の謝辞に「ブーム=ブームが〈バーサ・クループニク〉号のスクリューに巻き込まれて命を落とした経緯について知りたい方は『レイクサイド•ストーリー』をお読みください。」とある。本書を読み終わったら読もうと思って探したら、カバーが破れて黄ばんでいるし文字が細くて読みにくい。そのうち電子書籍で読もうと今回は中止した。最近はタイトル見ても内容がわからないのでナンギである。カタカナタイトルで17冊あるんやもん。第1作『サマータイム・ブルース』からもう一度読むつもりはしているんだけど。

謝辞のとおり本書を読む前に『レイクサイド•ストーリー』を読めば登場人物の半分くらいの25年前の姿がわかる。それと『サマータイム・ブルース』に出てきた人も出てくる。新聞記者のマリ・ライアスンはますます元気。そういえば彼も以前ヴィクとつきあっていた一人だ。作品中では別れたあとだったが。行きつけのバー、ゴールデン・グローでは店主の大柄な美女サルが健在で相変わらず黙ってジョニーウォーカーを注いでくれる。ただ一人ヴィクをヴィッキーと呼ぶシカゴ市警マロリー警部は亡き父の同僚で、シリーズ最初の頃はよくヴィクとやりあっていた。心優しい人だが女性が銃を振り回すのが好きでない。
今回もヴィクの暴走を引き止めようとする元恋人のコンラッド警部補。いまもヴィクのことを気にしているが、いっしょに暮らすのは無理なのがよくわかっている。別れたときの悲痛なやりとりを思い出すと胸が痛む。
いまのヴィクにはジェイクという1階下に住むコントラバス奏者の恋人がいる。
それから同じ建物に住むコントレーラスさんも古い仲だ。本書では90歳になっているが、ヴィクとともに大活躍。口も達者でいざとなったら暴力的な相手をやっつける根性と機知を持っている。
そうそう、ロティはもちろん出てくる。ロティの連れ合いマックスも最後のほうでジェイクの頑張りに協力する。わんちゃん2匹ともに健在で大活躍。

そしてヴィクに甘えたり怒ったり迷惑をかけたりのバーニーはブーム=ブームの親友ピエールの娘で、天才的なアイスホッケーの選手。今回カナダからシカゴに見学にやってきてヴィクの部屋に泊まっている。ヴィクは可愛いと思う反面迷惑をかけられてナンギする。

だけど本作でいちばんの主役はシカゴカブスのリグレー球場である。原作が出たのは2015年だが、シカゴカブスは2016年にワールドシリーズで優勝してしまった。
(山本やよい訳 ハヤカワ文庫 1400円+税)

サラ・パレツキー『カウンター・ポイント』(1)

待っていた本が2016年の終わり12月20日に出版された。早川書房の宣伝に〈元恋人から依頼を引き受けた探偵ヴィクは、二十五年前に起きた殺人の真相を追う。事件の裏に潜む巨大な闇とは!? 待望の最新刊〉とあったので、25年前の恋人って誰だろうとVFC会員とメールのやりとりをしたが、思い浮かばなかった。彼女もわたしもコンラッドが好きなんだけど、彼は警官だから頼みには来ないし。金額表示(1400円+税)を見て分厚そうやなという意見も出てたが実際分厚い(622ページ)。

ヴィクシリーズ17作目『カウンター・ポイント』を読み終えた。1回目はささっと、2回目はていねいに読んだ。ハラハラさせられておもしろかった。いくつになってもヴィクは頑張るんだ。
前作『セプテンバー・ラプソディ』(2015年発行)はロティをめぐる物語でヴィクの奮闘はもちろんあるけれど、物語は格調高く、第二次大戦の前にヨーロッパで学び研究に励んだ女性科学者の物語でもあった。

今回は最初から最後までサウスシカゴの風が吹き荒れる。徹底的に頑張るヴィク健在。
ヴィクの事務所に突然やってきたのは25年前の恋人フランク。ヴィクが10代のときちょっとだけつきあったが彼がベティと仲良くなって終わった。
いまも昔と同じサウスシカゴに住みトラックの運転手をしている。シリーズに登場するのは初めての人だ。彼の依頼は自分の母親ステラのこと。ステラは25年前に実の娘アニーを殺した罪で服役し2カ月前に出所したところだ。いまも「殺したのは自分ではない。誰かにハメられた」と言い続けている。フランクはなにかあるかもしれないから調べて欲しいと頼んだ。ステラはいやな女でそんな調査などヴィクはやりたくない。しかし頼まれたら断れない性格だから(いままでの作品と同じように)しぶしぶ探ってみると返事する。
(山本やよい訳 ハヤカワ文庫 1400円+税)

新春そうそうありがとうふたつ

昨日の夕方は地下鉄がめちゃくちゃ混んでいた。いま調べたら京セラドーム大阪で「関ジャニ’s エイターテインメント」という催しがあったからだ。そういえば新大阪で地下鉄に乗ったときグループ名がいっぱい記されているバッグを持った女子がわたしの前に立っていたっけ。なんて書いてあるのかじっと見ていて「関ジャニ」と理解できた。その子もきっと京セラドームへ行ったのでしょう。
京セラドームに行く地下鉄、長堀鶴見緑地線は満員だったから先に乗ったら出られないと思い、うしろについて乗ったらふるい落とされそう。そこをドアが閉まるまでしっかり支えてくれたのが可愛い女子で、大丈夫ですかと気遣ってくれた。降りるときに「ありがと、さいなら」とにっこりしたら彼女もにっこり。

その前日のことだけど、スーパーで台所洗剤を探していたのだが、うちで使っている石鹸洗剤が一番上の棚に1個だけあった。とろうとしたら手が触ってその下の段のなにかが落ちた。そばにいた若い女性が拾ってくれた上に上段の洗剤もとってくれた。「ありがとう、おおきに」とにっこりしたら、向こうも「いいえ」とにっこり。

三姉妹

今日は久しぶりに姉の家へ出勤。大晦日と新年も行ったけどそれは親戚というか妹の立場で、しゃべったり食べたりして遊びだった。片付けなどは姪がやってくれたし。さて、今日からお手伝い、なんちゃって。
庭の溝へ落ちている葉っぱを片付けたのがいちばんの仕事。寒かったから気合が入った。のんべんだらりやってると風邪を引きそうで。
買って行ったお弁当を食べて、ケーキを食べて、その合間にテレビを見ながらあんまをした。週に一度整骨院でマッサージをしてもらうようになってから背中が柔らかくなったような気がする。本人はあまり行きたがらないが、わたしがラクだというもんだからサボりながら行っている。マッサージにもやってくれる人にも、そのうち慣れるだろう。最近まで知らなかったが姉は人見知りするタチなのである。

テレビで村上弘明の刑事ものがあってご機嫌さんになった。「セイアン〜生活安全特捜隊」という2時間ドラマ。じっと見ているのは無理だがあんまをしながら、おやつを食べながらだとご機嫌さんだ。実は村上弘明さんが好き。

帰って晩ご飯を食べ終わったら妹から電話がかかった。お正月はあちこち行って遊びたおしたという。すごく楽しかったというので、わたしは読書とSNSがすっごく楽しくてずっとやってたと返しておいた。

髪を整え、体を整え、ヴィクの活躍を読む

髪が伸びて頭のてっぺんの白髪がむき出しになっていたのを、ようやく昨日美容院シュリットできれいにしてもらった。気持ち良くしてもらいながらおしゃべりしたり聞いたり。相手が若くて話題が多いから聞くほうが多かったけど、楽しく情報交換できた。コーヒーとお菓子も出て名犬シェルくんと遊んでいい午後を過ごした。

今日はつるかめ整体院で体の手入れをしてもらった。ずいぶんと左の肩が凝っているそうで、なにをしたか聞かれた。本とパソコン前としかいえないなあと考えていたら、ブログを読んでくれてはるから「年賀状」のせいだと理由をいってくれた。ペンを持ったのは右手だけど左が凝るのね。

サラ・パレツキー『カウンター・ポイント』を再読中だけどまだ読み切れてない。25年前の恋人が出てくるんだけど、読者には初お目見えである。早川書房の最初の広告に書いてあったので、友だちと誰のことかなあと話し合っていた。彼女がいままでの恋人の中でコンラドッドがいちばん好きというので、わたしもコンラッドが好きだと答えたのだが、彼ではなかった。コンラッドは警官として出てきて、ヴィクに好意を持っているけど、今回もやりすぎるヴィクを食い止めようとする役。
物語の発端で依頼人として現れるフランクが正解なんだけど、シリーズのいままで出てきてない。
さあ、コーヒー淹れてもうちょっと読もう。