「関西翻訳ミステリー読書会」に参加

大阪駅前のビルの一室で行われた、第三回関西翻訳ミステリー読書会に誘われて参加した。課題書は前にも書いたとおりドン・ウィンズロウ「ストリート・キッズ」。月曜日にアマゾンから届いたのを昨日までにフルスピードで読み終わり、昨日はここに一応感想を書いた。

夕方、会場へ行くと受付があって、会費を払いお茶のペッドボトルをもらって奥の部屋へ。数人の方が座っておられた。翻訳家・作家・評論家の木村二郎さんがおられたので10数年ぶりの挨拶をした。お元気そうでよかった。
ぐるっとテーブルを並べて円に座るようになっている。時間どおりに始まり、一通り自己紹介を終えてから、課題書について好きなところなどを話す。わたしは付け焼き刃のフアンなので、これといって話すことがなく聞くばかりだった。もうちょっと早く本を手に入れて、内容を自分のものにしておかないといけません。

二次会は桜橋のアウトバック・ステーキハウスへ。「ストリート・キッズ」の舞台がニューヨークということでアメリカ風ハンバーガーが食べたいと選んだ店だそうだ。運ばれてきたのはベーコン・チキン・バーガー、リブ・オンザバービー、フライドオニオン、フライ盛り合わせとサイトを見ながら確認しているが、まだあったかも。とても食べきれないでもったいなかった。いまもお腹いっぱい。店内にはU2の曲が鳴り響いていたがライブだったのかな。異文化に接してびっくりだった。

いろいろと雑談できて楽しかった。翻訳家の越前敏弥さんが二次会に来られていて、わたしが「夜の真義を」の「真義」を「信義」と間違ってブログに書いていたのを、ツイッターとブログで謝ったのだけど顔を見て言えてよかった。
細美遙子さん、ニキリンコさんともお話できてよかった。

ドン・ウィンズロウ『ストリート・キッズ』

おととい「ドン・ウィンズロウ「ストリート・キッズ」読み出したらおもしろくて」を書いた。今日で読み終わったので、明日の読書会の前に感想を書いておこう。

ニール・ケアリー・シリーズ(5作)東江一紀訳 創元推理文庫
「ストリート・キッズ」(1991)「仏陀の鏡への道」(1992)「高く孤独な道を行け」(1993)「ウォータースライドをのぼれ」(1994)「砂漠で溺れるわけにはいかない」(1995)
いつ全部読めるかな。ウィキペディアには「ジャンルはソフトボイルド・タッチの探偵」とあった。そういえば最近あまり聞かないが、昔ソフトボイルドという言葉があったなぁ。わたしはハードボイルドミステリがちがちなんで、最初のほうをちらっと読んで柔らかいと判断しちまったのかも。

物語は私立探偵ニール・ケアリー23歳の大仕事なんだけど、プロローグとしてなぜニールがこういう境遇にいるにいたったかの説明がある。11歳のニールは父を知らず麻薬中毒の母と暮らして、スリやかっぱらいで暮らしている。ある日バーに座っている男の上着のポケットから財布を盗んでつかまる。つかまえた男グレアムはターキーサンドをおごってくれた。そして次のときに機転を利かせたニールを見所ありとして仕込むことにする。

見張りや尾行などの探偵仕事をしっかりと仕込んで助手として使えるようになると、グレアムは自分の雇い主を教える。ある銀行内にある調査機関「朋友会」はずっと以前から顧客の要請に応じて調査と解決を図ってきた。
キタリッジは朋友会の頂点におり、ニールが仕事のできる青年であることを認め、ニールをトリニティ校へ通うようにする。カレッジで英文学を学びだしたニールは厳しい教師にディケンズを読むように勧められる。

いまやコロンビア大学院生になったニールは、大学の試験の前の日に新しい仕事を依頼される、上院議員の失踪した娘アリーの捜査である。大学は休学の手続きをしておくとキタリッジは約束する。
ロンドンでのじっと待つのも仕事の日々、やがて麻薬漬けのアリーを見つける。
ロンドンのパンククラブ、そしてヨークシャーへ。
(東江一紀訳 創元推理文庫 800円+税)

ドン・ウィンズロウ『ストリート・キッズ』読み出したらおもしろくて

先週の土曜日にジュンク堂で買いそこねて、帰ってからアマゾンに注文したドン・ウィンズロウ「ストリート・キッズ」が月曜日の朝に届いた。金曜日に「関西翻訳ミステリー読書会」に誘われて出席するのだが、その日の課題書である。1993年初版でそのあと続けて作品は翻訳されているのだが、なぜか1冊も読んでいなかった。

とにかく当日までに読んでしまおうとしているのだが、最初のほうの印象があまりよくなくて、発刊されたとき手に取って合わないと思ったに違いないと思った。ところが強制的に読んでいくと、100ページを過ぎたあたりからだんだんおもしろくなった。主人公の少年ニールは不幸な環境に育つが、最初にぶつかった大人が彼の能力を伸ばして、自分の助手として使うようになる。ニールは頭が良くて読書好き。ディケンズを読んで、自分のまわりの大人を理解する。ここまでくるとどんどん読み通せそう。

教師に読まされた「オリヴァー・トゥイスト」をニールは2日間徹夜して読んだ。感想文を読んだ教師は「大いなる遺産」、つぎに「ディヴィット・コパフィールド」を渡してくれた。感想を口ごもるニールに「きみの言いたいことはわかる」「それでいいんだよ」。ここだけでも読んでよかったわ。いま評判の「サトリ」に無関心だったが読みたくなった。

「福島の子ども達を救え小児科医ネットワーク」の放送をユーチューブで

7月7日の日記は〈「福島の子ども達を救え小児科医ネットワーク」と山田真さん〉というタイトルで書いた。
7月5日の夜、ケーブルテレビ「朝日ニュースター」8時からの「ニュースの深層」で医師の山田真さんと上杉隆さんの対談があった。わたしはケーブルテレビに加入してないので見られなかった。それでミクシィ日記で見た人は報告してほしいと告知したら、Hさんがわたしへのコメントとご自分の日記に丹念な報告を書いてくださった。それをヴィク・ファン・クラブの会報に転載させていただいたのを読んだ会員のTさんがユーチューブを見つけた。そのツイートをさっき読んで、見たところである。
「福島の子どもたち 放射線の影響と健康状態は?」 1〜3まである。

ドキュメンタリー映画『ダーク・サークル』はユーチューブで見られる

ビデオの整理をしていたら30年前のドキュメンタリー映画が出てきた。「DARK CIRCLE 1982/アメリカ AUG.1987(10ch録画)完全版 字幕」と几帳面にシールが貼ってある。キャノンのワープロを使っていたころだ。テレビで録画しつつ見てそのまま押し入れにしまい込んで以来見てなかった。たしか原発の映画だってことしかわからないで再見。

30年前のアメリカにおけるプルトニウム汚染と放射能反対闘争を描いた映画だが、まるでいまの福島を見ているようだ。プルトニウムは安全というダマし文句だって同じだ。説明会で政府・会社側の美貌のできるタイプの女性が集めた人たちを強弁で説きふせる。日本にもこんな評論家がいたっけと思い出した。

ある男性の話は、娘さんのちょっとした怪我が治らないので病院で診てもらうとガンとわかり、足を切断するが、その後死亡。子どもに早く影響が出るのだ。
また違う話で、その地にある家を売って子どものいる家庭が去って行く。小さな子どものいない人に売りたいと言っていたが、結局、買い手は幼い子どものいる夫婦だった。その地についてなんの説明もせずに売り手は去って行った。

ひとりの女性が近所の家々を回って話し合いましょうと呼びかけ、座り込みデモまで発展するが警察に排除される。
最後には完成した原発工場に欠陥がいろいろ見つかり操業ストップになる。さすがアメリカというべきか、日本だったら早急に対処して操業開始になりそうだ。

SUBとPANORAMAでストレス雲散霧消

昨夜は台風の大雨を心配しながら寝たのに、ぐっすりと朝まで熟睡。窓を全部閉めて扇風機をかけたから静かだったせいかな。目が覚めたら雨かと思っていたのに天気だ。テレビニュースでは四国や和歌山県の水害を映しているのに。
なぜかすごく体調が良くて、午後から会報を綴じるいちばんいやな仕事もすいすいして送れるようにした。晩ご飯は蕎麦と作り置きの野菜ですませSUBへ。

今日のSUBはとても楽しかった。こんなに気合いの入ったいい演奏を客数が少なくほんまにもったいない。なじみの客ともっといろんな人に聴いてほしいねと言い合ったが、どうしたらいいんでしょうね。それはヴィク・ファン・クラブの例会にも言えるが、いいものが評価されない時代なのでしょう。めんどくさい、理屈っぽい、辛気くさいとか思われるんだろうな。でも、今日聴いた人は熱中して聴き満足した。ほんとにジャズが好きな人たち。

その後タクシーでパノラマへ。タクシーはめったに乗らないけど、午後に中腰で頑張ったから階段の昇り降りなどを考えて用心した。
今日はパノラマ手芸部の日でマッサージもある。はなちゃんと久しぶりに会ったし、さきちゃんのDJ久しぶりだし、Aさんと話したらニューヨークに住んでいたときは毎日ジャズクラブへ行ってたそうで、今度SUBへ連れて行ってほしいと。ちょうど仕事の時間とぶつかるので、いつか行けるときに連絡しあうことになった。
その上にマッサージをしてもらって目がきっぱりと気持ちよくなった。なんか音楽と開放感で葬儀のストレスが雲消霧散した感じ。
帰りに辛いもんやギロチンの前を通ったら、お腹が空いていたので、ちょっと立寄りトマトスープスパゲッティと枝豆とビール。完璧なストレス解消となった。

親戚の葬式 台風6号は明日か・・・

お昼前に家を出て葬式の会場へ行った。台風がきたらどうしようと心配していたが、いい案配に雨がときたま降るだけだった。これならいけるとタクシーはやめて駅から歩きはじめたら、途中の家の庭でクマゼミが激しく鳴いていて、なんとなく安心した。

故人はサッカーを高校、大学、社会人と続けて、Jリーグができる前のことだけど、一度は社会人で天皇杯まで勝ち続けたことがある。最後に負けて杯は手にできなかったけど。その試合のビデオが会場に映し出されていた。サッカー関連の方がびっくりするほどたくさん来てくださったのは、故人がよく後輩の世話をしたからだろう。
火葬場がけっこう遠くてバスでの2往復は時間をくったが、道中の田んぼや池や公園の景色を見ていたら飽きなかった。

そうそう、昨日に懲りて、今日はタイツと膝のサポーターをしていったらオーケーだった。雑談中に冬物の下着を着てきたとか、レインコートを膝掛けにできてよかったとかの声が。すこし年を取るとだれでも冷えるんだから。

帰りくらいに台風がくるかと心配したが、どうやら大阪は明日になるらしい。街路樹がときたま激しく揺れている程度だ。四国からの参列者がおられたが帰りの交通はどうされただろう。

あとで疲れが出てきそう、ヴィク・ファン・クラブの会報

この暑さの中を会報作りに熱中している。明日は通夜、あさっては葬式に行くので、出来上がりはしあさってかな。ほとんどできていて、あとがきを書いて綴じて封筒入れしたらいいのだが。明日の昼の間にできるだろうか。昼間は暑いから昼寝しておきたいし。
ちょいと出かけはしたが、この一週間たいてい深夜までやっていた。たいした人数の会員ではないのにこんなに時間と労力をかけて無駄と思うこともある。自分の作品みたいなものだと思っているからできるんだけど。こんなことを毎月考えつつ20年経とうとしている。

サラ・パレツキーさんに好意ある返信メールをいただいた。311以後わたしは変わった。毎日をよく考えて生きるようになった。その思いを手紙にしたのを、受け入れて読んでくださったことがわかる返信だ。今月号はそのメールの原文と会員で翻訳家のIさんに訳していただいた日本語文を載せている。わたしの書いた日本語は先月の会報に載せて、それをIさんに英訳していただいたのを今月号に載せた。

山田真さんの医師としての活動や、署名活動、731デモのお誘い、モンゴルの原発事情など、みんな自分が動いて知ったことを書いているのがすごい会報だ。もちろんミステリ記事もあります。

最初の映画『殺しの分け前 ポイント・ブランク』

原作リチャード・スタークの「悪党パーカー/人狩り」、監督ジョン・ブアマン、主演がリー・マービンとアンジー・ディッキンソンのスタイリッシュな映画。70年代に天王寺の駅ビルの小さい映画館で見た。その後はビデオで楽しんでいたが、今日はおととい購入したVideo captureなるもので、ビデオをマックに取り入れてからiPadへ。これらはすべて相方の仕事である。わたしはええねぇと言いながら鑑賞するのみ。今日は晩ご飯後に途中までちょろっと見ただけなので、映画の感想はまたゆっくりと見たときに。

iPadはすごい。わたしはまだ慣れてないけど、ミステリを1冊完読すれば勘が働くようになると思う。いまのところ無料で取り入れた本や、ファイルしてあった雑誌の記事をスキャンして入れたのを読んでいる。こらからはどんどん取り入れ中の映画を見るのがうれしい。かさばっている不用のソフトを捨てるのがまたうれしい。

これがジャズヴォーカルね、SUBの鈴木道子さん

SUBでは毎週金曜日に西山さんのベースと竹田さんのギターのデュオがあるが、3カ月に一度くらい東京から来られる鈴木道子さんのヴォーカルが入る。わたしはまだ聴いたことがなくて、ジャズヴォーカル勉強中の女子に聞いたらビリー・ホリデイみたいという答え。これは気になる。

最近はあまりジャズヴォーカルを聴いていない。このブログの音楽アーカイブをさかのぼると、何人か聴いたときはよかった人の熱い感想を書いているけど、長続きしていない。わたしが飽きっぽいことにしておくけど。まあここんとこ女性ヴォーカル聴く気が起こらなかった。

鈴木道子さんのヴォーカルはよかった。誰でも年を取っているからってうまく歌えるわけはない。日々精進を重ねて身に付いた巧さを感じた。歌と身ぶりが自然で若い歌手がやったら鼻持ちならないしぐさもカッコいい。時間があっという間に経った。歌手見習いの女性だったら絶対に聴いて見ておくべきものを持っている人だと思った。

先週「ベースとギターが会話する」とヘンリー・フランクリンさんと竹田さんのデュオについて書いたが、今日わかった! 西山さんとのときは会話が自然すぎて気にならなかったのだ。ヘンリーさんとの場合は初めて出会った二人の会話で、西山さんとのときは長い間連れ添った二人だもん(笑)。