秋の色

涼しくなるとスカーフの季節。わたしは着るものはモノトーンだがスカーフは華やかなのを持っている。毎年何枚か買うのに捨てることはあまりないから増える一方である。歩いていてぱっと目についたのを買う。
今年は夏の終わりに堀江のジョローナで目を引かれたインドプリントの大きなスカーフを買った。きれいな赤色に小さな白い模様がついている。夏は出かけたところの冷風を避けるためにスカーフは必需品である。とても重宝した。こんなこと書くほど出かけてないけど(笑)。

今日は姉の誕生日。前々からなにか買いに行こうと思っていたのに、今朝の時点でまだ用意してなかった。着るものの趣味がまるで違うのでどこでなにを買うかわからないのである。姉はずっとある高級洋品店で買っていてツーカーだったので、そこが閉店したので最近困っている。カーディガンが欲しいというので、百貨店に行ってみようかと思った。いままではたいていスカーフとか厚手の毛糸ソックスとか本とか軽量級のプレゼントだったけど、今回は張り込んで上質のカーディガンにしよう。

百貨店の食品以外のものを買いに行ったのは、先月自分の靴を買いに行っただけ。その他は通りがかってスカーフとハンカチを買ったくらいね。
10時に阪急百貨店に行った。婦人服は4階だとネットで調べたが、セーター類はどこにあるのかな。4階に行って左右を見ながら歩き出した。服を吊ってあるところにカーディガンの形の服がある。それを見ていたら販売員さんがやってきた。
わたしの服装を見たせいか、派手なのでなくてグレイのをいいでしょうと話しかけた。姉にあげるから地味できれいな色のをと言ったら、グレイに藤色がかかったちょっとない色のオーソドックスなカーディガンを出してきた。一目で気に入り予算オーバーだったが買った。姉は来週のデイサービスに着ていくと喜んだのでオーケー。

じょじょに冬仕度

昨夜は遅くなってから映画を見はじめたものだから当然寝るのも遅くなった。でも昼の間にふとん類の入れ替えをしたのでぬくぬくで寝られた。時間的には昼だが朝の爽やかな目覚めの心地よさ。
パジャマもそろそろ冬物にしなくては。その上に着る綿入れも出さないと。

4つの椅子にそれぞれタータンチェックのひざ掛けをのせたら暖かい雰囲気になった。古いのを捨てて新しいのを買ってきたのがいい感じ。膝にのせるのと2枚ずつなのでとても暖かそう。

年末ごろには湯たんぽも出さなきゃ。この間ラジオで湯たんぽがいいと専門家が言ってた。袋が古びているのをなんとかしなきゃ。古いものは弱い(母の名言)。

人間も古びてきて弱いのを実感する秋。

中野和子『「売れる」ハンドメイド作家になる!』は楽しくてためになる

この本は20年以上の友人である著者からいただきました。楽しくてためになる本です。
まっすぐに縫うのさえままならぬわたしとは縁のないハンドメイドだが、やさしい文章と写真とイラストでハンドメイドの楽しさとその実現について教えてくれる。今日一日楽しんで読んだ。すべての色合いがとっても甘くて綺麗。
中野さんはわたしよりずっと年下の友だちなんだけど、最近はまるで先輩のような気がしている。素早くセンス良く作品を仕上げる彼女。それだけじゃないところが中野さんで、書くことだって本書を読めば誰だって達者な筆遣いに感心するに違いない。

最初の「トップクリエーターの場合」では現在活躍しているクリエーターの人物と作品が紹介されている。仕事をしながら時間をやりくりして作っている、家事育児をこなしながら作っている、リタイア後に地方で暮らしながら作っている、などなどいろんな立場の人たちの制作風景が厳しくも楽しそう。

苦労して出来上がった作品を売るのにはどうしたらいいかが次の課題で、ウェブサイト利用について詳しい説明がある。
作品の写真撮影、商品の包装のしかた、説明文の書き方、いっぱいやることがあるのを丁寧に手取り足取りという感じで教えてくれる。
出品の仕方の詳しい説明に、順番にやっていけば出品できそうと思ってしまった(笑)。
品物の配送方法、価格の決め方、確定申告にもふれていてほんとに親切丁寧な本です。
(監修:菅村 大全 グラフィック社 1600円+税)

季節の移り変わり実感

いつまでも暑かったけどここ数日は夜になると涼しいから着るものの入替えをしなくては。しまうときは、これは捨てようとか、これはもういらんなあとか整理したから、その季節になったら補充せんならん。冬の衣類が足りなかったらどないしょう。
夏はTシャツ、秋は長袖Tシャツとその上に着るカーディガン、冬はセーター類。さささと二人で分けたが、同じような色と形で大きさだけが違う。しまうときに雑巾に払い下げたのの代わりが入用と相方はさっさと買い物に。今晩のクラブ活動に間に合わせたい(笑)。
そのあとこちらはパジャマや下着や靴下やらの整理で一仕事。

初夏と初秋に掛けていたキルトの生地が弱くなっているのに気付き、ちょうど良い大きさでおしゃれな布団カバー(なんとバブル時代のケンゾーの)が2枚あるのを思い出して、キルトの外側をおおった。サイズぴったり。新しい上掛けを買ったみたいでいい感じ。

このあとはカーテンの取り替え、寝具の整理が残った仕事。
扇風機を掃除してガスファンヒーターと入れ替えもしなくちゃ。

寒いくらいの夜

今週になってから寝るころにえらく寒さを感じるようになった。夏の暑さが格別だったから冷え感がこたえる。とりあえずは上掛けを引っ張り出して暖かくして寝ている。昼は薄いTシャツとパンツだったけど、厚手のTシャツとパンツを出した。もう足元が冷えるんですよ。今年の真夏の暑さを思い出すと、びっくりするなあ、もう、である。
うちは何度も書いているけど、夏向きの部屋で西日以外はけっこう涼しく過ごしやすい。夏の電気代が少なくていける。その代わりに冬が冷えるのでガス代がたいへん。

中秋の月見もすんで台風が通り過ぎた。
まだ彼岸前と思っていたら明日はもう彼岸の中日である。姉の家の庭に彼岸花が咲き出しているって。すぐに萩の花が咲くだろう。そして金木犀。
姉のところに明日行く約束してたんだけど、どうやら明日は雨らしいので翌日に延期。お彼岸のおはぎを頼まれているのが一日遅れになる。亡き義兄には毎日お酒とご飯とおかずとお菓子を備えているから、おはぎは一日遅れてごめんと謝っておくそうだ。

明日は洗ったものは片付けて、これから着る厚手の服を出してとばたばたする。でも雨が降っていたら片付けは後回しで読書する。未読本の山もすごいことになっている。

アシックスのウォーキングシューズ

誕生祝いに好きなものを買うようにと姉に言われたので、そういえば去年はバッグを買うお金をもらったっけと思い出した。ハンズで欲しいなあと何度も見ていたコードバンのバッグで、買ってもらうならこれ!と決めたんだった。柔らかくて軽くて丈夫で飽きない。

今年はなににしようかな。そうだスニーカーにしよう、いま履いてるのはかなり傷んでるし、この一足しか持ってないし。と思うとスニーカー履いて歩いている気分になっていた。
だけど、スニーカーはそのうち自分で買うことにして、いま買ってもらうならウォーキングシューズにしよう。いまのは少し傷んできてるしと考え直した。
アシックスのウォーキングシューズを長い間愛用している。暖かくなったらベージュでそれ以外のシーズンは黒の靴。これさえあればどこにでも行ける。お葬式もこれで行く。

昔はずいぶんと靴に凝ったもので赤い靴やらブーツやらサンダルやら、買うのも履くのも楽しかったものだ。これもまたもう何十年前の話(笑)。

いまは靴を買うのに時間がかからない。阪神百貨店の2階靴売り場に行ってウォーキングシューズの棚の前にまっしぐら。3種類ほど履いてみていちばんオーソドックスに思えるものにする。たいていいま履いてるやつと同じ。30分もかからずにエスカレーターを降りている。

うれし恥ずかし

昨日は明け方に消防車に起こされた上に、また眠ってから8時のアラームに起こされ、午前中の買い物と姉との話相手とあんまで疲れた。今日はお昼前に起きて洗濯してランチを食べてのんびり。午後は昼寝たっぷり2時間。目や足の疲れがとれて穏やかな気分になった。

目がさめて昨日買ってきた雑誌『ku : nel』を広げた。特集の「フランス女性は、なぜ素敵なのか?」がおもしろい。みんなそれぞれ素敵なのだが、特にわたしと同じ身長145cmのアンヌさんのおしゃれがほんまにわたしと似ている!

おととい金曜日に堀江のジョローナさんに行った。相方の友人でもある【chillin(ちりん)】さんがいまジョローナに出品中の雑貨を見に行ったのだが、モン族の手作業の袋物が気に入って姪たちのお盆プレゼントに買った。
話はこれから笑 そこへ落ち着いた感じのちょっと年のいった女性が商品を見ていたのだが、店主とちりんさんとわたしがでかい声で話していたら側に来はった。わたしのスタイル(明るい紺のTシャツ、ベージュのパンツと靴、渋い赤色の布バッグを斜めがけ)をつくづく見て素敵なコーディネイトですねと何度も褒めてくれた。わたしの“これしか持ってないスタイル”を褒めてもらってうれし恥ずかし笑

インド木綿の布袋

昨夜は細野ビルから帰って晩ご飯を食べたら昼間の疲れが出て、パソコンに向かうのと四方田さんの本を開くのがやっとだった。ちょこっと仮眠した相方はちょっと行くところがあるとクラブへお出かけ。
ブログを書いてツイッターを読んでお風呂に入っていたら相方帰宅。ジョローナさんからことづかってきたと彼女の言ったことをわけがわからんけど伝えるわとのこと。言ったほうも言付かってきたほうも酔っている(笑)。
話はちょっと聞いたらすぐにわかった。2年くらい前のセレクトショップ ジョローナさんでの会話だ。わたしはバッグを買ったんだけど、彼女が肩にかけてた布袋を「ほんまに欲しいのはそれ」とわたしが言ったんだった。そしたらこの布はインドの手刷りの一点物で同じものはないとのことだった。同じような色彩のカーテンが試着コーナーで使ってあったのを外して袋に仕立ててもらいたかった(笑)。

それ以来何度か布バッグをここで買っている。でもあのとき彼女が持っていた袋以上のものはない。
去年の夏くらいから懐具合もあり、転んでからは出かけるのがおっくうになったこともあり、堀江にあまり行かなくなった。そこへの言づけなので、久しぶりに買い物もしたいなと思って出かけた。ほんまにあのバッグやろか。幻のインド木綿の肩掛けバッグ。

というわけで雨が降ってきたけど出かけた。
ジョローナさんがさっと出してくださったのは、あの「欲しいのはそれ」と叫んだバッグだった。布を接ぎ合わせた袋に、4色の木綿糸で全体に細かく刺し子がほどこされている。
帰ってダンナに見せたら「よう似合うやん、これは若い子にはむかんな、40歳でも似合わへんで」とのたまわった。ははん、さっそく中身をいれかえた。明日からのお出かけの友。

蚕起きて桑を食む

【5月21日〜25日頃は、七十二候『蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)』。カイコが桑をさかんに食べはじめる時季です。】と暦のサイトにあった。それで昨日は皇室のカイコのニュースがあったのか。

わたしの母の実家は農家で養蚕もしていた。泊まりに行ってて朝方まだ寝ているときに叔母はすでに桑の葉を収穫して蚕に与えていた。屋根裏部屋の台の上でサラサラと桑を食べる蚕の音が聞こえてきた。白くてぐにょぐにょしていてわたしは気持ち悪くてよう掴まなかった。

蚕はいろんな過程を経て糸になり布になった。というのは叔母が織った布で母が縫った羽織をこの冬愛用したから思い出した。去年の秋に姉の箪笥の中で長いこと眠っていた綺麗な縞の羽織を見つけてもらって帰った。セーターの上に着るととても暖かい。
色が田舎っぽいのがいま見るとかえっておしゃれだ。叔母が機を織っていた姿を思いだす。いろんな色の縦糸が二段にセットされていて横糸をその間に通していく。その速さと正確さに圧倒されて本気で「あたしはおとなになれない」と思った。超不器用なので無理無理といまも思う。いまもおとなになれないままの女である。
母も叔母もとうに亡くなって家は建て替えたようだし、わたしはあれ以来何十年も行ったこともないし。
従姉妹に桑の実を取って食べるのを教わった。あれはうまかったなあ。

思い出の夏のワンピース

小学4年生のときと記憶しているが、なぜか「5月1日からは半袖」と早くから思い込んでいて、5月1日の朝、勝手に予定していた半袖セーターを引っ張り出した。まだそれを着るのには寒いと母親にきつく言われてボツになったが、学校に行ったら昨日着ていた長袖服でちょうどよかったから黙っていた。半袖を着てる子はいたのかいなかったのか。そのときですら中原淳一ファンだったから、おしゃれ感覚はありすぎるほどあった。姉が縫ってくれたピーチピンク地に白い花模様のワンピース、いまだに胸や袖のデザインも覚えている。赤いリボンがついていた。明日の姉への定時電話で礼を言おう。あのワンピース覚えているかしら。姉とは長い間確執があったのだが、こどもの時は世話になってたっけ。

今日は昼食後暑いなあと、姉にもらったバウムクーヘンを食べ紅茶を飲んでいたのだが、飲み終わる前にテーブルに突っ伏して眠ってしまった。睡眠不足気味だったからなあ。それからベッドに移動して30分ばかり眠って起きた。ケーキを食べて寝るなんてなんてことだと思ったが後の祭り。
それから着替えて銀行とスーパーに行ったのだが、長袖の薄手セーターで汗をかいて歩いていたら、まわりは男女ほとんどTシャツ姿であった。

おお、帰ったらTシャツに着替えよう。夏物を出そうと思いつつ帰った。帰ったら部屋にはまだストーブが(笑)。