初夏の味 豆ご飯

たらの芽、タケノコと春の味が続いたせいか、今度は豆ご飯を食べたくなった。春から初夏の味とタイトルのような言葉を思いつき、たくさん炊いて二度に食べた。味噌汁と魚と野菜がついてご飯の味が生きる。毎日一度食べるポーチドエッグの白が映える。

以前(だいぶ前)は仕事場が別だったから最初はお弁当をつくって持っていってた。せっかく高い家賃を払っているのだから有意義に使おうと、炊飯器を買ってお昼は炊きたてのご飯を食べることにした。おかずは朝ごはんの片付けをしながら、昨夜と朝のおかずの残りを弁当箱に詰めた。
そういう日々に豆ご飯を食べたいとどちらからともなく言い出して、豆をむいてもっていき、豆ご飯を炊いた。炊きたての豆ご飯がうまかった〜
そのころから公私が混同していたわたしら(笑)。
いまは職住いっしょの慎ましい暮らしである。
豆ご飯を食べながら感慨ひとしお。

堀江ベースでジャークチキンとヴィーガンケーキ

今年の冬は寒かった。体調が悪いままで外出する気にならず、キタへもミナミにも行く気がせずにほとんど家で過ごした。見舞いの言葉をいただいた友だちにも顔を合わさないままになっている。

2月ごろ相方がフェースブックに「かみさんのこと」と題して70年代のわたしのことを書き、写真とともに載せたら、たくさんの「いいね」をいただいた。10年くらい前にはクラブとか反原発デモとか顔を出していたから、わりと新しい知り合いもいるのだ。本だ、映画だといってもなによりもイキイキできるのは生きている人間の言葉だ。その上で本と映画があれば、そしてケーキとコーヒーがあればいうことなし。

まずベースへ行こうといいつつ日が過ぎたので、今日は車椅子でベースの琴美さんの顔を見に行こうと決めて出発。思ってた通り賑やかに迎えてもらってうれしい。
おいしいジャマイカ料理とヴィーガンケーキを食べて、たくさんしゃべってきた。なによりもおしゃべりが一番のクスリである。ピンポンみたいにすぐに跳ね返ってくる会話の妙に目が覚めたような気になった。なんといっても女どうしのおしゃべりが一番だ。買ってきたケーキを食べながらおしゃべりの続きは相方と。

たけのこの若竹煮

昨日買ったタケノコを帰ってから糠を入れて大鍋で茹で、そのまま一晩おいたのを出汁で鳴門わかめと炊いた夕飯の一皿。タケノコが大きかったから鍋いっぱいになった。今夜2/3を食べて残りは明日食べる。タケノコは料理が面倒といいながらも毎年一度は食べている。わたしがやると慌てるからえぐかったりするが、相方の落ち着いた料理は見た目よしで味もよい。ほかに今日のおかずは先日のブリ大根の残りの大根、鯖の水煮を菜っ葉と炊いたんなど質素ながら量が多かった。

おとといシュリットに電話したら連休前で予約が詰まっているけど、今日の夕方5時15分からならOKというので行ってきた。7時になるとそろそろ眠くなる名犬シェル君は髪を洗ってても膝に乗ったままぐっすり。
コーヒーとお菓子が出てしゃべりも賑やか。近くのお菓子屋さん情報、カフェ、カレー屋情報が行き交う。
その上に、女性たちの悩みの肩こり腰痛の話題となり、先月、わたしの背が伸びた情報をみんなにしゃべって、テニスボールストレッチがお店の客たちに流行っている話。テニスボールを自分でつなげなくても、既製品があるそうで、みんなアマゾンプライムで買ったとか。買って親に送ったとか。

たらの芽の天ぷら

午後遅くから近所を相方と散歩。銀行や郵便局の用事をすませ、無農薬野菜の出店で基本の野菜の他に勧められるままにタケノコを買い、タラの芽を1パックもらった。
行きしはとろとろ歩きたくないと車椅子に乗せられてたったと。いろいろ買い物してからは荷物を車椅子にのせてわたしはその後ろを歩いたが、まだたったと歩けなくてのろのろ。
でも街歩きは楽しい。ライオンキッチンでひと休みしてバナナケーキとコーヒーで和んだ。この店に入ったのは初めてだったが、女子向きの可愛いおしゃれな店で、ケーキの盛りかたもおしゃれ。
ここは去年の終わり頃まで田舎から野菜を持ってきて店の前で売っていたが、いまは休止中で5月末から再開とのこと。いろんな採れたて野菜を町に住みながら食べられるのがありがたい。

眩しい西陽を受けながらまっすぐに歩いた。何十年も前のことだけど東から西へ得意先からの帰りしの西日のすごさを思い出して、「あれはすごかったなあ、でもいまも日差しはいっしょや」「月日はたてどもおひいさんはいっしょやな」。

途中の花屋bunbunFlowersの店先で見かけたドライフラワーが可愛いから買った。包んでもらっているとき目についたのがライラック。きれいな紫色に惹かれてひと枝買った。ガラス瓶に挿すとテーブルが華やいで、たらの芽の天ぷらがもう一味うまくなったよ。
たらの芽の天ぷらは、堀江Baseのあるじ琴美さんのお世話で手に入れた米の油と米の粉があったので使った。すごく洗練された味でうまかった。

UKIUKI CHOCOLATE

美味しいチョコレート、原産国はグアテマラ共和国。原材料はカカオ豆と砂糖だけだって。
知り合いの無農薬野菜の店で出会った人から買ったチョコレートで、1袋に50グラムのCACAOが入っているそうだ。チョコは一枚ものとか丸いとかではなく、ごつごつした切れ端のようなものがアルミのような袋に入っていて1200円だった。かじってみると格別にうまい。粉が落ちないように気をつけて袋から出し、お皿の上で割って食べ、こぼれた粉はもったいないから指で拾って食べた。わたし専用チョコにしてときどき食べている。ほら、お酒を飲まない分をチョコでカバーするわけ(笑)。
販売者の名前や住所のカードが貼ってあるので、食べてしまったら注文できるけど、そこまでするかはわかりません。

見てかわゆく食べておいしい野菜の花

うちの近所は無農薬の野菜を売る店が何店かあって、相方は毎日そのどこかへ行くことにしている。その他にも近郊から採れたての野菜を売りにくる人がいて週に一度決まったところに買いに行く。
暖かくなって花のついた野菜が増えたが、菜の花は寒いうちからあった。先っちょに小さなツボミをつけているので、冬の間は短く切ってサカヅキや小さなグラスに挿していた。固いツボミから黄色い花びらが現れて咲く。残ったツボミを炒めたり茹でたりして食べるのだが、ちょっと苦味があってうまい。

ケールを食べだしたのは去年だった。ケールは「青汁」の素にするらしいが、うちではポテトサラダに入れたり、キャベツのように刻んで食べる。

昨日買ってきたのはナバナのような黄色い花がついていたので見間違ったが白菜の花だそうな。花と茎だけ見れば菜花としか見えない。
それと小さい白い花が咲いているわさび、葉は上の方は小さく丸く、根元のほうは大きく丸い。茎ごと煮て食べたらちょっと辛くて味わいがあった。
テーブルの2つの瓶に白菜とわさびを別々にどばっと挿して並べたら、太陽の光を浴びてうれしそう。人間も。

yobareyaのおいしいカレー

午後の3時過ぎに歯科医の予約があるので出かけた。全部を歩くのはしんどかろうと車椅子の出番。出発と到着は送迎付きで途中は歩き。毎日ちょっとずつでも歩いて力をつけねば。歩くのを休むとこういうことになると実感しつつ歩いている。
歯科医は3ヶ月検診だったが、進行中の虫歯があるので来週から治療に通うことになった。

帰りにスーパーへ寄ろうと道を戻ったが、たまに外食しようと相談がまとまりまた戻り。近くにあるyobareya(よばれや)でカレーを食べよう。このあいだ来たときは定休日(水曜定休)だそうで休みだった。
今日はドアが開いていて店主さんが店先にいた。よかった〜
素朴で品のいいテーブルと椅子、床は土間の上に幅10センチくらいの板が並べられ、板と板の間に雑草が伸びている。「これ自然に出てきたん?」と尋ねたら「そう見せかけている作り物」なんだって。スコットランドの田舎の土を踏みしめてできた土間かと勘違いしたわー。壁の絵やちょっとした飾りものも趣味がよくて気に入った。

カレーはカレー色のカレーと白いカレーがある。去年はカレー色のカレーにしたので、今日は白いカレー(マッシュルーム&オリーブ)を注文した。ビールとあってうまかった。店と食べ物がよく合って中東の感じがするねと勝手な感想を述べながら食事。量が多くてお腹いっぱい。ゆっくり出してくれたコーヒーも美味で、久しぶりの外食は大成功。

ふきんの洗濯がめんどうだけど

おととい書いた「台所から洗いかごをなくす」には反響がなにもない。考えてみるまでもなく、洗いかごを使ってない人が多いのだろう。みんな食器洗い機をご使用なのね。いま検索したんやけど、食器洗い機って高いんやね。

うちの台所には電子レンジがない。なんでもガスコンロで炊いたり茹でたり温めたり。お鍋はビタクラフトが4個ある。鉄のフライパン2個。電気釜がなくご飯はお鍋で炊いている。電気ポットもないから、やかんでお湯をわかして魔法瓶に入れている。姉の家に行くと酒の燗を電子レンジでするので、使い方のわからんわたしはいちいち「これはどないするのん」と聞かねばならぬ。やかんで燗をした酒が好きなんです。

白いタオルをふきんの代わりにということで、在庫のタオルを出してきて、洗いかごがあったところに二つ折りで敷いた。洗った食器等はそこに置いて水気をとる。次のタオルで食器を拭きしまう。鍋やおたまじゃくし類も同様。キッチンペーパーも便利に使う。
使ったタオルは石鹸で洗って干す。細いハンガー何本かをふきん専用に決めた。日が当たり風がある今日のような日は夜に干して翌日の夕方ぱりっと乾いている。濡れたタオルを溜めると洗って干すのがたいへんだ。わたしのように毎日在宅の者に限られるかも。まあたくさん洗ってたくさん干す工夫をすればいいのか。

暖かくなったから生節の出番

こどもの頃は貧しかったから晩ご飯のおかずの中心はたいてい安い魚、さば、いわし、いか、あじ、さんまだった。初夏になると生節と焼き豆腐の炊いたのがよく出てきた。豆腐に魚の出汁の味がしみてうまいのだ。その残りにえんどう豆を入れたりして翌日のお弁当に入っていることが多かった。兄たちは残したり箸でぐじゃぐじゃにかき回したりしていたが、わたしはきれいに食べた。おいしくはなかったが不味くはなかった。
生節は普通の魚屋でなく乾物屋で売っていた。商品の上にお金の入ったざるがぶら下がっていて、店の人は手を突っ込んでお釣りを出すのだった。

今夜は生節と焼き豆腐と絹さやを炊いたんと、とりきもと菜っ葉の炒めたのとビールと日本酒、白いご飯と豆腐とネギの味噌汁、かぼちゃの煮付け、海苔、番茶。
生節は昨日の夜スーパーで深夜割引価格で買ってきたもの。プリンタインキが切れそうなのでいっしょに買ってきてもらった。

久しぶりのビールで酔った

わたしはお酒は好きだが弱い。うちの晩ご飯は相方と2人でたいていはワインを飲んでいるが、わたしはいつもコップに少々で顔まっかっか。基本的に1本を2日で飲む。毎日酒の肴が4皿くらいある。大皿をプレートに見立てて何種類かの料理を盛ることがあるが、たいていは1品1皿でパンの皿もあるからお皿総動員。洗うのが大変そうだけど、毎日やってるとそうでもない。

いつのまにか買い物と料理するのは相方で、片付けはわたしの仕事になっている。わたしが台所仕事をやってた時代は、気ままに買ってきたお皿や椀を使っていたが、いまはほとんど白だ。花柄や藍色のはさりげなく追放されてしまった。カフェオレボウルは別でロマンチック柄健在。
鍋類もシンプルなのを使っている。ザルやボールも洗いやすい収納しやすいのを買っている。

今日は買い物に行って、ビールが飲みたくなったとロング缶を1本買ってきたので、残っていたワイン1/2本とを飲んだ。おかずはレンコンのカレー煮、じゃがいもとセロリのブレイズ(蒸し煮)、三枚肉を炒めたのを刻みケールとプチトマトを添えて。トーストパンと紅茶。
久しぶりにビールを飲んだら酔った。コップに1/2だけなのに情けない。