寒い夜にココア フランソアを思い出しつつ

突然ココアが飲みたいと相方が言い出した。「長いこと飲んでないなあ」「飲みたいか?」「ふん、飲みたい、ココアずっと忘れとったわ」「寒いからココアが飲みとなってん」
それでバンホーテンの缶と牛乳を買ってきてくれたのでわたしがつくった。
ココアの粉と砂糖を少量の水で混ぜて火にかける。沸いたら牛乳を入れて沸かして出来上がり。甘くておいしいココアの味。なかなかいけた。

ココアで思い出すのが京都木屋町のフランソア。長いこと行ってないので検索したらいまもちゃんと営業してはる。わたしがよく行ったのは40年も前のことである。Kに勧められたココアがおいしかった。京大大学院生で京都へ行くと彼の下宿に泊まった。翌日は京都をあちこち散歩。彼は数年前に亡くなったが、当時は京都で学生をしながら大阪天王寺でジャズ喫茶マントヒヒをやっていた。たしか二度目に店に行った日にいっしょにうちに帰り3人で宴会して泊まったんだった。
フランソアは場所がわかりやすかったから、のちのち一人で京都へ行ったときも立ち寄った。由緒ある椅子に気取って座ってココアを飲んだっけ。

最近は喫茶店に入って「ココア」と注文することがないと気がついた。たいていコーヒーである。今度カフェに入ったらココアを頼もう。京都フランソアまで行く元気があればええんやけど。

電話がたのしいとき

こどものときは家に電話がなかった。向かえの酒屋さんから「電話かかってるよ」と呼ばれて慌てて出たものだ。家族が多いから呼び出しも多い。そのお礼にお酒をたくさん買っていたと思う。
かかった電話は出たら話せるが、かけるときは困った。酒屋のおじさんにダイヤルをまわしてもらって、受話器を握った。あるとき「反対や」といわれて気がついた。聞くのと話すほうと間違えていた(笑)。
働きだしたら電話に出るのも仕事のうちで、取引先からかかると「お世話になってます」とか「まいどどうも」とかいわんとあかんので苦労した。
登山やうたごえ活動など打ち合わせの電話が会社にかかる。偉いさんの渋い顔を尻目にしてかかってきた私用電話の相手をしてた。だって連絡手段が他になかったから。まあよく働く子だったから偉いさんも面と向かってはなにもいわなかった。いま思い出すと顔から汗が出る感じ。

最初に住まいに電話を引いたのが泉北の公団住宅に入ったとき。それまで岸里の暗い文化住宅に住んでいたから、新築の明るい部屋に電話があってうれしかったなあ。そのころは友だちと電話で話すのが楽しかった。ただ東京の友だちと話すとお金がかかる・・・向こうからかかるとお金がかかると気を使う。懐かしい過去の風景。

今日、久しぶりに姪と話して楽しかった。双方が機嫌よくしゃべって笑って終わったのが気持ち良かった。

ともだちからうまいソーセージが届いた

Mちゃんがクール宅急便でソーセージやハムが詰まった箱を送ってくれた。20年来自宅へ宅配を頼んでいる岐阜県の「山のハム工房ゴーバル」ってとこので、晩ご飯にソーセージを食べたらワインとよく合ってうまかった。すごく上品で余分な油気がないところも気に入った。

Mちゃんとは1980年くらいから10年近く仲良くしていた。パンク少女ですごいカッコで出歩いていて、連れ立って歩くと道ゆく人が振り返った。知り合ったのは心斎橋のディスコで、帰ろうとして外に出たら横にくっついてきて「一緒に行く」とのたまわったので連れて帰ったのがはじめ。
どこへでもくっついて出かけていたが、空手の教室に行ったときは先生に可愛がられた。普通の空手と違う先生のあみ出した拳法だった。

Mちゃんはそれから東京へ出て美術関係の仕事をしたり、バーを経営したりと華やかだった。その後、結婚して子供が一人できて年に一度くらいは連絡があり、正月にはお酒やお菓子を送ってくれる。こちらは昔いっしょに遊んでおごったのを盾にして、もらいっぱなしで大きな顔をしている。

電話はかけないでください(kumiko日記について)

毎日わたし自身が思うこと、あなたに伝えたいことをこの日記を書くようにしている。たまに休むときがあるがほとんど毎日書いている。わたしのことが気になったら、この日記を読んでほしい。現にいま読んでくれている人は、それで納得してください。

たまにブログを読んだから電話したと電話がある。まるっきり善意の電話だが、いまのわたしにはそういう善意は不要だ。
つい先日、妹からの電話を「これからはわたしに電話しないで」と断った。妹は善意の人である。

このブログが、あなたからの善意の電話をお断りする通知であることに気がついてほしい。

おやつはハッピーナッツ

昼過ぎに起きてシャンプーとシャワーを済ませて着替え。よろよろと足元が危ないので相方が外出には付いて行くという。暮れの買い物等足元が危なかったようで、ずいぶんと疲れていたと我ながら思う。今日の外出はすぐそばのつるかめ整体院なので心配不要(笑)。全身をほぐしてもらっていい心地。両腕を途中まで男性二人に支えてもらって帰宅。コーヒーをいれて、つるかめさんの正月土産の「ハッピーナッツ」を食べた。当分このナッツがおやつになるね。ご機嫌〜

横浜の妹から電話があり、これからは姉の介護に行かなくてもいいよ、みたいな話。この妹は指図をするのが好きである。姉も指図大好きなので話があうみたいだが、ここで二人の好きにさせたらあかんと一言二言三言モンクを垂れて決裂。わたしがすることを、姉と妹が相談、指図してどないなるちゅうねん!
正月早々、うっとおしいことでござった。

イチジク愛

今年はイチジクをよく食べた。生のもよく食べたし、ジャムもよく食べた。ジャムの瓶はまだ冷蔵庫に入っている。残り少なくなると、なんとなくもったいなくていまはやめとこと思う。けっこういい値段だったし。

今日の晩ご飯は、タコのカルパッチョと鶏肉のソテー、生野菜と蒸し野菜つき、そしてバケットと紅茶。バケットにはクリームチーズとイチジクジャムをつけて。
食後にまだ物足りなくてジャムを瓶からすくって舐めた。うまーっ、こんなん食べてたら長生きするで。

で、思い出したんだけど、昔、我が家にあった絵本。ストーリーも内容も忘れてしまったけど、ある国の人民がなにかを食べたせいで鼻が伸びる。街で出会う人たち全員の鼻が垂れている。長くならなかった人はイチジクを食べたせいでとどまっていたのだ。それを賢い老人が教えたとかで、老人と普通の鼻の人たちが喜んでいる図。記憶があいまいでほんまにそういう絵本だったか自信がない。イチジク食べて伸びてた鼻がひっこんだ話というのはたしかに記憶あり。

歳末あれこれ

昨夜はメールがどうにかしたらしくログインしないので深夜まであたふたした。ほんまにメールがイノチな生活してるわと呆れる。今日は元に戻ってやれやれ。
午後からつるかめ整体院で治療してもらって復帰。明日は姉の家に行く日である。買い物をいろいろ頼まれているので忘れないようにしなければ。
昨夜からSNSに登場してないので、体調を崩したのかと心配のメールをもらった。体のほうは大丈夫だけど、もうちょっとでできるVFC会報が止まってしまった。改めて明日の夜からがんばろう。読書のほうも進んでない。いつからサラ・パレツキー『フォールアウト』が読めはじめられるのかしら。落ち着いて順番に読んでいくしかない。

知り合いのタクシー運転手さんから留守番電話が入っていて、大病で入院するとのこと。姉の家の近所のタクシー会社の人で、夕方の仕事はじめの時間に電話するとすぐにきてくれてずいぶん助かっていた。明日お見舞いの電話をせねば。それにしても姉の知り合いが入院していたり家で寝ていたりとか病気の話が多い。わたしもよろよろして怪我しないように気をつけねば。

寒くて縮こまる

なにやら日毎に寒くなっているような気がするこの冬。今日も朝から寒くてかなわんかった。お昼に起きて、着膨れしてごろごろ。行くところもなくご飯食べて洗濯しただけ。作り置きの野菜スープとトーストと柿の個食、その後は読書。
デボラ・E・リップシュタット『否定と肯定』(ハーパーコリンズ)をずっと読んでいた。山本やよいさんの読みやすい訳ですいすい読める。でも字が細かいから目を休めながら。
ときどきパソコン前にきてツイッターを読んで、メールに返信して、VFCの会報作りの続きをやっていた。

夕方買い物に出かけた相方が「それ!山田真さんからきてるで」とレターパックを差し出した。なんとまあ、いまごろ原稿きてどないするのんと開いたら、ちゃんと来月用の原稿だと書いてあった。山田さんは手書き派なので文字打ちせなあかんのである。原稿用紙10枚文字打ちはお正月の仕事。
相変わらずよくミステリを読んではるのに感心する。最近のわたしときたら読みかけでおいてあったり、最初と最後を読んだだけだったりで情けない。
でも、『否定と肯定』を読み終えたらサラ・パレツキー『フォールアウト』をまじめに読む。

昨日も今日も寒かった

今日も寒かったが昨日がいちばん寒かったように思う。道へ出ると冷たい風が吹き抜けて足元が寒い。長いダウンコートを着てマフラー巻いて頭を低くして東西の道を歩いた。年を取ると寒さがこたえる。

今日はつるかめ整体院へ行っただけで寒さを味わうほどのことはなかった。暖かい治療室に横たわって首や背中や腰や足をマッサージしてもらいゴクラク気分をあじわっていた。
子供のときに家にあった映画雑誌『スクリーン』で横たわってマッサージを受けているアリダ・ヴァリの写真を見て、大スターはすごいなあと思ったことを思い出した。わたしもここにきて同じようなことができるようになったんやな。本物の大人の女にちょっと近づけたかも(笑)。

明日は姉のところへ働きに行くので、今日と比べるとジゴクである。ゴクラクの隣にはジゴクがあるのだ(笑)。
寒いからバカいって笑ってばかりいる。今日の夜のおやつは第三世界ショップのおいしいヘーゼルナッツチョコレート。

来年はじめはヘッドスパを

午後からシュリットでおしゃべりしながら髪のカットとヘアカラーをしてもらった。わたしに会ったことのある人はご存知のように、若づくりっぽい仕上がり。終わってから前後の写真を撮ってくれたのを見て「おおきに、ええ感じや」といつものように礼をいった。
先日入れ替えたばかりのシャンプー用椅子で髪をリンスして洗ってくれたが、椅子の寝かせ具合がすごく快適。「タクシー乗りしてや」といわれて横から腰をいれて下ろした。これは杉谷さんに向けて考えたセリフやでとのこと。足が短いから正面から座れないだろうという配慮なのであった(笑)。
高価な椅子だそうで、横になっていると背中や腰が暖かくて気持ちよい。お腹の上に名犬シェル君をのせていい気分。

髪を洗ってから背中に腕をいれて押してくれた。いい塩梅にツボにはまってすっごく気持ちよい。ヘッドスパをちょっとやってもらったらさらに気持ちよく「また頼むね」となった。今年いっぱいは忙しいそうなので来年そうそうにと約束して機嫌よく店を出た。

外へ出たら寒風吹きすさぶ真冬。くしゃみ連発、ハナミズ流れる。風邪を引いたら大変だとあわてて帰った。