遊びの現役

おとといSUBから帰る前の立ち話で、古い常連の男性が「今日は僕より年上の人が4人いてうれしいわ」とのたまわった。おいおい、なんや、「だれのこと?」と素知らぬ顔で聞いてやった。ピアノの大塚さん、ギターの竹田さん、そしてわたしらしい。ドラムの大森さんは少し下だそうだ。その男性は5番目だと喜んでいた。どこへ行っても最高年齢やのに今夜は5番やとよっぽどうれしかったのね。
そのあと、デモやジャズ喫茶など共通の話題で盛り上がったが、その彼がわたしのことを「すごい!」と言った。いまも遊びの現役だから。

昨日見た映画「ヴィーナス」は老人が主役だったが、ピーター・オトゥールもヴァネッサ・レッドグレーブもちょっとオーバーな演技をしていたと思う。お二人とも矍鑠たるお方だから老人役の演技をしてたのね。自然に老人をやってたら見てて悲しくなるかも。

昨日アップしてから検索したら、ピーター・オトゥールは2012年に引退宣言をしたとあった。80歳になったからか。映画に出なくても楽しく暮らしていてほしい。

読む本がいっぱいあって柿を食う

昨夜は映画を見てからブログを書き、「ジム・トンプスン最強読本」をぱらぱらと読んだり検索したりして遅くなってしまった。シャワーをすませてからもぐずぐずしていたら冷えてしまい、一度寝てからまた起きてトイレにいってソックスを履いた。映画のシーンが頭の中に出てきてなかなか寝付けず。今日は午後から爆睡2時間でとりもどした。ジム・トンプスンの力はやばい。
晩ご飯後にまた「ジム・トンプスン最強読本」を開いて評論を選んで読んだ。作品が何編か入っているのはまた後で読もう。
そして映画になった「グリフターズ」か、テレビで見た「鬼警部アイアンサイド」をまず読んでから、中身を忘れてしまった「ポップ1280」とあと2冊を読むとしよう。

まだ読みかけの本が待っている。
ヴァージニア・ウルフ「ダロウェイ夫人」、マイケル・カニンガム「THE HOURS めぐりあう時間たち 三人のダロウェイ夫人」、孫崎亨「戦後史の正体」の3冊。

〈山田さんちの柿〉をむきながらなにを先に読もうかと迷っている幸せな夜。

ものわすれ

昨日の夜は姉と妹と長電話した。ふたりともネットと無関係で連絡手段は電話だけである。携帯電話は持っているがメールはやらないのでしゃあない。
姉のところには1時間くらいで行けるが、独居なので雨の日など「今日はだれともしゃべれへんかったわ」と電話がかかり、その日の全行動を聞くことになる。「じゃあね」と言ってからまた近所のことなどひとしゃべり。

横浜在住の妹は息子が自閉症者でグループホームにいて土日に家に帰る。ふだんは一人暮らしである。彼女は活動家なのでしゃべる相手はたくさんいるが、本のことや原発のことなど、ひととしゃべらないことをしゃべりたい。なんせニュースソースが朝日新聞というひとなので、こちらはツイッターで仕入れたことなどとり混ぜて話す。
最後は、これだけしゃべって笑たら病気にならへんで、と馬鹿笑いして電話を切る。

今日、ツイッターにこんな一節があった。
《内田百閒bot ‏@Hyakken_Uchida
東京の最初の夜はどんな夢を見たか覚えていないけれども、翌朝、お膳に坐ってお椀の蓋を取ると、赤味噌の汁の中に唐茄子の切れが浮いていたので、こんな物が食べられるかと思っただけで胸が一杯になった。【上京】》

唐茄子がなにかわからない。いや、言葉は知っていて使ったことがあるのに、それがなにか忘れている。母親は唐茄子という言葉を使っていたよな。なにを称して唐茄子と言ってたのかしら? ありゃ〜
検索したら、カボチャのことであった。まあ、記憶力が減っていても検索したらええのや。

家事を交代

最近は二度のご飯づくりと買い物を相方がやるので、わたしはうんとラクになった。
40年くらいいっしょに暮らしているが、家事はほとんどわたしがやってきた。なんだか最初から家事はわたしがすると決まってた。遊びはいっしょにしてたのに、家事はこっちだった。母性愛というか、わたしが面倒見てあげるみたいな(笑)。
お互いに会社勤めのときも、朝ごはんを作り弁当も作って、帰りに買い物して帰ってから晩ご飯を作ってた。独立して二人で事務所をもったときは朝ご飯を食べて、わたしは片付けしてからお弁当を作り出勤して、先に買い物して帰って晩ご飯を作った。寝る前に洗濯して干していた。ずっと洗濯は夜だった。
土曜日も仕事だったから日曜日に掃除をする。まる一日休めるのは祝日だけだった。
野菜や食品の宅配を利用し出してだいぶラクになったが、魚類は毎日百貨店やスーパーへ買いに行っていた。
家に職場を移してからは家事の面ではだいぶラクになったが、膝を悪くして整骨院へ通っていても帰りは買い物してた。うちは外食を滅多にしないし、エンゲル係数が高くて買い物が多いのだ。

相方の食への関心が高くなったこともあって宅配を断った。まずは昼食を担当し、買い物も行くようになった。近隣野菜を置いている店も見つけたし、輸入食品店も何店か見つけてきた。
今年の正月にマイコプラズマ肺炎に罹ったときから晩ご飯もするようになった。
わたしはラクができてひたすらありがたい。

夏の終わりの 大雨 雷 台風・・・

この間の日曜日の雨はすごかったようだが、わたしは実感してないのでなにも言えない。前日寝る前に天気予報を見て、〈明日の午前中は雨のようだ。おっと、朝6時から昼頃まで強雨になっている。明日は強い雨の音で起こされそう。窓閉めて寝なきゃ。〉と書いた。真夜中にずいぶんと降ったようで目が覚めた人も多かった様子。それから昼頃もすごい雨だったようで、あちこち冠水したという。
10時頃あまりの寒さに目が覚めて開けていたドアを閉めたとき、すごい雨やなあと思った。そしてそのまま寝入ってしまい目が覚めたら12時過ぎ。クライマックスは終っていた。そして梅田あたりが冠水したと後で知った。

いま去年の日記を読んでいたら、8月19日に生まれて初めてといっていいくらいの雷や大雨で、大阪終るんちゃうかと思ったとまで書いてある。今年も1週間の差があるが、同じころに雷雨があったんやな。
去年はミナミのほうがひどく、今年はキタのほうがひどかったみたいだ。

いまの台風情報では台風15号は日本列島に沿って進んでくる感じだが、西日本に到達するころは温帯低気圧に変わっているそうだ。

ガンボ

昨日の話題なのにどんなことで話になったか全然覚えていない。「ガンボ」という言葉をなにかで聞いたか見たかして、その言葉は知ってると思った。あの本に出ていたと言ったが、すぐに本が見つからずそのままになった。今日その本「一緒に食事を」が見つかった。リリアン・ヘルマンとピーター・フィーブルマンのカップルによる回想とレシピの本である。
ページを繰ったら「クラブ・ガンボ」の作り方が出てきた。ほら、一度読んだ本は忘れへんと低い鼻を高々と(笑)。
「クラブ・ガンボ」は「クラブ」だからカニを使っていて、レシピを読むとカニ以外は野菜だから「カニ抜きクラブ・ガンボ」を作ればいいや(笑)。ご飯にかけて食べる。

ウィキペデアを読むと【ガンボ という言葉の語源は、アンゴラで話されているバントゥー語の方言でオクラを意味する「kingombo」がなまったものと言われている】とあった。
また【基本的には濃いスープストック、肉または甲殻類、とろみ成分、および「聖なる三位一体」と呼ばれる野菜(セロリ、ピーマン、タマネギ)で構成される。】とも書いてある。「聖なる三位一体」の元々は知らないが、レジナルド・ヒルの作品のヨークシャー警察の三位一体(ダルジール警視、パスコー主任警部、ウィールド部長刑事)はよく知っている(笑)。
だんだん深みにはまりそうだ。

熱中症になったかと思った

昨夜は涼しいくらいの風が吹いていて気分よく眠りについた。
ベランダの戸を開けっ放しだから夜中も車の音がうるさいが、盆休みに入ったせいか車の数も少なくて静かだったんだろう。
今日はうっかり昼寝しなかったせいか、晩ご飯を食べおえたところでぼーっとしてきた。それでもいつものクセで本(何回読めば気が済むのか、レジナルド・ヒルの「ベウラの頂」)を開いたら、相方に熱中症かもしれないのにそんな細かい文字を読むなと小言をもらった。ほんまにアホやな。
ベッドに寝転がったらいつの間にか寝ていて、汗びっしょりで目が覚めた。これは塩分不足してるわとモンゴル岩塩をなめて冷やした水をたっぷりと飲んだ。それからお風呂に入ってようやく回復。

ネットニュースを読んでいたら高齢のご夫婦が熱中症で亡くなられたとあった。息子さんが毎朝電話していて、今朝は電話に出なかったから住まいに行って倒れているのを発見したそうだ。
独居の姉に毎日電話してやと言われているのについサボってしまう。今日も電話してなかった。明日からちゃんとかけるようにしよう。
そして、自分の熱中症にも注意せなあかん。

暑いけど、楽しい日常

ラジオの天気予報で明日の大阪の最高気温は37度まであがると言っていた。いまヤフーのピンポイント天気を見たら、ここいら辺は36度になっている。
大阪はだんだん暑くなるから、毎年気温の初体験をしているが、36度、37度はほんまに初体験だ。こわいような、楽しみのような。汗びっしょりで目が覚めるんだろうな。暑くても眠れるのが得意技なんでいいけど。

昨日と今日は午後から心斎橋まで買い物に行った。お盆に姉の家で姪たちに会うのでプレゼントを用意しに。大丸にあるソニープラザとハンズでおおかた揃ってやれやれ。自分の買い物はなしだが、姪たちがなにかくれるだろうと期待(笑)。

大丸のベンチで持参の水を飲んでいたら、横に座った高齢者のかた(自分もそうなのを忘れてる-笑)に「その水筒よろしいなあ」と声をかけられた。軽い金属のスイス製でお気に入りである。そのかたはペットボドルの空いたのに水を入れ替えて持っていると見せてくれた。お節介ながら、水は沸騰したら10分火にかけておいて、それから冷やしたらいいですよと言っておいた。人から話しかけられるのが特技(笑)。

セミの声で目が覚めた

夏になるといまは亡き義弟が大阪勤務になったときの言葉「大阪はセミの声までうるさい」を思い出す。掲示板やSNSの初期のころはセミの鳴き声の比較とかよくしたものだ。

今年最初のセミの声は7月13日の朝、地下鉄駅にいそいでいるとき長堀通りの真ん中の植え込みから聞こえた。いっせいに声を出したという感じで、しばし止まって聞いていた。それからあとはツイッターなどでセミの便りを読むたびに、あれっ、ここはまだやん、と思うのだった。ツイッターではセミのツイートのほかにセミが鳴かないツイートもあったので、なにか異変があったのかしらなんて心配したりして。

今朝がたぐっすり眠っていたらセミの大合唱が聞こえた。おおっ、鳴いている! よかった〜と思いながらまた眠ってしまった。お昼頃も鳴いていたので「おお、夢ではなかった」と、うるさいのに喜んだ。
今年もくそ暑い夏がやってきた。

読書熱中症

シャルロッテ・リンク「姉妹の家 上下」を猛スピードで読み終えた。飛ばしたところもあるので再読しなければいけない。おもしろかった〜

午後3時頃のこのあたりの気温は35度。
最近行ってなかった自然食品のSマーケットへ冷や奴をしようと豆腐を買いに行った。ここの豆腐はおいしい。昔ながらのしょっぱい梅干し、おから、ヤーコン茶も買おうと思ったのに、シャッターが下りていて「閉店しました」の張り紙が・・・。6月後半から来てなかったのを悔やむ。

すごく暑い。日傘をさして往復30分くらい歩いただけでくらくらした。帰って冷たい水をごくごく飲んだ。そのときはなんともなかったが、晩ご飯を食べていたら、いつもほど食べられない。食後のお茶と羊羹はちゃんと食べたけど(笑)。
食後3時間のいま、むしょうにお腹が減ってきた。熱中症とはちゃうなと一安心。

でも、なんとなくしんどい。本を読む気がしない。なんでやーと考えて。
ああ、これやん、と納得。読書スピード上げすぎて読書熱中症やん。
今夜はお風呂に入って静かに横になるとしよう。