歯医者の帰りに『VOGUE』を買って帰った

昨夜は映画を見ていて遅くなってしまい、お風呂に入る時間もなく横になった。ずっと同じ姿勢で座っていたせいか、暖かかったのに足先が冷えて眠れない。毛布に足を包むようにしたらいつのまにかぐっすり眠っていた。映画の余韻にひたりながら足は冷たかったが気分は良かった。

今日は午後から予約してあった歯医者に行って3カ月に一度の検査と掃除をしてもらった。丁寧に歯磨きしていると褒めてくれたけど、最近コーヒーをよく飲んでますねだって。歯の裏側が少しコーヒー色になっているって。以前はなかったと言われて最近飲み過ぎているかなと気になったが、それほどのことでないから大丈夫だそうだ。ブラックですねと追加あり(笑)。

帰りにスーパー2階の雑誌売り場で『VOGUE』を買った。なんとなくファッション誌を読みたい気分で。こういう雑誌は生活とかけ離れているところがいいので、少しくらい実用的よりもいいのだ(笑)。

セルジオ・レオーネ監督『ウエスタン』にしびれた

1968年製作、1969年日本公開、上映時間165分、製作がイタリア・アメリカという大作なのに存在を知らなかった。69年は忙しかったもんなといまごろ言い訳している。69年はジャズと芝居とデモやったからかな。日本で大ヒットしたそうだが、まるっきり知らなかった。
監督がセルジオ・レオーネ、音楽がエンニオ・モリコーネですよ。
原案にベルナルド・ベルトリッチの名前がある。ウキペディアにはレオーネの自宅で『真昼の決闘』や『大砂塵』など西部劇の名作を鑑賞しながら『ウエスタン』のプロットを練っていたと書いてある。
アマゾンプライムにあるのを知って見たのだが、セルジオ・レオーネにこんなんあったかなというくらいボケていた。

アイルランド人の一家、父と3人の子どもはしっかり働いて土地を手に入れ家を建て、家庭を築いていた。父はニューオーリンズで知り合った女性クローディア・カルディナーレと結婚して、その日は彼女がやってくる日である。迎える準備をしていると何者かに銃撃され一家は全滅する。カルディナーレは列車で到着一人乗り馬車で家に急ぐが途中で御者が酒場に入ったので付き合う。
そこにいたのがチャールズ・ブロンソンでいつもハーモニカを吹いている寡黙なやつ。鉄道経営者に取り入って最後にはなり代わろうとするヘンリー・フォンダは自分が得のいくように行動する嫌なやつ。時代遅れの山賊ジェイソン・ロバーズは気ままに動く。

美しい音楽と様式美、素晴らしい映画だった。また見たい。そして『荒野の用心棒』、『夕陽のガンマン』、『続・夕陽のガンマン』もまた見たくなった。映画は素晴らしいなあ。

春は貝がうまい 「アサリのパスタ」

春は貝が美味しいからひな祭りのご馳走は貝を入れると母親が言ってたのを覚えている。実際にひな祭りに母が貝の料理を作ったかどうかは覚えてない。だいたいひな祭りのご馳走など食べたことがないような気がする。貧乏人の子沢山だからご飯を食べさすだけでせいいっぱいで、子どもたちもそれが当たり前と思っていた。

ひな祭りのご馳走は、働き出してからできた友だちが作ってくれた。コーラスで知り合ったSさんは両親をすでに亡くしていたが遺産で豊かに暮らしていた。華やかなひとで歌う方は彼女が中心になっていて、わたしは歌以外の世話をする役にまわっていた。いまも同じようなものです(笑)。
Sさんは料理が得意で母親譲りの食べ物をよく作って誘ってくれた。ひな祭りのちらし寿司もそのひとつ。しかも「お母さんへ」と土産にもたせてくれた。
数年後に結婚して東京へ行ってしまった。サルトルとヴォーボワールが来日したときに新婚家庭に泊めてもらったが、それから会っていなくて、いつの間にか連絡が切れてしまった。
そんなことを思い出しながら食べた今夜の「アサリのパスタ」がすっごくうまかった。

今日の晩ご飯:白ワイン、葉っぱのサラダ、アサリのパスタ、鳴門ワカメとジャコ炒め、豚肉煮+ザワークラフト、野菜スープ、バケット、紅茶。

花粉情報は「非常に多い」

今日明日の大阪府の花粉情報は赤いマークで「非常に多い」である。なるほどベランダへ出てもどると鼻水が垂れるはずだ。いまもちょっと出ただけなのにクシャミが出た。それでも全盛期に比べるとおとなしいものである。
最高のときは生涯に一度だけだけど、午後2時ごろに突然鼻水がダラダラ垂れてクシャミ連発で目がものすごく痒くて涙が流れ出した。風邪気味だと思いこんで早退したんだけど、仕事場から歩いて10分ほどが、前が見えないくらい涙が流れていた。よろよろと家のドアを開けてタオルで顔を覆ってベッドに倒れこんだ。そしたらぐっすり眠ってしまい、一眠り後に回復したのは睡眠不足もあったのか。30年も前の話です。

その後はそれほどではないが花粉症だと思える症状に悩まされてきた。きつい年となんにもない年があった。今年は例年よりもどっちかというときついほうだ。
若いときは医者に行ったり薬を飲んだりしたが、いつのまにかなにもしなくなった。花粉がしずまれば花粉症もしずまる(笑)。
この程度ですんでいるのは、よく眠っていること、一日二食で糖質制限のうえに野菜をたくさん食べているからだと思う。我田引水。

ロジャー・ミッシェル監督『恋とニュースのつくり方』

ちょっと息抜きにラブコメディを見ようということで探したのが『恋とニュースのつくり方』で2010年のアメリカ映画。全体にやたらとテンションが高くてストーリー展開は単純なものだけど、あれよあれよと最後までいった。面白かったけど日本語タイトルがなんとかならんかったかな。

主人公のテレビプロデューサー、ベッキー(レイチェル・マクアダムス)は仕事をクビになって新しい職場を必死で探す。ようやく手に入れた仕事は低視聴率で存続が危ぶまれている番組で、なんとか資料率を上げようとテコ入れに奮闘する。
メインキャスターの老練ダイアン・キートンの横に有名キャスターのマイク(ハリソン・フォード)を雇って座らせるが、彼は自己主張が強く最近のテレビ界の軟弱路線を軽蔑しているからどうしようもない。
あれこれあって、視聴率は低下するばかり、ベッキーは寝る間も惜しんでアイデアを出すがうまくいかない。局内で恋人ができるがデート中も仕事のことばかり考えている。
最後は頑なだったマイクが誇り高く自分の仕事をして、ベッキーの評価も上がり、格上のテレビ局からお呼びがかかる。
面接中につけてあるテレビにマイクが料理しているシーンが映る。それはマイクからベッキーへのラブコールのようなものだった。
さすがにハリソン・フォードとレイチェル・マクアダムスは恋愛の対象には無理だから、別の恋人ができる設定。

森の小道、ヘニング・マンケルの『霜の降りる前に 上下』を読みながら

ヘニング・マンケルの『霜の降りる前に 上下』を読んでいる。ストーリーを追って早読みしているので、もう一度ゆっくり味わって読むことになるなあと最初からわかっているという読み方(笑)。今回はクルト・ヴァランダー刑事ものだけど、娘のリンダが登場して父と娘の共演であり競演である。

物語は初老の女性文化地理学者が年代物のベスパに乗って森へ入っていくところからはじまる。彼女は森の小道を探すのが趣味で、今日の目的地は湖と城の間にある森だ。ベスパを置いて歩いて森の中の道をいくと、人間の通った形跡のない小道があった。

ここんとこを読んでいたら羨ましくてしょうがない。すぐに彼女は何者かに殺されてしまうのだが・・・
本の感想はいずれ書くことにして。
今日は「森の小道」という言葉に反応してしまったので、小道の話。

子どもの時に母の実家の山梨県の農家の庭、その近くには小川があり泉があった。少し歩くと笛吹川の支流になる川があり小道があった。そこをぶらぶら歩くのが大好きだった。
豊中市内に住んでいたときは自転車で林っぽいまばらに木があるところまで行って、眺めて帰ってきた。まだ田んぼや畑があってレンゲやタンポポやスミレがいっぱいで小道を歩いて小さな川に出た。
泉北にいたころも散歩によく行った。丘があり池があり墓地があった。山野草の宝庫のような田んぼがあった。

ハイキングに行っても脇道が好きで帰れる範囲で寄り道していた。なんせ方向音痴なので迷ったら危ない(笑)。
秋の北八ヶ岳に登ったときはナナカマドに魅せられたなあ、そして少し雪が降ってきて森の中のキノコに雪が帽子のようだった。

なんかスウェーデンの森の風景がわたしの中の「田舎好き」を刺激していった。
(柳沢由美子訳 創元推理文庫 上下とも1100円+税)

桜島大根のステーキ

先日買ってきた桜島大根だけど、あっさりとサラダに、次に小さな三角に切って肉と炒めた、普通の大根のように厚揚げと炊いて、味噌汁に入れてといろいろして食べた。その次は適当な厚さと大きさでステーキにしたんだけど「桜島大根ステーキがうまかったよ」と言ったらステーキというのは肉だけやろと言われて、さあて?となった。
いま検索したら肉料理が主だけど、魚介類と野菜類その他もあるのだ。例えばアワビステーキとか(笑)。大根ステーキというのもあったよ。
あのとき買ったのは全部食べた。お店にまた入っているようなのでまた買って食べる。

今日の晩ご飯:赤ワイン、葉っぱのサラダ、小さいラム肉のステーキにクレソンつけて、肉汁かけの桜島大根ステーキとタンポポの葉っぱ、ご飯、味噌汁、山芋とろろ、海苔、三年番茶。

これから読む本が積んである

ここにサラ・ウォルターズの本が4冊(買ったばかりの中古本『荊の城 上下』と、Sさんが貸してくださった『エアーズ家の没落 上下』)あってホクホクしている。『黄昏の彼女たち 上下』は読んでしまってここにある。あとは『半身』だけかな。『夜愁』は昔読んだけど、今度は自分の本にして読むことにしよう。
ということで、サラ・ウォルターズを読む気持ちいっぱいなんだけど、その前に読んでしまいたい本がある。
ヘニング・マンケル『霜の降りる前に 上下』。ちょっと読みかけたがクルト・ヴァランダー刑事と娘のリンダが最初から出てきていい感じ。数日はスウェーデンの雰囲気の中で過ごす。
ヘニング・マンケルさんは昨年お亡くなりになって、本書を読めばあと1冊になるはず。翻訳されはじめてからずっと出るたびに読んできた。そこからスウェーデンと北欧の作品をよく読むようになった。

鼻がぐずぐず、目がしょぼしょぼ。ベランダに出ただけなのに花粉はすごいね。今日は早寝したいです。またクシャミ。

ナッツがあれば

去年の暮れから甘いものを食べるのをやめた。47キロ台の体重が48キロになりそうで、なんとかしなくちゃと思って。食事のダイエットの工夫の前におやつ廃止。
やめるにあたって、まず貰い物の和菓子を捨て、つぎにもったいなくもチョコを入れてある缶を空にした。缶はオランダのアンティークなので蓋を開けて匂いを抜いたあとしまい込んだ。そのうちになにか入れる物ができるだろう。
目下体重は46,2キロを前後している。一度だけ45キロ台になったがまた戻った。まあぼちぼちと減っていってるからいいとしよう。姉の家に行くといっしょに甘いおやつを少々食べる。ダイエットのガス抜き(笑)。

わたしはいやしいのでコーヒーを飲むと口が寂しくなる。それでナッツ類を三つの小さな缶に入れておいてある。コーヒータイムにちょこちょこっと食べればご機嫌さんだ。並んだ缶は可愛くて見ているのが楽しいし。

こうして書いておけばダイエットに励みがでるという深謀遠慮です。早く43キロになったとここに書きたい。ありうるかしら。

花粉症みたいだ

先日から風邪気味でもないのにハナ水が垂れるのでおかいしと思っていた。今日姉の家で気がついた。尋常でないハナ水で使用済みのティッシュがいっぱい。クシャミもついてきた。ははあなるほど、半端でない外出時間だから空気をいっぱい吸い込んだんだと気がついた。

そういえば先日相方と何十年か前の花粉症はすごかったなあと話していたところだった。あの年はすごかったけど、次の年からはそこそこになっていた。知り合いに「あんた目が潤んでるね、花粉症?」と言われたことがある。そうそう目が痒くなったなあ。気がついたらいまも痒いわ(笑)。

もともと家族全員がアレルギー体質で、妹はひどい喘息持ちである。わたしは軽いほうで、これだけはありがたい。でも、蕁麻疹で痒くて掻きまくった年や、アトピーに悩まされた年があって、最近あまりならないのは年をとってアレルギーの力が弱まったのかもしれない。そういうといまもひどい喘息の妹は怒るけれど。実は1日2食のせいかも。