エドワード・D・ホック『サイモン・アークの事件簿 II』で、ポカホンタスを知る

サイモン・アークの事件簿Ⅱ (創元推理文庫) 訳者の木村二郎さんにいただいた「サイモン・アークの事件簿 II」を読んでいる。オカルト探偵サイモン・アークが活躍する短編が8作あって、いま読んでいるのが「死を招く喇叭」。語り手とサイモン・アークはイギリス南東部のグレイヴズエンド(テムズ川の河口あたりの地域)で老司祭と地元の伝説について話し合っている。この町の歴史を知っているかと聞かれて語り手は「ポカホンタスはここで埋葬されたんですよね」と答える。イギリス人男性ジョン・スミスの命を救ってからほかの男性と結婚したアメリカ先住民の女性、夫とともにイギリスへ移って、1617年にここで亡くなった。
ええーっ、ポカホンタスって聞いたことがあるような気がするが、なんのことか全然わからない。あわてて検索したら長文の解説があった。
ポカホンタス(Pocahontas、1595年頃 – 1617年)はいまもセント・ジョージ教会の墓地に彼女の墓がある。ディズニー映画にもなっているそうだ。

アガサ・クリスティー『五匹の子豚』

エルキュール・ポワロが主人公の作品を読んだのはほんまに若いころで、なにを読んだかも覚えていない。アガサ・クリスティーの本を数冊読んでいてそのうちにあったのはたしかなんだけど。
「五匹の子豚」というタイトルを見て「マザー・グース」やなと思ったけど、あれは「三匹の子豚」だったなと思う。で、軽い作品だと思って読み出したら軽くなかった。タイトルは軽く内容は重く。
ポワロは若くて美しい女性カーラの訪問を受ける。16年前、彼女が5歳のときに母親が父親を殺したとして逮捕され有罪判決を受けた後に病死した。カーラが21歳になったときに見せるようにと遺言された母からの手紙には私は無罪と書いてあった。愛する人と結婚しようとしているいま、なによりも真実を知りたいと思う。ポワロは引き受ける。

まず弁護士や警察官や裁判官を訪ねて状況を聞いていく。弁護人の言葉「・・・田舎の大地主で家に引きこもっている」ポワロの頭の中には伝承童謡の一節が響き渡った。 “この子豚はマーケットへ行った、この子豚は家にいた” ポワロはつぶやいた。「兄さんのほうは家にいた・・・」。事件の中心になった娘のことは「この子豚はローストビーフを食べた・・・」。
すべて母親キャロラインの犯行としか考えられない状況である。

次に関係者5人(五匹の子豚)を訪ねる。話を聞いたあとで5人に思い出したことを手記にしてもらう。そこからポワロの灰色の脳細胞(本書にはこの言葉はでてこなかったが)が活躍し出す。ポワロは私立探偵である。彼が言うには、私立探偵が訪ねていくと、男性は「失せろ!」といい、女性は探偵に必ず会うけど、会ったあとに「失せろ!」というんだって。

キャロラインの妹のアンジェラは冒険家として学者として名を挙げている。彼女がポワロの頼みにたいして「うん」と言わなかったとき、ポワロは小さな質問をひとつさせてくれといって聞く。事件のあった日に「月と六ペンス」を読んでいませんでしたか。なぜかと聞かれて「あなたにお伝えしたかったのです、マドモアゼル。ほんの小さな、つまらないことに関しても、わたしが魔術師のような力をもっていることを。・・・」

そして最後のシーンは五匹の子豚たちを一堂に集めて真犯人を指名する。
1942年に発表されたポワロもの長編の21冊目で、“回想の殺人” テーマの最初の作品だそうだ。昨日、雨の降る午後コーヒーとチョコレートをかたわらに用事をさしおいて読みふけった。今日はもう一度ゆっくりと味わった。渋い〜
(山本やよい訳 ハヤカワ文庫 860円+税)

バーバラ・ヴァイン(ルース・レンデル)『運命の倒置法』

この本の前に読んだ「階段の家」はずいぶんと時間がかかったが、今回は前より長いのにわりと早く読み終わった。
イギリスの田園地帯サフォークのカントリーハウスに住む夫婦が、死んだ飼い犬を埋葬しようと広い庭園中の動物用の墓地へ行く。とにかく広い庭園で池があり林が三カ所ある。20エーカーもの土地を所有していると所有物の全容を見極めるのに時間がかかると記述がある。20エーカーってどのくらいなのかしら。最後に埋葬されたらしい犬塚の右側を掘っていくと小さな骨がいくつも出てきた。「見たまえ、こいつは犬の頭蓋骨ではないだろう? 猿のでもないな?」

犬でもない猿でもない頭蓋骨の出現で、当時その屋敷の持ち主だったアダムの現在になる。妻と娘のいるコンピュータ販売業者だ。そして産婦人科医のルーファスは妻マリゴールドがいる。薬局店員でインド人のシヴァはいまは妻のリリがいる。その他、アダムの元恋人のゾシー、家事をしきっていたヴィヴィアンもいた。
その屋敷はアダムの祖父のものだったが、遺言で父を通り越し孫の手にわたった。土地と屋敷はあっても現金がない彼らは家具や食器を売って一夏を過ごす。彼らの自堕落な暮らしぶりがしつこく描かれる。そして現在の彼らの姿と交差して息苦しい展開となる。そして事件が起こる。

彼らは事件直後に別れてそれぞれの人生を送ってきた。新聞記事で頭蓋骨の出現を知った彼らは連絡し合って対策を考える。過去は現在の生活を壊していく。
いまの持ち主は屋敷を売りに出し、最後は新しい住人がやってくる。不気味なうまい結末。
(大村美根子訳 角川文庫 680円)

バーバラ・ヴァイン(ルース・レンデル)『階段の家』

長いことかかってようやく読み終えた。終わったときはどんな出だしだか忘れていて読み返したくらい。ルース・レンデルが別の名前で本を書いていることは知っていたが、本書を読んでその理由がわかった。ルース・レンデルのしつこいところ、いやらしいところをますます強くした作品を別名で書いているんだ。そのしつこくていやらしいところが気持ちいいんだからすごい筆力だ。

ある日、タクシーからベルの姿を見たエリザベスは追いかけるが見失う。ベルは刑務所にいるはずだった。それから連絡がついて二人は再会する。
エリザベスの家族にはハンチントン病という遺伝的な病気があることを14歳のときに知った。それを話したのはベルだけである。

エリザベスは母の従兄の妻であるコゼットの世話になっている。コゼットは夫を亡くした後に、陽気な未亡人生活に入って〈階段の家〉を買い、たくさんの居候を置いて陽気に暮らしている。コゼットは気前がよく親切で〈階段の家〉の一室をエリザベスが小説を書くための書斎にしつらえてくれた。エリザベスはそこで売れる作品を書き不自由のない生活を送っている。
再会したベルを同じ家の別の階で暮らすように世話をするが、エリザベスの部屋で二人が抱き合うシーンは読む者の心を不安にする。カメオのブローチの肖像のような横顔を持つ美しいベル。

働くことをいっさいしないベルは本も読まないでテレビを見ているだけだが、エリザベスが読んでいるヘンリー・ジェイムズの「鳩の翼」に異常に興味をもち話をさせる。そして「鳩の翼」にならって遺産を狙う計画を立てる。

コゼットの恋が細かく描かれ、相手の謎っぽいマークとなかなか結ばれないのが、ついに結婚までいったとき、悲劇が起こる。
(山本俊子訳 角川文庫 680円)

ルース・レンデル『わが目の悪魔』

さきにウェクスフォード警部のシリーズを読んでよかった。本書を最初に読んだら「もうええわ」だったかもしれない。レンデルの短編をひとつ「ミステリマガジン」で読んで「もうええわ」と言ったわたしである。うまいという点では最高なのだが、どこかイケズな感じがするところがどうもいけない。2冊読んだウェクスフォード警部ものは警部の人柄が良くて、犯罪はえげつなくてもすっきりと読めた。

主人公アーサー・ジョンソンの孤独な生活と性癖が、同じアパートに引っ越してきたもうひとりのジョンソン(アントニー・ジョンソン)の存在で狂っていく過程が描かれる。アーサーは厳しい伯母に育てられた。きちんとした服装でいること、室内を清潔にしておくことなどを躾けられた独身の中年男で、他の入居者とは一線を画している。アパートの地下室は荒れたままでだれも入って行かない。そこに置いてあるマネキン人形への行為がアーサーの隠し事である。上の窓から地下室への出入りを見られたらたいへんなことになる。

もうひとりのジョンソン、アントニーは大学の研究者だが人妻ヘレンと愛し合っている。アントニーへのヘレンからの手紙を間違って開封したアーサーは、それ以来ヘレンの手紙を開封して自分で書き直したのと入れ替えしたりする。アーサーの妄想がふくらんでいく。
アントニーはヘレン恋しさでいたたまれない。どうなるかと読み継いでいくと、最後はうまくまとまってほっとした。

スーザン・カンデル『少女探偵の肖像』

ずっと作者名を知らないままだった少女探偵ナンシー・ドルーの物語をなんで読んだのだろう。きっと家に子ども用の名作集みたいのがあったのだと思う。実はわたしはナンシーは好きでなかった。少女小説はたくさん読んだが、ミステリは早くから大人向けを読んでいたから。ドロシー・L・セイヤーズ!

ヴィク・ファン・クラブが発足したころ、フェミニストで有名な小倉千加子さんの友人だという女性が会員にいたのだが、彼女から電話があった。小倉さんが「朝日ジャーナル」に書く原稿のことで女性探偵について聞きたいとのことだった。いろいろ名前をあげたあとで、古いところではナンシー・ドルーがいましたよと教えたのを覚えている。パソコンがあれば一発でわかるまでに、あと10年もなかった時代、こうして人に電話で聞いたりしてたのね。雑誌が出てからみたら教えたとおりに書いていた。嘘教えてたらどうなんだろうといまも思う。お礼はもらってない。その彼女も最初の1年間だけの会員だった。もう19年も前の話。

さて、なぜか女性探偵の名前を聞かれたらその一人としてすぐにナンシー・ドルーが出てきたのだが、作者名も知らないなりにミステリ界に位置を占めてると思ったわけだ。いま創元推理文庫で新しく訳された本が5冊あり続けて出るような話なのでいつか読んでみよう。

さて、本書では、伝記作家シシー・カルーソーはナンシー・ドルーの伝記を書くべく下調べをしている。この分野にも強力なコレクターがいる。わたしには未知の世界だが、イギリスのA・S・バイアット「抱擁」を読んだときにコレクターの執念を知ってすごくおどろいた。ビクトリア時代の詩人の恋の話だった。

雑談ばかりで話が全然進まないが、本書ではナンシー・ドルーの初版本コレクターが殺され、彼の家に泊まるように鍵を受け取っていたシシーと友人のラエルとブリジットは大慌て。
しっかりしたファン・クラブ会長さんや会員が出てくるし、会合の様子を見ているとほんまにえらいもんである。うちのファン・クラブと大違いだ。また寄り道になるが、ヴィクのファン・クラブだからこうして哲学するファン・クラブなのさ。
前作ともにカバーイラストが森英二郎さんである。昔大阪にいた人だと思うが懐かしい名前に出合っておどろいた。
(青木純子訳 創元推理文庫 1000円+税)

スーザン・カンデル『E・S・ガードナーへの手紙』続き

娘のアニーは21歳でヴィンセントとの間に小さい子どもがいるが別れたいという。アニーの家に行っての会話はこれが親子かって思うあけすけさ。「ママは何人の男と寝た?」「九人」なんて。
翌朝は有罪判決を受けた殺人者との面会に出かける。いつもなにを着るかが大問題である。この日は白の縁取りのある茶のシャネルスーツ。シシーはこれを着ると白い砂糖で縁取りされたチョコレート・カップケーキと自分で思うところがなんともかわゆい(笑)。
軽く読んでいるとチョコレート菓子のような甘い物語なのに、突然、深刻な内容になるのでおどろく。

1957年ジョゼフ・アルバッコは妻のジーンを殺害したとして逮捕された。第一級殺人罪で終身刑を受け現在も服役中。ジョゼフは椅子にかけると笑顔を向けてきた。シシーはその瞬間、今日は生涯でもっとも奇妙な面会になると気づく。
ジョゼフは警察がまるで捜査をしなかったので、教誨師と話したあとにアール・スタンリー・ガードナーに手紙を書いた。ミステリが好きだったから勝手にあの人なら無罪を証明してくれると思ったからだ。シシーはここにきたらガードナーについて知ることができると思ったのだが、目を合わせると、ひょっとするとお力になれるかもしれませんと言ってしまう。
教誨師に会いにいくとジョゼフは無実の罪で苦しんできた、あと3週間で流れを変えねばならぬという。
そこで奮闘するシシーだがいつもおしゃれを忘れない。おっちょこちょいで美味いもの好きで、男好き。今回は(これからもずっと出てくるのかな)ピーター・ガンビーノ刑事が元恋人として出てきていい感じだ。
(青木純子訳 創元推理文庫 900円+税)

スーザン・カンデル『E・S・ガードナーへの手紙』

横浜在住の妹とは去年の義兄の入院と死去があってから電話し合うようになった。それ以来、果物や海苔を歳暮と中元その他のときに送ってくれる。こちらから読み終わった軽いミステリ本を入れた荷物をたまに送る。
今回は反対に向こうからミステリがとどいた。スーザン・カンデル「E・S・ガードナーへの手紙」と「少女探偵の肖像」の2冊。全然知らない作家なので、タイトルと表紙のイラストからなんやコージーかなんて思ったが、1冊読んでみたらおもしろかった。これから2册目を読み始めるところ。

主人公のシシーはライターでミステリ作家の伝記を専門にしている。元ミスコンで優勝したことがあるおしゃれな女性。離婚してウエストハリウッドのバンガローに住んでおり、若くして生んだ娘アニーは結婚しているので、目下は一人暮らし。
仲の良い女友だちラエルは焼き菓子作りの名人で奇抜な菓子を焼く。いま焼いているのはストライキ決行中の港湾労働者とかをかたどったジンジャーブレッドを焼いているはずなんだって。
もうひとりのブリジットはヴィンテージファッション・ショップのオーナーで、往年のハリウッド女優風のドレスとかを扱っている。シシーは40年代の衣装をここで調達してパーティに出かける。

いまの仕事はE・S・ガードナーの伝記で、編集者にせっつかれながら資料を調べているところだ。わたしの最初のガードナー体験は家にあった「義眼殺人事件」の背表紙だった。ミステリが並んだ本棚の中でも目立っていた。それからだいぶ経ってペリー・メイスンものを読み始めた。思い込みで自分なりのペリー・メイスンとデラ・ストリートの姿があったので、テレビドラマを見たときはおどろいた。二人とも全然イメージがあわんやん。それでもけっこう見ていたけど。
風邪引いちゃって頭がまわらん。今日はここまで。
(青木純子訳 創元推理文庫 900円+税)

エイドリアン・フォゲリン『ジェミーと走る夏』

アメリカのフロリダ州タラハシー、12歳のキャスは姉のルー・アンとまだ赤ん坊のミッシーと両親と暮らしている。ある夏の日、お父さんは隣家との境に古い板でフェンスを作っている。黒人が隣の家にいるのを見たくないというのだ。隣家にはミス・リズが住んでいたが少し前に97歳で亡くなった。キャスと女の子同士の話をしていた楽しい人で14匹の猫を飼っていた。そのうち13匹は近所の人に通報されて連れ去られたが1匹だけ残っていてキャスはご飯をあげている。ミス・リズはキャスに「ジェーン・エア」という古い本をくれたのだが、まだ読んでなかった。ミス・リズが亡くなったのだから読まなくてはと思う。
フェンスの板の節穴から隣家をのぞくと、向こうにばれてしまう。そしてアフリカ系のジェミーとアイルランド出身の祖先を持つキャスは言葉を交わす。ジェミーはグレースおばあちゃんとお母さんと赤ちゃんのアーティーでお父さんは亡くなっている。

明日の朝いっしょに走ろうと約束し、翌朝ジェミーとキャスは二人とも負けず嫌いでどんどん走り、お互いを認めあう。ジェミーのおばあちゃんはキャスを可愛がって、いろんなことを教えてくれる。おばあちゃんとの会話からいろんなことがわかっていく。おばあちゃんはバス・ボイコット運動に参加した話をしてくれる。
【「・・・あたしは、もう、いちばん前の席からたちのくつもりはなかった。バスのうしろからそこまでの旅がどれほど長かったことか」】
そこまでいっても、黒人と白人は水と油みたいなもんで、いくらかきまぜても混じり合うことがないと思っていたおばあちゃんは、キャスとジェミーを見て、いつか変わる日がくるかもしれないと思う。

しかし、父親の偏見はちょっとやそっとでなおるものではない。少女たちはないしょでつき合うことにして、フェンスの両側から「ジェーン・エア」を声を出して読み合う。物語をとおして二人は恋愛や人生を語り合い成長していく。

キャスの母は子どもの擁護施設で料理や雑用をしている。ジェミーの母は大学で学んだ看護士である。
ジェスの一家は貧しくて父親のいまの仕事だって黒人にとられそうになっている。父親の偏見は変わりそうになく、ある日隣家と親しくしている娘を見て交際を禁じる。二人はミス・リズのお墓の側で「ジェーン・エア」を読み続ける。

さまざまな事件があってそれを乗り越え、フェンスがいらなくなって気持ち良く終わる。ていねいに書かれており、アメリカの現状がよくわかる。こういう児童書が出版されていることにアメリカの明るさを感じる。2000年に書かれ、日本での出版は2009年。
そして「ジェーン・エア」を読み終わった二人が図書館でシャーロット・ブロンテの本を探していると同じブロンテのエミリー・ブロンテ「嵐が丘」があるところも感動的。話をばらし過ぎてすみません(笑)。
(千葉茂樹訳 ポプラ社 1400円+税)

エイドリアン・フォゲリン『ジェミーと走る夏』を読む前に

児童文学「ジェミーと走る夏」に「ジェーン・エア」をキャスという少女が読んでいるところがあるんだって。相方が読みながら笑っている。昨日と今日とずんずん読んでさっき渡してくれた。この本を読んだおかげでロチェスターさんがどんな人かわかり、お屋敷の火事やインドへ行く従兄弟のこともわかったそうな。わたしが二言目には「ジェーン・エア」と「高慢と偏見」と言っているからうすうすはわかっていたんだけど、この本で具体的に知ったみたい。さっきお茶しながら、なんで「ジェーン・エア」やねんという話をしていたが、だから乙女やねんというしかない。

ちょっと開いてみたら、隣家のおばあさんのことがあった。ミス・リズは今年97歳で亡くなるまでポーチに座って、キャスに「女の子同士」のおしゃべりをしましょうと誘ってくれた。こんなに眠くなければ読みとおすんだけど、昨夜は5時まで起きてたので今夜はもうあかん。これだけ書いておこう。いくつになっても「女の子同士」の会話を楽しめる女子でありたい。いまのわたしはどこへ行ってもガールズトークまたは魔女会議と名付けたおしゃべりをしている。ミス・リズに続いて97歳まで続けようか。