語り継ぐのはしんどい

姉の家の帰りに北堀江に寄った。11月からジョローナに行ってないから顔出ししなくては。冬仕様に模様替えして店の雰囲気がぐっと明るくなっている。全体を見回すもわたしに合う服は見当たらないので、姪親子へのお年玉にバッグを二つ買った。わたしに似合うとジョローナさんはいってくれたけど、ここはガマンである。バッグ買いすぎにつき。

久しぶりの大おしゃべりのあと、隣のコーヒー店へ寄った。店主の彼とはしゃべりカンケイである。知り合って半年くらいだが知りたがり屋の彼に西区の戦前戦後のことや古い建物のこと、アメリカ村の過去と現在など、よい聞き手の彼にしゃべってきた。

今日はカウンターに置いてあった小冊子『文学座通信』と『文学座 大阪支持会だより』をもらった。「文学座の関係者?」と聞いたら、そうじゃなくてお客さんが置いていったものだった。彼が文学座って知ってますかと聞いたので、中学生のときから文学座の芝居を見ていて、『シラノ・ド・ベルジュラック』やら『女の一生』やらタイトルがすぐに出てきたが、聞き手はちんぷんかんぷんであった。語り継ぐのはしんどい。

サラ・パレツキー『フォールアウト』12月19日刊行

早川書房から届いた「ハヤカワ・オンライン・ニュース【新刊案内&刊行予告2017.11.30/vol.279」にありました。文章をそのままいただきます。
《〈V・I・ウォーショースキー〉シリーズ最新作!
犯罪の疑いのある黒人の青年オーガストが、往年の名女優とともに失踪した。探偵ヴィクは彼らが向かったと思われるカンザス州の街へと赴く。オーガストたちは廃棄されたミサイル基地で何かを撮影していたらしい。調査に乗り出したヴィクは殺人事件に巻き込まれ……。中西部の郊外に渦巻く国家的陰謀の正体とは?》

さて、今回はどんな事件か。中西部カンザス州の街に調査に行ったヴィクは殺人事件に巻き込まれる。カンザス州の郊外に渦巻く国家的陰謀とはなにか。19日まであと何日待ったらいいのかしら。

今年の夏にヴィク・ファン・クラブ会員のNさんがシカゴに行くことになった。彼女はシカゴに10年以上暮らしたことがあり、サラさんにお会いしたこともある。連絡したらすぐに返事があり、シカゴのホテルでお会いすることになった。そのときヴィク・ファン・クラブの会員数人が手紙を書いて届けてもらった。その後にサラさんからそれぞれに著書を1冊ずつくださり、本にはカードや手紙がついていた。わたしも丁寧な手紙をいただいた。

そんなことで、今回は余計に新作が出るのが待ち遠しかった。
(山本やよい訳 早川書房 1404円(税込))

タチアナ・ド・ロネ『サラの鍵』を読み出した

ジル・パケ=ブランネール監督による映画『サラの鍵』がすごくよかったので、見た後すぐに本を頼んだら今日の午後届いた。厚くて郵便受けに入らず部屋まで届けてくれた。ありがたい。表紙がとても静かにきれいで、本文の文字組がとても読みやすい。だがページ数が多い。全部読み上げるのにいつまでかかるか心配になってきた。
なんて心配は置いといてと早速読み出した、映画の最後のところが気になっていたものだから、終わりのほうを読んだ。晩ご飯前だから大忙し読書30分(笑)。晩ご飯の片付けをすませて真ん中あたりを読んでいる。
フランス警察に連行されたサラとサラの両親の悲惨な生涯、サラの弟は悲惨に死んでいた。
ジュリアの調査でいろんなことが明らかにされていく。

映画と小説とでフランスで実際あった出来事を調査し掘り下げて行くジャーナリストの仕事と生活を読んで考えて当分毎日が埋まりそう。
(高見浩訳 新潮クレストブックス 2300円+税)

マルガレーテ・フォン・トロッタ監督『ハンナ・アーレント』

長いことハンナ・アーレントの本を読もうと思いつつ読んでなかった。どういう人かも知らず、東京で映画が上映されたのをニュースで知って見たいなと思ってから数年経っている。
女性の思想家でよく読んだのは、シモーヌ・ド・ボーヴォワールとシモーヌ・ヴェイユ。それにジュリア・クリステヴァを少し読んだことがある。だけどハンナ・アーレントの本は読んでなかった。反省。

相方がいい映画だというので『ハンナ・アーレント』のネット紹介記事を読んでいたら、即、見なあかんと思った。ネットで見られてよかった。格調高い映画だった。今夜はハンナ・アーレントに鼓舞された。

今日は書いてる時間がないので、感想記事はまたそのうち書くつもりだが、映画の中でハンナがいった言葉に笑ったので紹介する。
ハンナの夫ハインリヒは高校卒業前に徴兵され、その後ローザ・ルクセンブルグ率いるスパルタクス団に参加。独学でマルクス主義やシェイクスピアを学んだ。映画業界で働いていたこともある。フランス亡命中にアーレントと出会う。その後アメリカに亡命、大学の哲学科教授である。彼らの家に来客があって会話中、自分は大学行ってないからと彼がいうと、ハンナは「思想家に学位は必要ない」と答えた。そうだそうだ。

楽しい食事、話題はアフリカ

夕方Kさんと相方と3人で食事の約束をしてあるので急いで支度して堀江へ出かけた。
アブサンで美味しいお酒と地中海料理を食べながらおしゃべり。気を使わないでゆっくりとしゃべって食べて、楽しい夜だった。Kさんの話し上手で聞き上手を見習いたいものだ。

話題はあちこちしたけど、アフリカの話が主になった。うちらは雑誌『WIRED』の特集記事「ワイアード、アフリカにいく」からの話題や質問だったけど、Kさんの話は現実のアフリカだから重い。アフリカの現在の様子がわかってすごく勉強になった。
Kさんの娘婿さんが来日して空港で娘さんと喜びの再会をした動画を見せてもらった。「愛」が二人の姿かたちになって表現されていた。

「Vic Fan Club News」製作中

毎月、つまり年に12回出しているヴィク・ファン・クラブの会報の11月号をいまやっている。ふだんは12ページから16ページだが、先月は原稿が多くて20ページなりレイアウトが大変だった。いつもは同じ体裁に仕上げるところを、特集記事だったからレイアウトを変え書体と文字サイズを変えて6ページに仕上げ、空間ができたから原稿を書いた。そのへんは臨機応変。

毎月10日〆で15日発行といっているが、なかなかうまくいかず20日過ぎになる。先月は月末ギリギリに配達された。それにはわけがあって、そんなことはもうないと思うが、大変だった、よくやった。

あれだけバタバタしたんだから、一回休んだらどうかと思うが、一回休むと休みっぱなしになりそうでこわい。まあ今月は届いている原稿でなんとか仕上げる。こういう読み物は新鮮さが魅力だと思うので毎月頑張らなくっちゃ。老骨に鞭打って(笑)。

クロソイの煮付け、温野菜、しじみの味噌汁

スーパーで安かったからと相方が買ってきたクロソイはメバルに似た姿で全身が黒い。煮付けたらうまそうだ。いっしょに日本酒も買ってきた。今日の晩ご飯は、冷酒、クロソイの煮付け、温野菜いろいろ、しじみの味噌汁、白菜の漬物。メニューが決まるとさっさと下ごしらえをして作りはじめた。わたしは友人にメールを書いていたが、なにやらうまそうな匂いが流れてきて伴奏になった。ちょっと悩みがあるのを聞いてもらうメールをあちこちしながら書き上げた。これでわかってもらえるやろか。

ご飯の前にメールを出したのに、ご飯がすんだら返信が届いていた! すごっ! Nさんは返事が早い、決断が早い、これで連休中のもやもやがどこかへいった。わたしも決断は早いほうだが迷い出したらきりがない。彼女がこうしましょうといってくれた通りにすれば問題ないと思ったら、ほんとに問題なく解決できそうな気持ちになった。

ご飯のあとは三年番茶、富有柿、コーヒーとオーガニックチョコレートとナッツ、豪勢なもんだ。悩みが霧消したせいでしょう。

肩こり治るかな〜ヴィク・ファン・クラブのこと

毎月一度は書いてるけど、わたしはヴィク・ファン・クラブというミステリの主人公のファンたちの会に入っていて、会長のような、小使いさんのようなことをやっている。仕事は毎月会報を出しているだけ。まあ会員さんからのメールを受けて返信するのも仕事といえば仕事かな。SNSでのやりとりもね。仕事というより楽しみだ。

ヴィク・ファン・クラブはサラ・パレツキーのハードボイルドミステリの主人公、V・I・ウォーショースキー(愛称ヴィク)のファンが集まった会である。始めてから26年経っているが、毎月の会報(Vic Fan Club News)でいろんなことを語り合っている。

この夏、シカゴに長く住んでサラ・パレツキーさんと面識のあるNさんが久しぶりにシカゴを訪ねることになった。そしてシカゴのホテルでサラさんと会う約束とのこと。会員からの手紙を手渡ししてくれるので、6人の会員が英文の手紙を書いた(わたしだけ特別に日本語を英訳していただいた。)のを届けていただいた。

Nさんが帰ってこられてから、サラさんから航空便で荷物が届いた。手紙を書いた人にと一人ずつきれいな紙に包んだサインが入った著書とカードや手紙もあった。

わたしが書いた手紙への返事として、エイダ・ラブレスへの言及があり、特に、Ada Lovelace, Sara Paretsky, Kumiko Sugiya と名前を連ねて書いてあるところは、過分な褒め言葉をいただいたと赤面するしかない。

気を入れて返事を書いた。なにを書くかどう書くかを考えていたらなかなか書けなくて英訳してくださるkyokoさんに迷惑をかけたが、ようやく気に入った返事が書けてほっとした。
この手紙も会報に入れて10月号ができあがった。早くから表紙絵を描いてくれたOちゃん、原稿を書いてくれたみなさんをお待たせしたけど、今日の夜ポストに入れました。

スリランカカレーを食べてスリランカの勉強

最近の我が家のカレーはスリランカカレーであると作る人がいっている。たしかにカレーは独特な味わいでうまいけど、「スリランカ」って国はどこにあるの」というのがわたしの最初の問い。

スリランカ民主社会主義共和国、通称スリランカ、1948年イギリスからセイロンとして独立。72年にスリランカ共和国に改称して英連邦内の共和国となり、1978年からスリランカ民主社会主義共和国となった。
セイロンはインド洋にあり、国民の7割が仏教徒である。

《》はウィキペディアより
《島国で、現在もこの国が占める主たる島をセイロン島と呼ぶ。国名をスリランカに改称したシリマヴォ・バンダラナイケは世界初の女性首相である。また、国民の7割が仏教徒(上座部仏教)である。》

《文化遺産は、聖地アヌラーダプラ(1982年)、古代都市ポロンナルワ(1982年)、古代都市シーギリヤ(1982年)、聖地キャンディ(1988年)、ゴールの旧市街と要塞(1988年)、ダンブッラの黄金寺院(1991年)。
自然遺産は、シンハラジャ森林保護区(1988年)、スリランカの中央高地(2010年)。》

以上丸写しだが、カタカナの響きにも懐かしいようなエキゾティックな響きを感じる。これはなにかを読んで感じるのがいいかも。参考文献を読まなきゃ。

セイロンという名称はセイロン紅茶で知っていただけという情けないわたし。これからスリランカカレーを食べながらぼちぼち勉強していこう。

物覚えが悪くなったけど

今日はヴィク・ファン・クラブの友人iさんとデート。堀江のジョローナで待ち合わせたら、秋物の展示品の中からわたしのバースデイだからとスカーフを買ってプレゼントしてくださった。黒いセーターにぴったりの華やいだスカーフ、これを巻いたらまたみんなに「カワイイ」といってもらえそう(笑)。
今日会った用件はサラ・パレツキーさんに自筆手紙を書いた人にサラさんからお礼に著書を送ってくださったのをiさんに渡すこと。それを兼ねて久しぶりに顔を見て話そうということ。ジョローナから5分のところにあるバー、アブサンに行って食事した。白ワイン、ひよこ豆のコロッケ、ピクルス、ピザ、ケーキとコーヒー。うまかったよ〜

おしゃべり中に、わたしの登山経験なんかもしゃべった。夕方仕事を終えて電車に乗り、夜遅く山の麓(比良山が多かった)について翌日朝一で山に登った話とか、けっこう武勇伝も。その話中に登山用品の店の名前を忘れて、うちの近くのなんとかいうお店といってた。帰ってから検索してようやくわかりほっとした。「モンベル」だ! ずっと昔にマックのノートパソコンを入れる袋を買いにいったことを思い出したんだった。
具体的なことはよく覚えているのに名前や名称が出てこないことが多い。私の場合は記憶を迂回させて到達するような検索をする。ナンギだがまだ自分で解決できるからいいとしよう。