魔女会議と深夜のラーメン、はぴまん(Happy Monday!! DJ ageishi)

最近つき合い出した若い女性の友人たちが「くみちゃん、カワイイ」と言ってくれる。それとは別な子にお話したいと言われてお世辞かと思っていたら督促されて、では本気なのかとあわてて返信した。
というわけで、今日はパノラマで魔女会議したのであった。メールをくれたMさんと手芸部のHさんと最近何度も会っているKさんも加わって賑やかなことであった。Mさんの亡き母上がサラ・パレツキーファンだったそうで、ヴィクシリーズの話もあり、日本文学のあれこれ、そしてマルグリット・デュラスの本と恋人のことなど。好き嫌いが似ているのもうれしい。やっぱり恋愛の話があったが、その人の恋物語の参考にわたしの経験を引き出そうと頑張られた(笑)。

みなさんビールを飲んでいるのに、わたしはジンジャーエール2本とコーヒー飲んでお相手。途中から相方がきて話に加わったり、DJブースと反対側に写し出されている映画を見たり。コッポラとルーカスの映画だという「ポワカッツィ」の映像がすごくよかった。
DJ ageishiさんともお話できてうれしかった。若手DJの音も良かった。

夜中を過ぎたらお腹が減ってきたのでラーメンを半分コして食べた。濃厚でまだお腹に残っているのでもう少し起きていよう。

大阪大空襲から65年—講演会は満員で入れず写真展を見てきた

昨日、姉の家で明日は空襲記念日やねと、65年前の3月13日夜から14日未明の大阪大空襲が話題になった。両親と長兄と次姉は命からがら逃げて、豊中市の父が働いている会社の寮へ歩いて行った。たまたまよそにいた長女は翌日戻ってきて家を探したら焼け野原で、遺体の山が築かれ死臭が漂っている中をもしかして家族がと探し回った。

姉が前日(3月11日)の朝日新聞夕刊を出してきたのを見たら、「遊郭のむ炎 娼妓の無念」という記事があった。新町遊郭経営者の息子だった徳田さんは、空襲のとき母と西成区の叔母の家に逃れたが、途中にはたくさんの人たちが火だるまになったり道頓堀川でおぼれ死んでいた。娼妓たちは4・5日後にがれきの下になっていた防空壕の中で黒こげになっているのが発見された。
徳田さんはそのことを封印して話したことがなかったが、年に数回、娼妓たちが蒸し焼きにされる夢を見る。「お女郎さんの無念を伝えるためにも、語らなあかん」と語り出したという記事だった。
新町遊郭の存在は中学生だった兄は知っていたが、通ってはいけないと親にも学校にも言われていたそうだ。「裏新町」と言われていたそうだが、わたしははじめて存在を知った。

今日13日に徳田さんの「ピースおおさか講演会」が森ノ宮のピース大阪であるというので、電話したらもう席がないが、写真展をやっているというので行ってきた。
特別展「焦土大阪〜写真でみる大空襲〜」は、毎日新聞社の焼け跡を撮った写真と、一昨年の12月に中央図書館でやった「なつかしの昭和堀江展」に出ていた写真があった。その他寄贈された戦争中の物品や書類などの展示をするコーナーがあった。
常設展示のシチュエーション・ガイダンス「15年戦争」では、日本のアジア諸国侵略のありさまが写真で展示されている。15分ほどの映像が15分おきに上映されている。

せっかくの機会に入れず残念だった。
※徳田さんの証言の様子は、朝日放送「NEWSゆう+」で15日午後6時台に放映される予定とあるので、忘れずに見よう。

追記(15日)
朝日放送「NEWSゆう+」で6時半ごろから10分くらい放映された。徳田さんが65年ぶりに故郷の新町へ足を踏み入れて、当時の住処の後を訪ね、すっかり変わったとおっしゃっていた。映っていた道はたいていわかる。父上が出征するときの映像も写し出された。娼妓たちが歩いていた。そして焼け跡の写真もあった。徳田さんはそのシーンを見ながら、焼け焦げて誰ともわからない遺体からの臭気のすさまじさについて語られた。
講演会では壇上ではなく一般席に座っておられて、発言のときは立ってマイクをもたれていた。大空襲のことはいままで話したことがなくて、去年はじめて語り出したそうだ。

初めて知ったのだが、うちの近所の日本交通の会社の敷地に空襲で亡くなった人たちの慰霊碑が建てられていた。当時の会社の社長が供養として建てられたそうだ。そこへお参りされて、これから毎年来ると言っておられた。

新町遊郭を描いたマンガ、もりもと崇「難波鉦異本」(なにわどらいほん)

“難波鉦異本 上 (BEAM COMIX)東京から遊びにきたOちゃんが買ったばかりの本、もりもと崇「難波鉦異本」(なにわどらいほん)上・中を読み終わって持ってきてくれた。難波のそれも新町が舞台になっているからね。まだ下巻は出ていないそうだ。
マンガを最後に読んだのはいつかも忘れてるくらい久しぶりだ。読み出したら昔みたいに夢中になってしまった。

新町遊郭の遊女たちの格付けは、〈太夫〉が〈松〉で相撲でいえば三役、〈天神〉が〈梅〉で幕内クラス、〈鹿子囲〉が〈桐〉で十両クラス、以下になるとショートタイムでも客をとらせられる。
夕霧太夫亡きあとの新町遊郭。主人公の和泉は〈天神〉で、新町一の三絃の名手であり、実力からいえば〈太夫〉のところを、客あしらいが下品なので、〈天神〉で止まっている。禿(かむろ)のささらを従えての、すさまじくもしたたかな日常が描かれている。
ストーリーがおもしろくて、絵が良くて、構成がしっかりしていて、エロくて、いやなところが少しもない。

本書にある新町郭東口大門があった新町橋と横堀川の跡あたりをよく歩いている。埋め立てられて長堀通りになってしまった西長堀川の橋の名残りや、大阪大空襲で消失したわが家があった場所は日常的に見ているので、古地図を見ているように懐かしい。

中巻にこんなところがあった。
大坂落城で真田隊全滅のあと、ひとりの武士が行くあてもなく死のうとしているとき、やはり身一つで逃れてきた姫君を犯すが、その後にその女性が姫と知る。
姫は言う。「見よ、この骸の山を・・・大坂は負けたのじゃ・・・・勝者ではない、敗者こそ無念の骸の上に何かを成して報いるべきぞ・・・」
姫君は遊女となり、武士は商人となる。その後の話も哀切である。
早く下巻が読みたい。
(エンターブレイン 上下とも620円+税)