市民が訴える「大阪宣言」御堂筋デモ(集合場所だけ参加)

今日のお昼前から「大阪宣言」御堂筋デモを行うと先日ツイッターに告知があった。なんと集合場所がうちの近くのうつぼ公園なのだ。どんな人たちがどれだけ集まるのか気になって行ってみた。わたしは膝が悪いからデモは無理なんで、野次馬で集合場所にのみ参加。
ぶらぶら歩いて11時前に公園に到着すると東側の広場にたくさんの人が集まっていた。世話役の人にチラシをもらった。天気はいいしのんびりした感じである。

チラシには「我が国のマスコミの偏向報道、政治の閉塞、司法の腐敗を打ち破るために、我々は以下の宣言を行う」とあって、〈市民が訴える「大阪宣言」〉が記してある。「小沢を支援し、小沢に我々の気持ちを託すために決意しました。」ともある。わたしが今回のデモになぜ興味を持ったかというと、民主党の代表選挙のときのヨドバシカメラ前の広場での小沢さんに対する拍手とうねるような歓声をテレビニュースで見たからだ。大阪市民は小沢さんを支持して集まっていたのか、行って自分でその様子を見たらよかったと思った。
チラシには「六甲おろし」の歌詞もあったのが大阪らしい。

動員とかなしでこうして集まってくるのだからすごい。30分ほどしてこれから出発と呼びかけがあった。四ツ橋筋から御堂筋へ出て南下し難波へ出る。わたしは見送ってからすぐに帰ったけれど、ざっと勘定して1000人を越えてると思った。ツイッターでは1300人と書いている人がいた。年配の人が多い静かなデモだった。

女性ライフサイクル研究所 20周年記念イベント

クレオ大阪中央のセミナーホールで催された「女性ライフサイクル研究所 20年の歩みとこれから〜人生の楽しみ、事業の歓び〜」に参加してきた。去年の11月はじめに「NPO法人 FLC安心とつながりのコミュニティづくりネットワーク 第7回年次大会」が催された場所だ。今日も連れ合いといっしょに参加した。

第一部は司会を津村さんが担当されてはじまった。
20年前に小さな子どもを連れた母親たちが集まってはじめた女性ライフサイクル研究所(FLC)が、着実に歩んできた道のりを西さんがパワーポイントを使って紹介された。この20年、FLCが子育て、虐待、性暴力、DVなどのさまざまな問題の支援活動に取り組んできたことがよくわかる紹介だった。
次に14人のスタッフがずらりと並んで自己紹介。みんなそれぞれ賢そうで活発でおしゃれでイキイキしている。

次はゲストを招いての鼎談。
多田千尋(芸術教育研究所所長 / 東京おもちゃ美術館館長)さんと上田理恵子(株式会社マザーネット代表)さんと村本邦子(女性ライフサイクル研究所所長)さんが「人生の楽しみ、事業の歓び」というテーマでそれぞれの人生と仕事について話された。わたしは「人生の楽しみ」は人一倍味わっていると思うけど、「事業の歓び」というところはさっぱり関わりのない人生を歩いてきた。でもおっしゃることはよくわかって笑いながらうなづいていた。

鼎談が終わって参加者からの発言。
発足当時に子ども連れで参加されていた人が、ずっと活動を続けてきていまに至っている報告などのあとに、発言者が途切れたとき、司会の津村さんに指名されてしまった。わたしはこの場で話すような活動はしてないので困ったが、FLCとのつき合いはじめのこと、上田さんの話されたことへの共感(いろんな事業展開のうちの独居女性に話し相手を派遣する仕事)、サラ・パレツキーさんと19年間続けてきたヴィク・ファン・クラブのことなどを話した。

第二部はパールノート(長川歩美+村本邦子)によるピアノ・コンサート。
リスト、ショパン、ラフマニノフ、シューベルト、ガーシュインを独奏と連弾で。二人ともステキなドレスで楽しんで弾いているのが楽しい。ユーモアあふれる津村さんの解説つき。

いろいろと元気をもらって雨の中を帰ってきた。たくさんの参加者で熱気と善意にあふれたいい会合だった。

ヴィク・ファン・クラブ会報10月号は、特集「サラ・パレツキーさん 日本の日々」

ようやく会報ができた。今月は特集「サラ・パレツキーさん 日本の日々」、明日送る。東京でのサイン会&ミニトークと日本ペンクラブの講演会に参加された人たちの詳しい報告や感想。そして奈良での食事会と翌々日のお見送りと、じかにサラさんご夫婦と接することができたメンバーの報告が楽しい。参加できなかった人からの熱いメッセージもうれしい。

サラ・パレツキーさんから日本へ行くこと、最後に関西へ行くつもりなので奈良で会いたいというメールをいただいてから、何度かのメールのやりとりで場所や時間が決まっていった。その日に奈良へ行けるメンバーは自然に決まった6人で、東京、岐阜、名古屋、神戸、大阪×2が当日午後に集まった。

メールをいただいてはいるものの、ご自身のツイッターで15年前に会ったヴィク・ファン・クラブの人たちと再会したい、そしてブログでは再会した写真も載せてださった。世界に向けてだからうれしい♪

PANORAMA手芸部で息抜き

家にいるとパソコン前と読書の他になにもすることがないという不趣味者である。ちくちくと針仕事ができれば言うことはないのだが、出来上がりのカタチが見えるのに手が追いつかぬ。今日はPANORAMA手芸部の日。息抜きが必要と10時過ぎに片付けて出かけた。人のお裁縫を見てのんびりしよう。

最近は知った顔が増えて、その上にツイッターでみんなの動きが見えているので場に居やすくなった。女たちそれぞれがいきいきしている。音楽がある場でいままで味わったことのない雰囲気がある。何十年か音楽の現場から離れていた間に変わったのね。
昔のジャズ喫茶は男の世界だった。わたしはどこでも出入りしていたし、男性たちも受け入れていたけど、それは〈名誉男性〉だったからだ。いつから変わっていったのだろう。
わたしが言うとリクツっぽくなるが、女性がそのまんまの姿でいられる場所があるいまはすごく気持ちがいい。

今夜はHさんの誕生日で、突然DJサキちゃんがハッピーバースディツーユーをかけ、みんな拍手をして祝った。まわってきたアベチカさん作のケーキは秋の味で最高だった。
マッサージもしてもらった。すごい肩こりが解消されたので今夜は安眠できそう。

少し風邪気味だけど元気

この1カ月くらいはサラさん来日に向けての会報づくりや連絡メールで忙しかった。昨日の光合祭で冷えたってこともないが、ようするに張り切り過ぎがたたったのだろう。今朝はすこし風邪気味。寝ていたらヒューという小さな音が自分の胸の内から聞こえたと思ったら咳が出た。
起きてから野菜と豆のカレーをつくって煮込みながら半身浴して、食後は2時間寝たらかなり回復。だけど夜遊びのPANORAMA行きはお休みにした。

うれしいメールがきて、一人悦にいっている。サラ・パレツキーさんのブログにわたしらの写真が1枚入っている。

もういっちょう、ツイッターにあったサラさんの出発直前のコメントを教えていただいた。
I’m getting ready to leave for Japan where I’ll have the opportunity to speak and take part in the International PEN Congress on literature and the environment. Very excited, especially at the opportunity to meet up with some of the strong interesting women I met there fifteen years ago.

サラ・パレツキーさん夫妻をお見送りの巻

サラさんご夫妻は昨日はお二人で古都奈良を散策して楽しく過ごされたそうだ。雨もたいしたことがなくかえって落ち着いてよかったとのこと。
奈良から東京へもどられるのを、京都まで送ってほしいと頼まれたので、通訳を翻訳家の飯干京子さんにお願いして難波で待ち合わせた。初対面だったけどすぐにわかり、ミクシィで長くつきあっているので奈良までの車中を旧知のように話し合っていた。

9時半に奈良ホテル到着、すこし早かったので近所を散策してからロビーへ。ここのロビーへ一度入ってみたかったのよね。クラシックですごくおしゃれ。すぐにサラさんが見つけてくださった。喫茶室で新聞を読んでいるコートニーさんがカッコいい。タクシーがくるまで庭で写真を撮る。サラさんはジーンズにスニーカーの軽装がよく似合っている。お二人の中に入って撮ってもらったけど、真ん中が谷だ(笑)。

タクシーで奈良駅到着。エレベーターの場所など確認しておいたのでさっさといき、時間があるので駅内のカフェでコーヒー。サラさんはiPadを出して写真を見せてくださる。コートニーさんはiPhoneで時間を見ておられた。
近鉄特急は指定席で4人向かいあって座った。飯干さんの流暢な英語で会話がはずむ。外は黄金色の田んぼが続き曼珠沙華が咲いている。快適な35分が過ぎて京都着。

新幹線の乗り場って電車を降りたらすぐなんだ。ずっと向こうのように覚えていたのはなんでやろ。ホームに上がってのぞみが来るのを待った。列車に乗り込まれるのを待って外で見ているとサラさんが中腰になって手を振っている。

お見送りが終わってホッと一息。二人で駅ビルを長いエスカレーターでのぼって昼食。JRで大阪へもどった。帰ったら疲れが出て一眠りしたけど、目が覚めたら元気回復していた。ああ、楽しかった。

サラ・パレツキー「サマータイム・ブルース」[新版](2)

2カ月ほど前にヴィクシリーズを友人に貸してあげることになったときに、「サマータイム・ブルース」だけがなくてごめんねと言って2巻からお貸しした。だれかに貸したままなんだけど、25年間に何冊か買っているのよね。それも最後になくなっていた。今回、[新版]が出てよかった。読み終わればやっぱり第1作はういういしい。

シカゴはいま7月。V・I・ウォーショースキー(ヴィク)はミシガン湖沿いに車を走らせている。レイク・ショア・ドライヴから離れサウス・ループへ出てモンロー通りの煙草屋の隣にあるプルトニー・ビルに入る。エレベーターが動かないので4階まで階段を上がる。薄暗い照明の下のドアの文字は〈V・I・ウォーショースキー、私立探偵〉
部屋に入りエアコンのスイッチを〈強〉にすると、ヒューズが切れて照明の電気も消えてしまう。窓を開けると通りの反対側にある〈アーニーのステーキ店〉のネオンがまたたいている。
そして依頼人が訪ねてくる。横柄な男で職業別電話帳で見つけたと言い、一人の女子学生の居場所を探るように依頼し、現金で500ドルを支払って去る。
何度読んでもハードボイルド私立探偵小説の出だしとして最強。

25年前のわたしは、幼少時から読んでいたのに離れてしまったミステリの世界にもどってきて数年後だった。数年間古本屋でポケミスを買いあさり、ハードボイルドミステリが自分にぴったりくることに気がついた。ハメットやチャンドラーは昔ある程度読んでいたので、その後継者たちの本をたくさん読んだ。そして出合ったのがロバート・B・パーカーのスペンサー・シリーズだった。最初の数冊を読んだときの熱狂はすごかった。そしてサラ・パレツキーのヴィク・シリーズが出て並ぶことになった。
二人ともインテリの作家で、第1作はハードボイルドミステリを研究し尽くして書いており、すごくうまいけどちょっとパターンどおりかなと思うところがあった。でもところどころはみ出している部分があっておもしろかった、2作目からそれぞれの個性ある作風になっていったと思う。

女子学生を探して大学に行き、先鋭な女性たちのグループに接近する。依頼人は怯えきっている14歳の少女とヴィクが言うと、やっぱりおまわりじゃないのと返される。その返事「わたしに命令できるのは、警官、市会議員、局長といった階級組織ではなくて、わたし自身だけよ」。そしてピーター卿なら気の利いた会話でなんでも聞き出し、そのあとレズビアン自由基金へ200ポンド寄付するだろうと続くのがおかしい。本書ではもう一カ所ピーター卿の名前が出てくるので、サラ・パレツキーによってドロシー・L・セイヤーズを知った人も多いと思う。
(山本やよい訳 ハヤカワ文庫 940円+税)

サラ・パレツキーさんご夫妻と楽しい会食 続き

昨日は公式報告ぽいことを書いてるので今日は具体的にいろいろと書こう。6時半前にお店に着いて入り口で通訳係の2人が待ち、4人は部屋で席順を決めて座って待つことしばし、お二人が入ってこられた。サラさんがすぐに「すぎやさん」と呼びかけてきて手を取り合った。サラさんは黒のトップとパンツに赤いジャケットと赤い靴がすごく似合っていた。

それぞれが座り料理が運ばれるまでプレゼント交換。チャルカで選んだ東欧アンティークのブローチを全員からプレゼント。Uさんが選んだ和紙のカードに全員サインしたのもつけた。サラさんはブローチをすぐに胸につけてくださり、渋い色の花が赤い服によく似合った。Sさんはみんなに持ってきた名物かりんとうのセットをサラさんにも。Tさんは長良川の鵜飼いの浮世絵を説明とともに。実はTさんは15年前に名古屋と大阪の講演会と大阪のパーティに出席された。帰りの電車でサラさんといっしょになったが、やさしく話してくれる英語が理解できなくて悔しかった。それから一念発起して英会話に取り組み、昨日はみごとに思いのたけを話された。
会員のKさんから預かったのは小浜市の名産品であるお箸で、オバマシールを貼ったカードつき。Oさんから預かったのは東京のサイン会での写真とお菓子が入った千代紙を折った父上手製の小箱。それとヴィク・ファン・クラブの会報9月号もお渡しした。

サラさんからわたしがいただいたのはマッキントッシュのローズピン。そしてみんなにヴィクシリーズ新作の「BODY WORK」にちなんだタトーシールが配られた。山本やよいさんからも心遣いのプレゼントをいただいた。
そして写真係が活躍。サラさんもご自身のカメラでみんなを撮っていた。山本さんからのチョコレートを持ったわたしの写真を山本さんに送ってくださるって。

サラさんたちは燗したお酒、わたしらは冷酒で乾杯。会話はUさんの仲介でどんどん進み、それぞれ手酌でご馳走を食べるのだが、話に集中して料理を味わっている余裕がない。ヴィクの事務所の壁にかけてある絵のことや、「バーニング・シーズン」の取材に高い場所に行ってコートニーさんがひやひやした話や、囲碁に深い関心をもっているコートニーさんの話。サラさんの短編に囲碁好きの日本人が出てくる「高目定石」というのがありましたっけとうなづきあった。

それからいっぱい話したんだけど、思い出したら追加することにして、最後はまた写真を撮り合ってお開きとなった。お店の人が全員写真を撮ってくれたし言うことなし。
それからそれぞれの本にサインをいただいた。新刊2冊の他に原書を持っているひと、新刊の「BODY WORK」を持っているひともいた。
お別れの挨拶をしていたら、コートニーさんがわたしを抱きしめて頬にキスをしてくださった。タクシーに乗るときに「もう一度」とまたキス。舞い上がってしまったわ。
サラさんたちは奈良ホテルへもどられ、わたしらは西大寺の駅で解散した。

大阪のホテルへ泊まるUさんと日本橋で降りてタムタムカフェへ。お互いにご苦労さんとカンパイし、ずっと続いている会話の続きをまた続けた(笑)。タクシーでUさんをホテルの前でおろしてから帰宅。長く充実した一日だった。

当分はヴィク・ファン・クラブをやめられない。

サラ・パレツキーさんご夫妻と楽しい会食

だいぶ前にサラ・パレツキーさんが日本ペンクラブ主催の講演会に来られるのを知った。今回は東京行きは無理だとしょんぼりしているところへメールがとどいた。東京が終わったら京都と奈良へ行くので、奈良で会いましょうとあった。
それから外国生活が長く英語に堪能なUさんを中心にして同行する人を決め、役割分担を決め、わたしを除くと初対面の人ばかりだからメールで交流をはかって今日を待った。

よく晴れた気持ちよい日になった今日、東京、岐阜、名古屋、神戸、大阪×2の6人が2時間前に奈良のカフェに集まった。英語に堪能な2名を中心に役割分担は決めてあったから会話はスムーズに運び興奮は高まる。タクシーに乗って和食の店でサラさんとコートニーさんの到着を待った。
6時半からの会食は9時までだったが、その間にプレゼントの交換して、本にサインをお願いして、いっしょに写真を撮って、もちろん濃い会話をして、大車輪の2時間半だった。

お二人は和食を上手に箸を使って食べられ、燗したお酒を飲まれてすっかり日本になじまれている。それもそのはず、コートニーさんは囲碁に造詣が深いのだ。サラさんの側にはUさん、コートニーさんの側にはKさんがついて通訳。その連係もうまくいって会話がはずんだ。

サラさんはヴィク・ファン・クラブの活動がヴィクシリーズを日本に根付かせてくれていると手を取っておっしゃってくださった。こちらはヴィクシリーズを読むことで男性探偵崇拝視線からフェミニズム視線に変われたと感謝の言葉を伝えた。

帰りはUさんと二人でご苦労さん会をミナミのタムタムカフェでやって、ホテルに彼女を送ってタクシーで帰宅。

サラ・パレツキー『沈黙の時代に書くということ ポスト9・11を生きる作家の選択』

「ミステリマガジン」2010年3月号から8月号まで6回にわたって連載された「沈黙の時代の作家」が本になった。タイトルが変わって「沈黙の時代に書くということ ポスト9・11を生きる作家の選択」となっている。
連載中に確認するように書いたものが「サラ・パレツキー アーカイブ」の下のほうにあるので読んでください。

単行本にするにあたって、日本の読者のために新しく1章「日本版に寄せて 拷問とスピーチと沈黙」が書き加えられいるので、その紹介と感想。

「拷問とスピーチと沈黙」というハードな言葉どおりに、短いがハードな内容だ。最初に拷問されたアンソニー・ホームズの証言が紹介されている(《シカゴ・リーダー誌》掲載)。この拷問が行われたのはシカゴのサウス・サイドにある警察署だった。ホームズの他に100人を超える人々に対しても拷問が何度も繰り返された。

【わたしがこうした記事を読むときに思い浮かべるのは、拘留中の容疑者の拷問を指揮した(とされている)刑事、ジョン・バージのことではない。ホームズやダレン・キャロルや、その他の被害者のことでもない。/むしろ、ドリス・バードのことが頭から離れない。部長刑事の地位で退職したバードはこういっている——バージのチームが尋問に当ったときは、取調室からよく悲鳴が聞こえてきたし、容疑者たちからは、ビニール袋を頭にかぶせられて窒息しそうになった話を聞かされた。電話帳で殴られ、高熱のラジエーターに鎖でつながれたという。】

バード部長刑事は出世の道を閉ざされるのが怖くて拷問のことを報告しなかったと《シカゴ・リーダー誌》に語った。バージ刑事と部下はすべて白人男性だった。黒人で女性のバード刑事が報告したらどんな目にあわされるか。
ここを読むことで「ミッドナイト・ララバイ」でヴィクが受けた衝撃のことが理解できた。ヴィクの父トニーの苦しみが。そしていま、沈黙の時代に恐怖を超えて言葉を発しようとするサラ・パレツキーの勇気にうたれた。
【・・・しかし、わたしがそこに到達するまでは、V・Iにピッチャーズマウンドに立ってもらい、わたしの意見を代弁してもらうしかないだろう。】
(山本やよい訳 早川書房 1800円+税)