611脱原発デモ全国展開 大阪

日本では全国59か所、海外での参加はアメリカ、オーストラリア、カナダ、韓国、台湾、中国、ドイツ、フィリピン、フランス、ベルギーの10ヶ国19箇所(日本全国デモ情報サイトによる)とすごい展開の脱原発デモの大阪サウンドデモに参加した。

心配していた雨があがり、曇りがちながらちょうどよいデモ日和となった。
午後2時半に地下鉄の北浜からすぐの中之島剣先公園に到着。たくさんの人が集まっているのにおどろき友人を捜すがどこにいるのやら。もう先頭は出発していてどれだけの人が集まっていたやらわからないが、えらい人であるのはわかった。ほんまに老若男女という感じで、いろんな人がいた。子ども連れといっしょに歩きましょうと誘われたりしたが、今回はサウンドデモにひっついているつもり。

サウンドデモは最後に出発と聞いていたので、花壇のほとりに座っていた。相方が歩き回ってサウンドカーとみんなが橋の上にいるというので、隣に座っているジャンベを持った男子に「わたしらはサウンドデモに入るけど」というと「ぼくも」といっしょに。ちょっと顔見知りの女子もいっしょに行く。ナマの大輪のひまわりを持って初デモを楽しみにしているそう。
橋を上がると車が化粧をほどこされている最中だった。ひまわりを挿して飾り物をつけてできあがり。橋の下を見るとまだまだ人が連なっている。

また少し待ってから出発。音に合わせて体をゆすりながら歩く。今回のプラカードは「放射能 NO 汚染列島」裏側は前回の「STOP ザ もんじゅ」。道を行く人から見えるようにささげ持って歩いた。土佐堀通りが長くてなかなかだったが淀屋橋に着き、御堂筋を行く。
ちっちゃい子どもの手を引いてベビーカーを押しているお父さんは、「本当はデモとかしたくないんだよ 原発のバカ」と背中にプラカードをぶらさげていた。

当初の予定どおりわたしは本町で離脱して5時過ぎに帰宅。岩上さんのユーストで東京のデモの実況放送をかけながらお風呂に入って家事いろいろ。デモ参加者は新宿で2万人、大阪は1万人とのことだった。わぁ、すごいなぁ、1万人かぁ。ある人によると1万5千人ということなので、1万人強はたしかだろう。
相方が帰って来たのでビールと食事。相方がまた出かけたのでそれからツイッター読んだりやることいろいろ。

今夜はパノラマ手芸部で

またパノラマ手芸部の夜がやってきた。一週間おきだけどすぐにくる。わたしは手芸部の部員ではないけど、はなちゃん部長に引きつけられるように行きたくなる。今日もゆるめの音楽と外遊するOさんを見送る集いと楽しい会話で和んできた。たくさんの人が来ていて盛会だった。
おいしいケーキをいただき、熱い紅茶とコーヒーを飲んだ。Kさんが作ったローチョコは小さいけれど力持ち。ほんまに一粒300メートルって感じ。高価だけど値打ちあり。
加えてすーさんにマッサージしてもらって目がぱっちりした。音楽を聴きながらマッサージしてもらえるって最高だ。なんだか元気になって帰ってきた。
帰り道、相方が腹が減ったというのでギロチンへ寄ってお好み焼きとビール。オードリーさんと雑談。帰ってからツイッターを読んでこれを書いている。

館山 緑『しあわせな恋のはなし』

青年と少女が抱き合っている甘い甘い表紙。うすむらさきとピンクとうすみどりを濃いヴァイオレットが引き立てている。
作者の館山さんとはかなり前にミクシィで知り合った。作家としてのお名前を知ったのはごく最近のことである。小説を書いているのはうすうすわかっていたが、どのような作品を書いているのかはあまり気にしていなかった。館山緑さんと知ってからツイッターでも付き合いがはじまり、日記以上にリアルに執筆時の苦しみを知った。わたしのRTや返信は常識の範囲で、きっともどかしく思われたことだろう。そのときに書いていた作品「しあわせな恋のはなし」が出版されるまでをリアルタイムで知って、ぜひ読みたいと思った。

サウンドデモの帰りに本を買ってから足を休めようと千日前のジュンク堂へ行ったが、ティアラ文庫の売り場がわからずうろうろ。店員さんに訊ねて売り場まで連れて行ってもらいようやく手に入れた。それからは3階のティーコーナーで読み出したらやめられないってやつ。甘い表紙を向かい側にいる客に見られたら恥ずかしいと思いながら読んでいた(笑)。

わたしは昔もいまも少女小説が大好きで、思い出の本、何度も読んだ本、いまだに読む本といろいろあるのだが、どれもセックスシーンがない。なんかもう清教徒的に育ったんだといまさら思う。性教育というものを受けたことがないから、やってからこういうもんかと(笑)。
「しあわせな恋のはなし」という静かな作品は、昔からある少女小説にセックスを取り入れただけではない。時代は表紙や挿絵にあるドレスからして18世紀ごろかしら。「高慢と偏見」よりも昔だよね。むかしむかしと語られる童話の世界と思ったらいいのか。

主人公セラフィーナは〈野の花〉を愛する少女である。そして相手は〈野の花〉を愛する少女と一度だけ散歩したことを忘れられない青年ユーシスである。清々しい恋である。そして青年は城主を継ぐ身で、あまたある縁談を退け初恋を貫く。まだ心身ともに少女であるセラフィーナが愛されて目覚めてしっかりした女性に育っていく。
これだけの単純な物語を一冊の本に書く力につくづく感心した。
(坂本あきら絵 ティアラ文庫 533円+税)

細野ビル 66展 第9回 オープニングイベント

雨のはずがなぜか晴れて気持ちのよい夜になった。月曜日だからどうかなと思ったが、6時過ぎてからどんどん人が入りいままでで最高だと思う。いままでよく見かけていた人は減っているけど若い人が増えて客層が変わっている感じ。早めに行って前の席をゲット。

超短い細野さんの一言があって、6時6分開幕。
豊田奈千甫さんのノイズサウンドにのって、西尾早苗さんの墨絵が巻物のように流れていく。机に向かい手元で書きつつある絵が大きなスクリーンに指とともに動く。音と絵がすごく合っていた。
ライブペインティングは4回続いた小澄源太さんに変わって今年は今川咲恵さんに。横でアコーディオンを弾くのはわたなべゆうさん。太陽のような花のような女性のようなおおらかな絵が目の前で仕上がっていくのはスリリングだった。小澄さんには近田和久さんのフリーなドラムソロが合っていたが、今川さんにはわたなべさんのアコースティックギターが合っていた。
こうして時間が過ぎていくのだが、窓の外がだんだん黄昏れて暗くなっていくさまを見るのも66展の楽しみだ。

ここで休憩時間となり、裏庭のテーブルにワインとおつまみが用意されていた。ここで年に一度だけ会う友人二人と出会った。一人はツイッターでフォローし合うことになり、もう一人に連れ立っている3人とマイミクになれそう。年に一度がもう一組、接待係をしているNさんご夫婦とも長い付き合いになった。三日月が西の空に光って気持ちよいガーデンパーティ。

AZ CATALPAとMOHIKAN FAMILY’Sの演奏をわたしは外に出たまま窓の外から聴いていた。アズさんはますますいろっぽく、逞しく、巧くなっていた。立ち見のうしろから外までびっしりと聴く人が立っていて、窓の外にもいてすごい歓声が起きる。
うってかわって、絵本紙芝居「隅田川」(齋藤勝、後藤小寿枝、杼麻司由)がはじまる。窓の外からなのではっきりとわからなくて残念。
わたしはここで帰宅。
この後はKING COLUMBIAのスウィング・ジャズ。そして、KING COLUMBIA+AZ CATALPA +鞍掛綾子さん他による、演奏、歌、ダンス。「素敵なあなた」で盛り上がったそうだ。

ジョージェット・ヘイヤー『紳士と月夜の晒し台』続き

弁護士でヴェレカー兄妹と仲が良い従兄弟のジャイルズと、担当になったスコットランドヤードのハナサイド警視は事件を調べるにつれ、話が合うようになる。検死審問が行われた日の夜、ジャイルズはハナサイドを家に招いてチェスに興じたあと話し合う。この事件にはまだなにか起こりそうな気がするとジャイルズは思う。
翌日のヴェレカー家では家政婦のマーガトロイドが大掃除をはじめるが、手伝っていたヴァイオレットがアントニアのビューローに拳銃を見つける。きちんとしまっておくようにいうヴァイオレットをアントニアはこともなげにあしらう。
部屋が片付きお茶にしようとしたとき新しい来客がある。死んだと思っていた次男のロジャーが7年ぶりに外国から帰ってきたのだ。これで遺産はロジャーのものになる。殺人のあった夜には彼はすでにイギリスに帰っていたことがわかる。彼は名も知れぬ女性とどこともわからぬ場所にいたというのだ。
やがてアパートでロジャーの死体が発見される。

巧妙に意図された殺人事件が賑やかな主人公たちの会話のうちに進行していく。貧乏であっても品のある兄と妹と幼なじみのレスリーに比べると、美人だが貧しい階級から這い上がったために卑しく描かれるヴァイオレットが可哀想。そしてアントニアが婚約を解消するルドルフも可哀想。なんだかなあって感じもする。

アントニアがジャイルズに言う。「ルドルフとヴァイオレットよ。あの人たちはお似合いの二人だわ。どうしてもっと早く気づかなかったのかしら。考え方がそっくりなの。」そして、アントニアとジャイルズは結ばれる。ロマンス好きにはたまらない。
(猪俣美江子訳 創元推理文庫 980円+税)

6/5原発卒業式+サウンドデモ

午後3時からの南堀江公園集合での「原発卒業式」のセレモニーを30分遅れて、デモは千日前で離脱したが、とても充実した時間を過ごせた。

公園に近づくと音響が響いていた。三々五々という感じで人が集まっている。警官がたくさんいたなぁ。ヒッポホップ調での呼びかけとか楽しい演出で4時に出発。
トップに軽トラック(トラックサウンドシステム)が行き、そのあと踊りたい人たちということで、わたしも相方につられてここに入った。最初は演歌で次からはのりのよい曲が続くのを踊りながらついていく。次のグループはリヤカー(リヤカーサウンドシステム)でライブやったんかな。
浪速筋をわたってオシャレな立花通り商店街を練り歩く。道幅が狭いので見ている人との距離がない。2階から眺められたりお店のガラス戸をとおして眺められたり。日常的に歩いている道が新鮮に感じられる。四ツ橋筋へ出てアメリカ村へ入る。ここは車なし。相方がつくった旗(不用布団カバーを切って「だだ漏れ放射能で オレ達に明日はない! 原発止めろ!」と書いてある)を二人で持って歩いた。
ますます日常的な長堀通りへぶつかって御堂筋へ。車が待っていてまたサウンドつき。なんといっても心斎橋やん。気持ちよいことこの上なし。知り合いが入ってきていっそう盛り上がる。
御堂筋に出てからアルトサックスの音に気がついた。ケースを背負って吹き続けながら歩いている。「すごくいいです」と声をかけたら「吹いて気持ちを現さんとね」と返事があった。これこそフリージャズ。
千日前通りに入ったところで離脱。

立花通りからアメリカ村とちょっと考えられないデモコースを思いついた人に感謝。

千日前から難波ジュンク堂へいって本を買い、3階の喫茶コーナーでコーヒーとワッフルで足を休めて高島屋に寄って帰宅。お風呂が気持ちよかった。
買った本は、マイミクでフォロワーの館山 緑さん「しあわせな恋のはなし」とミシェル・ティ「ヴァレンシア・ストリート」。

今夜のSUBは西山さんと竹田さんの演奏

またまたご無沙汰してしまって久しぶりやなと言われてしまった。お二人の相変わらず艶のある安定した演奏で、気持ちが落ち着いた。昨日は深夜からチェルノブイリのドキュメンタリーを3時間近く見て、明け方に眠りについた。神経がとがっているのをお二人の音が鎮めてくれた。ジャズはからだにいいしこころにも効く。
西山さんはニューヨークで買った弓をはじめて使って演奏された。いい音が出ていた。

雑談も楽しいのが金曜日。
竹田さんとはおおかたわたしがしゃべっていたが(主にアラトーリさんの「無音ストリート」のこと)、話をして返事をもらって幸せ。iPad 2のジマンもした(笑)。

5月に西山さんは財盛弘さんとニューヨークへ行かれた。そのときのことをブログに書いておられる。
5月21日の日記に、11日にバードランドのファラオ・サンダースのライブに行ったことが書いてある。ファラオ・サンダースは70年代によく聴いていたので、いまも活躍されているのを知ってうれしい。西山さんと並んだ写真を見せていただいた。

西山さんにニューヨークのおみやげをいただいた。リキテンスタインの絵が入った小さな額。溺れかけている女子が「溺れてもあんたには助けてもらいとうない」と言ってる。西山さんに「強い女や、おれは強い女が好きや、くみちゃんも強い女やし」とありがたいお言葉をいただいた。

ジョージェット・ヘイヤー『紳士と月夜の晒し台』

ツイッターで本書の刊行が楽しみというツイートを発見したので東京創元社のお知らせを見た。あった、あった、5月下旬発売となっている。久しぶりに発行を楽しみに待って買った。
タイトルが「紳士と月夜の晒し台」(1935 原題は Death in the stocks )って、思わせぶりなところがいい。

ジョージェット・ヘイヤー(1902-1974)はロマンス小説で人気が高いそうで、いま検索したらたくさんのファンのかたのサイトが出てきてびっくりした。本屋に行ったらMIRA文庫を探しそうでコワイ(笑)。

わたしのお気に入りのクラシックミステリ、ドロシー・L・セイヤーズやエドマンド・クリスピンやジョセフィン・ティと共通しているところがある。登場する女性たちだ。なんて自由におしゃべりし、なんて自由に行動するんでしょ。ジェーン・オースティンの描いた女性たちもそうだけど。

月夜の晩に、ロンドンからすこし離れた村で、夜の巡回を終えて帰宅しようと自転車で走っていた巡査が、広場の晒し台に男性が座っているのを見つける。側に行くと晒し台の穴に両足を突っ込んでいて、酔っているのかと近づいて触るとぐらりと倒れ、死んでいるのがわかる。週末限定の住人アーノルド・ヴェレカーだった。警部と医師が調べると背中を刃物に刺されほとんど即死だった。

翌日、警部がアーノルドの家に行くと、腹違いの妹のアントニアが泊まっていた。アントニアはロンドンから従兄弟の弁護士ジャイルズを呼ぶように頼む。ジャイルズはスコットランドヤードの警視ハナサイドといっしょにやってきた。
アーノルドは金持ちで、腹違いの弟で画家のケネスと妹アントニアは貧しい。アーノルドの死で遺産がケネスに入ることがわかる。
ケネスには美人の許婚者ヴァイオレットがおり、アントニアはルドルフと婚約している。レスリーは兄妹の幼なじみで、ケネスに惹かれている。
饒舌な兄妹と偉そうな態度のヴァイオレットのやりとりに悩まされながら、ハナサイド警視とジャイルズは捜査を続ける。(ここでNHKでチェルノブイリのドキュメンタリーを見たので、続きはまた後に)
(猪俣美江子訳 創元推理文庫 980円+税)

サラ・パレツキーさん、グランドマスター賞授賞式の写真

サラ・パレツキーさんのブログにエドガー賞の授賞式パーティの写真がアップされている。昨日のサラさんのツイッターの書き込みで知った。

アメリカ推理作家協会が選んだ2011年度のグランドマスター賞(巨匠賞)をサラさんが受賞するのを知ったのは去年の12月で、授賞式は最優秀長篇賞はじめ他の賞とともに、2011年4月28日にニューヨークで行なわれるとあった。

●ハヤカワオンライン ニュースリリースより
巨匠賞は、生涯にわたってミステリに貢献し、良質の作品を多数発表した作家に対して与えられる賞で、1955年の第1回受賞者はアガサ・クリスティーです。
1982年に『サマータイム・ブルース』でデビュー以来、英国推理作家協会(CWA)のゴールド・ダガー賞、ダイヤモンド・ダガー賞(巨匠賞)をはじめ、数多くの賞を受賞しているパレツキーですが、意外にもMWA賞は初の受賞となります。

その授賞式の写真がいろいろアップされていて、黒のフォーマルなドレスを着た美しいサラさんは、夫のコートニー・ライトさん、ミステリ作家のローラ・リップマン、ドロシー・ソールズベリー・デイヴィスをはじめいろんな人たちとにこやかに笑っている。

久しぶりに「クルセママ」を聴いた

久しぶりにジョン・コルトレーンの「クルセママ」を聴いた。というのは先日CDの整理をしていたら出てきたから。最初に聴いたのは70年代のジャズ喫茶だと思うが、すごく気に入ったのでレコードを買い、毎日毎日聴いていた。聴く者を戦慄させるジュノ・ルイスの声が好きだった。呪術的だけどモダンでいまも新しい。

もう40年も前のこと、南海線の岸里駅の線路沿いの文化住宅に住んでいたころで、安物のステレオセットで聴いていたコルトレーンやアート・アンサンブル・オブ・シカゴやニーナ・シモンがなつかしい。
天神の森駅から阪境線に乗って今池に出てジャズ喫茶マントヒヒへ通っていた。

時は移りCDの時代になってわりと早くレコードを処分してしまったが、いまになるともったいないことをしたと思わないでもない。ちょうどパンク・ニューウェーブの時代の終わりかけのころだったかな。それからレコードで気に入ってたのをぼちぼち買い直してきた。昔は所有欲が強かったが、レコード時代が終わりレーザーディスク時代が終わると音楽や映像への所有欲がなくなってきた。本はまだまだだけど。

90年代に入ってからだと思うが、突然「クルセママ」が聴きたいと思ってCDを買った。そのとき何回か聴いて、またCD棚の奥で眠っていたのを先日聴いたわけ。
やっぱりよかった。でも聴いている音だけでなく、くっついてくる思い出がちょっとかなわんような。