LIVE & MOVIE: EXPE & FRIENDS

細野ビルでのライブ「EXPE FILM OF SOUTH AMERICA TOUR LIVE & MOVIE: EXPE & FRIENDS」に行った。YOSHITAKEさんの演奏は一昨年2011年12月30日に聞いてからだから、1年と70日目だ。この間に南米ツアーに長期間出かけたり充実した音楽生活が続いていたようだ。

6時に細野ビルに着いた、といっても10分で着くんだけど(笑)。細野さんとしゃべったりしながら、用意された南米のお酒やマテ茶を飲んで待つ。スクリーンにはのんびりしたアニメが映し出され音楽が流れている。童話っぽいアニメは優しい色彩でスピーディな転換が快い。心はほんわかしてきたが、細野ビルは寒い。寒いのをわかっているからダウンのコートで膝掛け毛布持参、カイロも貼っている。

7時に演奏がはじまった。YOSHITAKEさんのギターにドラムとキーボードが2人。
久しぶりの演奏は穏やかで快かった。YOSHITAKEさんは細野ビルが大好きなのだが、古いビルだから大きな音を出したらあかんと言われていて、ここでの演奏はよそでやるときよりおとなしい。わたしはよそで聞く激しい演奏を体で聞くのも好きだが、細野ビルで抑えた音での演奏も好きだ。

1時間があっという間に経った演奏が終って、南米ツアーの映像が映し出された。そのあとにはカーニバルの華やかな映像もあった。
寒かったけど穏やかな夜で気持ちよく過ごせてよかった。

今年最初のSUBで

新年早々から風邪を引いてしまいようやく夜遊び復活。1月の末からぼつぼつ夜の外出はしているけど、ひとに会ったり定期的なものだったりだった。
明日は絶対SUBへ行こうと昨日決めた(笑)。竹田さんの日からはじめなくちゃね。

竹田一彦さんのギターと萬恭隆(よろず やすたか)さんのベース。途中から長谷川朗さんのサックスが加わり、終わりのほうで宮上啓仁さんにベースが入れ替わって2曲。
久しぶりのライブは気持ちよかった。家ではいつも音楽はあるのだが、わたしは読書優先がくせになっている。こうして音楽だけに身を置ける場所がある幸せを味わった。
萬さんのベースをはじめて聞いたが、わたしの好みだった。
竹田さんの哀愁をおびたギターにいつもながらおののく。
竹田さんがわたしの近くに座っていた宮上さんと打ち合わせをしたとき、「ムーンリバー」と聞こえた。今日リクエストできたらしたいと思っていたのが「ムーンリバー」だったのでびっくり。すごくよかった〜

SUBの年末セッション

帰っても耳と心からジャズが離れなくて、さっきからニーナ・シモンを次々に聞いている。60年代、最初に持っていたジャズボーカルのレコードがニーナ・シモンで、タイトルを忘れてしまったが、一枚のレコードをすり減るほど何度も聞いていた。歌はけっこう覚えていてときどき歌っている。名盤として名前があるものではなかった。もともと弟のものでうれしそうに持っていたのを取り上げて返さなかったのだ。

今夜は出かけようと突然決め、あわててご飯を食べてSUBの年末セッションに行った。
竹田一彦さんのギター、矢藤亜沙巳さんのピアノ、千北祐輔さんのベースと、長谷川朗さんのサックスで、途中からドラムとクラリネットが入って楽しくも美しい演奏を聞かせてもらった。千北さんと矢藤さんは大阪出身だが東京で活躍されている。帰省されたのを長谷川さんが誘ってのライブである。
竹田さんのギターのお弟子さんたちが来られていて客席も賑やかだった。「弟子というよりファンです」という彼女らを〈竹田ガールス〉やなと思った。すごく慕っている感じが気持ちよい。
ギターを弾く竹田さんの指をじっと見ていたらほんまに繊細に動く。千北さんの力強い強烈な個性のベース。矢藤さんのピアノに新しいものを感じた。長谷川さんの演奏を来年はもっと聞こうと思った。ほんまに良い夜を過ごさせてもらった。

若きSUBとサミュエル・アダムス

先週の金曜日の帰りに来週の月曜日はニューヨークから帰阪中のタロー岡本さんが寄るからと誘われた。わたしはなぜかタローさんのドラムは聞いたことがないのでありがたい。昨日ミクシィでH氏がSUBへ行くと書いておられたので、久しぶりに会うのも楽しみに出かけた。

8時半に着いたらお店いっぱいの人でおどろいた。岡本さんは来られないそうで、若者たちの演奏を聞いたんだけど、いやー、よかった。大阪のジャズ界を引っ張って行く気概の長谷川朗くんなのであった。
メンバーは、長谷川朗(sax) 平野圭介(trombone) 武村一輝(bass) 中道みさき(drums)
わたしはトロンボーンを演奏しているところが好き。いちばん前に座ったのでトロンボーンのスライドの先がすぐ前に延びるのも楽しかった。なんとなくからだを傾けて避けてた(笑)。
時間がすぐに経ってええっ、もうこんな時間か〜 11時過ぎだ。

H氏とはずっと前にSUBで顔見知りになってたんだけど、ゆっくりと話したのははじめて。ずいぶん古いマックユーザーというのもはじめて知った。わたしのほうがちょっと古いが(えへん)。

いつもコーヒーなんだけど、H氏がビールはなににしようと聞いたときにサム・アダムスがあると返事が聞こえた。サミュエル・アダムスはボストンのビール、かのスペンサーが愛飲していたやつではないか。ということでわたしも飲んだ。帰って検索したら間違いなかった。素晴らしい記憶力やな(笑)。ちょっと濃くてうまかった。

SUB、西山さんの遺してくれたもの

10月6日に行って以来だからいままでになく間隔をあけてしまった。午後のお茶も行けずじまいにも関わらず忘れずに歓迎してくれてありがたいこっちゃです(笑)。
この1カ月はまともに音楽を聞かずにユーストばかり見ていたような気がする。演奏がはじまってすぐに幸福感に満たされるのを感じた。

竹田一彦さんのギターに宮上啓仁さんのベース、途中から横尾昌二郎さんのトランペットと長谷川朗さんのサックスが加わった豪華な演奏。
ノリのよい3人連れのお客さんがいて盛り上がった。わたしのことを竹田さんの奥さんかと思ったそうな(笑)。こちらを振り向いて合図したり楽しいひとだなと思っていたら、その方は黒門市場の某有名店の店主で昔から竹田さんのファンなんだって。

休憩時間に何回か会ったことのある女性とちょこっと話をしたのだが、お互いに西山さんの最後の演奏の思い出を持っているのがすばらしい。遺してくれたものの大きさを思う。

その続きの会話から。晩ご飯のあとに出かける習慣というか文化が必要やね。ご飯食べたらテレビを見るんやなくて、たまにちょこっと出かけるのが当たり前になれば、SUBも生きやすくなるし、わたしらも生きやすくなるのにね。

SUBで心地よい時間

一カ月ぶりのSUBは相変わらず居心地がよかった。しかし、月一はあかんな、もう少し行かないと常連といわれへんな。にも関わらず店主の長谷川さんが話し相手になってくれた。今度はケーキがあるらしい午後のお茶の時間に行こう。

今日の演奏は竹田一彦さんのギター、荒玉哲郎さんのベース、途中から長谷川朗さんのサックスが入って、よい演奏を聞けた。竹田さんが若者二人の演奏を気に入ってにっこりするシーンが何度もあった。リズムに身を任せ心地よいのだが緊張感もあって、快く目が覚めているとても気持ちのよい時間だった。荒玉さんのベースははじめて聞いたが自然で心地よかった。心地よいと何度も書いているけど、ほんとに心地よい時間を過ごせて幸せだった。

終わってからの雑談も楽しく、常連客の若者とどうでもいいようなことをしゃべって笑って上機嫌。
荒玉さんに、1961年1月10日に西山さんと竹田さんとわたしがフェスティバル・ホールでアート・ブレーキーとジャズ・メッセンジャーズを3人別々に聞いていたと話した。竹田さんはそれに足して当時の大阪の音楽状況を話された。西山さんが「そやったそやった、みんな若かったなぁ」と天国で笑ってはるでしょう。

帰ってツイッターを読んでいたら、関電前の抗議集会で逮捕者が出たというツイートが。IWJのユーストを見て、不当逮捕に対するいろんな人の意見を読んだ。

SUBは西山さんの一周忌で老若ミュージシャンが集まった

前回8月3日に竹田さんと話していて突然思い出した。西山さんの一周忌が近いんちゃうかしら。そしたら竹田さんが31日やといってカレンダーを見たら金曜日だった。「ぼくのやる日やんか、黙っていてわかっている人は来たらええやん」とさっぱりとおっしゃっていた。わたしは忘れたらえらいこっちゃと印をつけた。

それが昨日、竹田さんが「5時からセッションで8時半からは通常の演奏をする」と告知された。わたしが行ったのは7時過ぎで、店内はミュージシャンでいっぱい。
ミュージシャンをあんまり知らないので、顔がわかった人の名前を書いておく(思いだした順)。顔がわかっても名前と結びつかない人がいるのもすみません。
大塚善章、宮哲之、千北祐輔、横尾昌二郎、矢藤亜沙巳、荘司幸恵、弦牧潔、中野圭人・・・もっといてはった。わたしの前に座っていたピアニストの名前を忘れた。ベースの人ももっといたし、ギターも。お店の長谷川朗さんは忙しすぎて演奏はなし。だけど終わってからよそのセッションに行くんだって。

8時半からのいつものライブに他の方々も入って賑やかだった。
基本は竹田一彦、奥村美里、宮上啓仁。
最後の曲には城下摩耶さんともう一人の女性ヴォーカルが入った。

同時代に活躍されていま現役のミュージシャンと、西山さんが見いだして育てた若手のミュージシャンとのセッションだった。

40年来の客も何人かいた。
休憩時には近所の神社の宮司さんとラブホテルの社長さんと話をした。高校生のときからジャズ喫茶に行ってたという人にマントヒヒと言ったらわかったのには驚いた。マントヒヒ伝説に尾ひれがついているのがわかった(笑)。で「マントヒヒ回想」サイトを紹介しておいた。

SUBの夜は更けて

7月は行事が多くて精神的にも忙しく反原発関連や読書会もあってSUBのライブにとうとう行けずじまいだった。SUBに行きだしてから月に2度は行ってたのに・・・。
金曜日は竹田さんの日、今日行かないと忘れられる(笑)。

竹田一彦さんのギター、奥村美里さんのピアノ、千北祐輔さんのベースに、最後の2曲を長谷川朗さんのサックスが加わった。竹田さんと千北(ちきた)さんは初対面なんだって。
3人が弾き始めるとすぐに、ああっとまずわたしの体が喜んだ。体がさきにスイングしてる。奥村さんのピアノは久しぶりだったが繊細でいい感じ。千北さんのベースは頭で体で弾いている。こんなに動くベーシストははじめてだ。
3人とも全身でジャズをやっている。竹田さんがすごく機嫌良くリードしてギターの音がはじけてる。
そして長谷川朗さんが加わる。わたしが彼を好きなのは、サックスを持つときのうれしそうな顔だ。あんなにうれしそうに楽器に触る人を他に知らない。

お客さんもすごく楽しんでいい感じだった。はじめてのお客さんも来週も来るといって帰っていった。終わってからの会話も楽しく久しぶりの地下鉄最終電車になった。間に合ってよかった〜

SUBで心安らぐ

今日金曜日は関西電力前抗議集会の日なのだが、一日休みをもらうという感じで午後は美容院シュリットで和み、晩ご飯後にSUBへ行った。SUBは一カ月ぶりである。去年くらいまでは月二回は行ってたのに。デモや集会が生活の一端を占めるようになっているけど、わたし自身の健康には読書だけでなく音楽もいるなぁと実感した今日であった。

懐かしいような気持ちでカウンター席に座った。横には古くからのジャズファンのかたが座って、ときどき拍手や共感のため息が聞こえ、ここがあたしの座る場所って感じがわき上がってきた。
竹田一彦さんのギターと宮上啓仁さんのベースがすごく調和がとれていて気持ちよい。
休憩時間がありなんだかだとおしゃべりしていたら「サマータイム」が聞きたくなって竹田さんにリクエストした。竹田さんのテニス友だちの女性がたくさん来られたので今日の選曲は優しい曲が多かったかな。最後の3曲にテナーサックスの長谷川朗さんが加わり、最後の1曲のベースは財盛紘さんに変わった。

終わってからの雑談も楽しかった。最近は内も外もあまり飲まないようにしているのでコーヒーとココアだけだったが、となりが余市のロックを飲んでいたので、わたしも注文。余市はおいしく飲みやすい(笑)。みんなに心配(?)されながら飲みきって無事帰宅した。

【IWJ再配信】「6.22緊急!大飯原発再稼動決定を撤回せよ!首相官邸前抗議」を見ながら書きました。45,000人が集まった。

細野ビル66展X オープニングイベント

Opening Act 出演者
Music:豊田奈千甫×中嶋佑一(映像)
Art Live:小澄源太×豊田奈千甫(音楽)
Music Live:AZ CATALPA、MOHIKAN FAMILY’S、わたなべゆう、KING COLUMBIA
Art Live:今川咲恵×藤沢祥衣+田島隆(音楽)
Final Act「素敵なあなた」:鞍掛綾子(ダンス)、AZ CATALPA、KING COLUMBIA

今年は66展10回目になる。
数日前に細野さんから手渡された番組表を見てびっくりした。これだけの出演者だと一晩ですまないんとちゃいますかと聞きかえしたら、みんなにそう言われるだって。
そんなことも興味しんしんで行った66展だったが、開演時間をすこし遅れたので中に入らず、ではなくたくさんの人でいっぱいで入れず、外の植え込みの縁石に座って窓から見ていた。長堀通りに面しているので空が広い。夕暮れていく景色の中で音を聞いていると和む。

緊張感にあふれたライブと小澄源太さんのライブペインティングが終ると、横の庭にNさん夫妻が用意していたワインとつまみのテーブルのそばにどっと人がよってきた。いろんな知り合いとおしゃべり。年に一度ここで会う知り合いがいて、七夕さんやなと笑いながら乾杯。
また外に出て、AZ CATALPA、MOHIKAN FAMILY’S、わたなべゆう、のライブに耳を傾けつつ、友人としゃべったり、空を眺めたり、すごく和めていい気分。

以上が終わった後に、正面にあった小澄さんの絵を少し横に動かし、新しいキャンバスが置かれて、今川咲恵さんのライブペインティングが始まった。今川さんはずっと外で出番を待ってはったが、待ち時間が長くて大変だったと思う。藤沢祥衣さんのアコーディオンと田島隆さんのタンバリンがすごくよかった。タンバリンってあんなに多彩な音が出るとは知らなかった。
終わるころにSさんが側にきた。もう帰る時間だという。ほんまや、11時やんか。外に出てだれかれとしゃべって地下鉄へと送った。お土産もらった。
もどったら今川さんは描き終わっていた。小澄さんのと並ぶと壮観である。全然違うのに二人とも黒い色が多く使われている。

そして、KING COLUMBIAの楽しい演奏があって、細野さんの好きな曲を毎年締めくくりにやることになっている鞍掛綾子さんのダンス「素敵なあなた」。鞍掛さんのダンスはいつもいいのだけれど、今日は名付ければフェミニストダンスだわと思った。力強くしなやかで、女性のからだの美しさに心打たれた。
終わったら12時15分だった〜

今日は家の用事があるので途中で帰ろうかと思ったのだが、もう少しもう少しと思っている間に最後までいてしまったが、いてよかった。
そのまま帰るには惜しくて片付けを手伝い打ち上げのつどいに加わった。Nさんの彼女が作ったケーキが素朴でうまかった。ミュージシャンやスタッフとしゃべって笑ってたら2時半になっていた。